憎まれっ子は世にはばかる！ワルい男のおすすめ映画5選！

見ていてスカッとする作品に触れよう

アクション、ラブストーリー、ヒューマンドラマ・・・さまざまなジャンルの中から、今回ご紹介するのは悪い男が活躍するエンターテイメント作品。見ていてスカッとする作品ばかりなので、ぜひチェックしてください。

1.『アメリカン・ハッスル』（2013/デヴィッド・O・ラッセル 監督）

悪徳詐欺師のアーヴィンは愛人で相棒のシドニーと一緒に逮捕され、その罪を見逃す代わりにFBI捜査官のリッチーに手を貸すことになります。アトランティックシティ市長の汚職を暴くためのおとり捜査を始めるアーヴィンたちでしたが、アーヴィンの妻ロザリンがシドニーへの嫉妬心からその計画を邪魔してきて…！
というストーリーですが、アーヴィンはもちろん登場人物が全員どこかワルでハチャメチャで、ものすごく笑えます。実際に起きた「アブスキャム事件」という事件を元にしていているのですが、こんな事本当にあったの？と思うほどぶっ飛んでいます。夢中になって一気に見てしまう事間違いなしのエンターテイメント作品です。

2.『仁義なき戦いシリーズ』（1973～1974/深作欣二 監督）

公開当初から今に至るまで、根強いファンを増やし続けている仁義なき戦いシリーズ。戦後の広島を舞台に、やくざ同士の抗争、暴力に生きる男たちのドラマを描きます。
やくざという反社会勢力の話ですが、仁義を貫く主人公、広能を初めとして魅力的な登場人物が勢ぞろいです。こちらも実際に起こった広島を拠点とする一連の抗争事件を元に作られた作品です。作中にもやくざならではの専門用語などが頻繁に出てくるのは、制作当時に脚本家が非常に綿密な取材を行ったからです。実際にやくざに取材だなんて、現代では考えられませんね。日本が誇る代表的な任侠モノですので、一度は見ておきたい作品です。

3.『アウトレイジ』（2010/北野武 監督）

こちらは「平成版、仁義なき戦い」とも言える北野武監督による作品です。キャッチコピーにもあるように登場人物は「全員悪人」です。昭和の任侠映画にあったような義理と人情の世界は過去のもの。もはや警察官までも悪人で、誰を信じればよいのかも分かりません。全編を通して暴力と騙し合いが続きます。息もつけないほどのスリルと面白さです。最後に笑うのは誰でしょうか。
ちなみに、北村総一朗が演じた山王会会長・関内の邸宅は、北野監督の親友、所ジョージが所有する別荘を借りて撮影したそうです。カンヌ国際映画祭ではブーイングの嵐であったそうですが、やはりやくざの世界というのは西洋から見ると異様で受け入れ難いものなのかもしれませんね。

4.『ジャンゴ 繋がれざる者』（2012/クエンティン・タランティーノ 監督）

とある理由から賞金稼ぎで歯科医のキング・シュルツと共に行動するようになった黒人奴隷のジャンゴ。彼の目的は、奴隷として売り飛ばされた妻のブルームヒルダを助け出すこと。シュルツと共に、ブルームヒルダが働く農場の主であるカルヴィン・キャンディのもとに向かいます。果たしてジャンゴはブルームヒルダを助け出すことができるのか？
正義という概念を踏みにじり、血で血を洗う165分はタランティーノらしさが全面ににじみ出ています。アカデミー賞脚本賞、シュルツ役のクリストフ・ヴァルツが助演男優賞を受賞し、世界的に注目された作品です。

5.『悪いやつら』（2012/ユン・ジョンビン 監督）

釜山の税関で検査課主任として勤務するイクヒョンは、夜の巡回中に大量の覚せい剤を見つけます。覚せい剤の密輸を思い付いたイクヒョンは、釜山の裏社会を取り仕切るヒョンベに取り引きを持ち掛けます。持ち前の調子の良さや人当たりの良さ、人脈を辿って裏社会の頂点へと登り詰めていくイクヒョンですが、仁義を重んじるヒョンベは次第にイクヒョンに対しての不信や不満を募らせていき…。
小ズルくて、気が小さく、調子の良いイクヒョンはまさに小悪党と呼ぶのにふさわしい存在です。
そんなイクヒョンに振り回され、損な役に回ってしまうヒョンベが思わずかわいそうになりますが、そもそも極道のヒョンベも決して良い人ではないんですね。どこまでもズルくてワルいイクヒョンの行く末に注目です。

まとめ

いかがでしたか？映画などのフィクションの悪役ってなぜか憎めないですよね。やりたいことを思い切りやって人生を楽しんでいる彼らの姿は見ていて清々しくもあり、羨ましくもありますね。今度の週末は「ワルい男」の映画で思いっきりスカッとしませんか？