バッグだけじゃない!ルイ・ヴィトン2017ssコレクション
高級バッグブランドとしてあまりにも有名なルイ・ヴィトンですが、負けず劣らず服もラグジュアリーで美しいクリエイションで圧倒されます。バッグしか知らなかった方も、ルイ・ヴィトンのワードローブを見てほっしと思います。このブランドのもつ力というものを楽しんでいただけると思います。
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- B!
2017ss アフリカの旅!
2017ssのテーマは「アフリカ」と「パンク」、様々な動物をモチーフとしたプリントやレザー、見た目にもダイレクトにテーマが伝わってくるコレクション。そこにパンクのエッセンスも加えながら、ブランドの持つ端正かつ隙のない物作りで、洗練されたダイナミックな作品群を展開しています。
いざ、アフリカへ!
優雅とロック
キリンのモチーフがプリントされたシャツ、ジャストなシルエットのチェックのパンツ。素材や色使いでこれだけ落ち着いた優雅さを醸し出しています。そこに首と手首にスタッズのパンクなアクセサリーでヴィヴィットな印象を感じさせるアクセント。違う要素のアイテムを違和感なくさらっと調和せせているのは見事ですね。
あ キリンだ
これはグッとパンクのイメージをモヘアセーターで!幾何学的な模様かとよく見ると、これもキリン柄でした。モノトーンにして柄を大きくし、ロックなエッジを効かせた仕上がりに。ブラウンのウィンドーペンのパンツとの組み合わせで上品にまとめあげています。
ハードに気品を
これはカッコイイですね、クロコダイルレザーのトレンチコート。素材の持つハードでダイナミックなイメージをドンと打ち出し、それを端正なテーラリングで気品高く見せています。バッグも大きなものを合わせ、「旅」のイメージもしっかり表現しています。
リゾートにサファリ
開襟シャツにショートパンツ、リゾート感のある組み合わせのコーディネイト。シャツのショルダーやウエストのベルトでサファリっぽいイメージを出して、さりげない「アフリカ」を表現しています。こんなリラックスした雰囲気の中でもラグジュアリーなイメージをしっかり出しています。
ゼブラブルー
シューズとジャンパーをゼブラ柄でマッチング。主張しすぎないブルーがモノトーンの中で美しく映えています。ゼブラ柄も大きさや配置の方向でとてもシャープなイメージを出していますね。アイテムのコーディネイトでパンク感も出ています。
もひとつゼブラブルー
こちらも同じゼブラ柄のアイテム、ジャンパーをシャツに代え、パンツもシューズも落ち着いたベーシックなものにするだけで、全く違う印象になりますね。大人の休日な雰囲気が出ています。
小さめのショルダーバッグに控えめに?ゼブラが居るのがカワイイですね。
アフリカンパンク
トップス、ボトムともにチェック柄で合わせたコーディネイト。ファスナーやベルトのアクセントもパンクなイメージが強く現れています。しかし上下ともに柄をもってくることと、その色彩の絶妙さのせいでしょうか、どことなくアフリカンな印象も与えています。
引きのスマートさ
黒のジャケットとパンツ、白いTシャツ。スッキリ爽やかにまとめたスタイリングです。ネックのチェーンでパンクのイメージを、シューズのゼブラ柄でアフリカのエッセンスを、それぞれさりげない部分でテーマを表現し、引いたカッコよさを見せています。ジャケットの襟やポケットのエッジのホワイトが、さらにシャープな印象を加えています。
旅はまだ続く
いかがでしたでしょうか、2017ssは「アフリカ」と「パンク」、異なる要素をテーマにし、それぞれのイメージを明確に主張しながらも美しく融合されたコレクションでした。
このメゾンの歴史と伝統の中で「旅」への情熱を一貫して見せてきたルイ・ヴィトン。毎回色々なテーマで服作りはされていますが、その中でも必ず「旅」が根底にどっしりと腰を据えていいます。
いつか全身ルイ・ヴィトンで世界を旅してみたいですね。