バーでお酒を心ゆくまで楽しむため知っておきたいマナー
バーで一杯飲む。一人前の男として憧れる振る舞いといえるでしょう。ですが、今まで一度もBARに行ったことがない人がもしかしたらいるかもしれません。そんな人にバーに行くときに注意してほしいことやBARでどんな会話を楽しめばいいのかなど、まとめます。
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バーには何人くらいで行くのがいいのか?
バーとは簡単に言えばお酒を楽しみ日常と違う空間で何かを求める場所。居酒屋と違うのはお酒と一緒にバーの空気や雰囲気も楽しんだりする場所。大勢でわいわいと騒ぐのに不向きですので1人か2人、多くても3人までで行くのがいいでしょう。
理由はバーの造りにあります。バーのメインはカウンターです。バーでもテーブル席を用意をしていますが数は多くありません。よって3人以上になると、お互いの会話の声が大きくなってしまうので少人数でお酒を楽しむ場であるBARの造りからすると1人か2人で行くところといえます。
BARの歴史
バーの歴史は意外と古く、原点は中石器時代と言われています。人類の祖先は昼は狩猟に出かけ、夜になると洞窟で身を寄せ合い、肉を焼き、蜂蜜酒を飲んで夜が明けるの待っていたそう。そこでもてなしの空間が生まれたという説があります。
バーという言葉が誕生したのは諸説ありますが、19世紀のアメリカで所謂西部劇に出てくるサロンで荒くれ男たちを相手に境界線を引くために一枚の板(バー)を置いて酒を振る舞ったのがバーの最初と言われてます。
バーの値段の相場は幾らくらい?
バーの値段で、先ず覚えておきたいのはチャージ料です。バーのチャージは500円から高い所で2000円くらい。チャージ料は明示しているお店が多いので確認しておくか、バーテンダーさんに聞くのも構いません。
お酒の値段はこれも様々ですが、カクテルですと1000円から2000円くらいが多く、ウイスキーですと銘柄によって変わってくることが多いです。バーで一回飲むときの相場は3000円から4000円くらいと言われています。また、1時間で3杯くらいが目安と言われていますが、これは決まりではありません。
但し、注文もしないのに長居をするのはお店の迷惑になるので、飲まないなら次のお客のために席を空けるのがマナーです。
初めてバーに行った時はどうしたらいい?
バーは敷居が高いイメージがあるでしょう。行き慣れている人も初めてのバーに行くのはドキドキするものです。扉を開ければバーテンダーが声をかけて席へと誘導してくれます。その席に座るのが一番。なぜならバーでは常連客がどの席を好むのかをバーテンダーが把握している場合もあり、その席を空けておく時があります。なので、特に初めてのバーでは自分で空いてる席に座るのは避けた方がいいでしょう。
席に座ると最初一杯を注文しますが、最初にどんなお酒がいいかはお好みではありますが、初めてのバーで「おまかせ」は避けた方が無難です。「おまかせ」はお客であるあなたのお酒の好みなどバーテンダーは一切知らないので、どんなお酒がいいのかわかりません。ですが、バーによってはどんなお酒が好みか?などを聞いてくれるバーもあります。そこでカッコつけずに自分の好みをいえばバーテンダーが好みのお酒を作ってくれるので遠慮なく言ってしまいましょう。
居酒屋にもあるようなジントニックやモスコミュール、ハイボールなどを注文しても構いません。特にジントニックはジンとトニックウオーターを混ぜるだけの単純なカクテルですが、ジンと氷の加減で大きく味が変わるカクテルです。普段飲んでるお酒を頼んで違いを味わうのもバーの楽しみ方の一つといえるでしょう。
店内ではどう過ごせばいいのか?
結論から言いますとその人次第です。一人でお酒を楽しむもよし、バーテンダーと会話を楽しむもよし、雰囲気を楽しむのもよしといえるでしょう。マナーとして大声を出したり、吐くまで飲むのは止めてください。
酒の大御所といわれている坂口謹一郎氏は「愛酒楽酔」の中で「酒に酔う事を良しとしないから酔わないようにしているが、心許した友と酔うことを共にするのは人として楽しい。この差は言葉で尽くせないほど微妙な差である」といったようなことを記しています。これがバーの究極の楽しみ方なのかもしれません。
お会計はどうしたらいい?
最後にお会計。会計を頼むタイミングは難しいものです。バーによってはバーテンダーさんが察してくれたりしますが、そうでないところもあります。一番スマートに行くのは次の一杯を聞かれたときに告げるのがいいでしょう。
その時、指でバッテンマークを作るのはマナーとして褒められたものではないので避けてください。支払いは席で行われることが多いです。その時に現金かカードかどちらがいいかと言われるとカードは手数料をお店が支払うので現金がいいですが、手持ちがなければカードで支払っても構いません。
バーを楽しむのは誰にでもできる
ここまでバーでの楽しみ方を書いてきましたが、注文の仕方やマナーもそんなに堅苦しくなく常識的なものばかりだったと思います。常識的なマナーを守れば誰でもお酒を楽しめる場がバーです。バーの空間でお酒を楽しめるようになればお酒の楽しみ方も広がります。あの重い扉は癒しの空間。お酒を楽しみ、癒されましょう。
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WEBで様々な記事を書いてるフリーライターをしています。稼いだお金はアルコールと食べ歩きに消えてしまうことが多い。