戦略コンサルティング力を高める本【厳選5冊】
戦略企画部の方や営業統括部・生産統括部に所属の方で、戦略構築にお悩みの方はいるかと思います。そこで、今回は戦略コンサルティング力を高める本を紹介します。コンサルタントで参考にしている方も名著を厳選しましたので是非参考にしてみてください。
- 17,909views
- B!
マッキンゼー現代の経営戦略
1979年にマッキンゼーが発行した戦略コンサルティングの主な6手法について解説した教本。
それぞれの手法の説明において、フレームや検討すべき論点が非常に丁寧にまとめられています。
古い本ですが、筆者は悩んだ時にはとりあえずこの本に立ち返えるようにしており、とても使える本だと思っています。戦略検討をする方はもちろん、外部のコンサルタントを有効活用したい場合に用いることもできると思います。
ちなみに、比較的入手しづらい本でしたが2014年に新装版が発行されています。
戦略策定概論―企業戦略立案の理論と実際
こちらはマッキンゼー出身者による経営戦略策定のセオリーが紹介された本。
戦略の定義から始まり、企業戦略(アンゾフ、PPM等)、事業戦略(製品市場戦略、マーケティング戦略)、機能別戦略(生産、技術、営業等)について、体系的に理解できます。
「現代の経営戦略」と合わせて読むとより深く理解できると思います。
BCG戦略コンセプト
BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)による競争優位の源泉を構築するためのポイント、及びその検討ツールとして6つの戦略コンセプトが解説されています。
前述の2冊が戦略策定アプローチの解説であるのに対し、この本は自社の優位性を強固にするために考えるべきことが理解できる本です。
上記の3冊ともに新しい本ではありません。
ただ、今もなお色褪せず利用価値が非常に高い本です。
戦略コンサルティング力を高めたいと思う方は是非この3冊からスタートすることをお勧めします。
経営の戦略
経営戦略論の祖ともいえるマイケルポーターによる、競争戦略論の考え方をまとめた名著。
こちらもかなり古い本ですが今でも十分に使えます。
前半で戦略を構築するためにするべき分析、そして後半では戦略における一般的な考察すべきポイントや考え方を教えてくれます。
初学者はもちろん、再度復習する際にも一度読む価値は十二分にある本です。ぜひ読んでみてください。
競争優位の戦略
こちらもマイケルポーターによる競争優位を確立するために必要な戦略を学ぶことができる本です。
競争優位を実現するために、まず分析すべき競争状況を把握するファイブフォース分析や、社内で構築すべきビジネスモデルとして価値連鎖に着目しています。
前述の競争の戦略同様、初学者はもちろん一度こうした枠組みを勉強した方にもおすすめします。
この記事のキーワード
この記事のライター
日本一即戦力な公認会計士、を目指しています。大手監査法人⇒米国留学⇒経営コンサル公認会計士&TOEIC900超に加え、最近は経営能力など、知の経験値稼ぎに絶賛邁進中。様々知識を身につけるべく、読書とグルメめぐり(一流レストランからB級まで幅広く)が大好物