スーツへこだわりを持つなら一着は持っておきたい「トムブラウン」着こなし術！

世界が注目するスタイリッシュなハイブランド

2001年にシグネチャーブランドを立ち上げて以降、2004年にニューヨークコレクションにてプレタホルテ「高級既製服」を始動、翌年2005年に「Fashon Group Inernationl」のライジングスターアワード、メンズ部門賞受賞。同年2005年CFDA/VOGUEファッション基金アワード準優勝。CFDAメンズデザイナーオブザイヤーは2006年、2016年も受賞しています。このブランドが提案するドレススーツスタイルは今や世界中で爆発的に浸透しています。

グレースーツより魅力的なものはない

ブランドの代表的なスタイルでもあるグレースーツスタイルはトム・ブラウンがもっとも愛している着こなしです。まるでスーツをユニフォームのように着用し、それまで普遍的だったスーツの概念を破ったのがこちらの着こなしです。
デザイナーのトム・ブラウンは「グレースーツは飽きることはない」という持論を持っています。実際、グレーは色味や彩度を変えるだけでも多種多様に変化します。グレンチェックやタータンチェックなど同系色で柄を入れることにより更に幅は広がります。

そしてグレースーツの魅力は同系色に留まりません。赤や青といった幅広い色にも対応します。グレーでは顔がぼやけてしまう方は、あえてジャケットをブルーにしてしまうのもいいでしょう。明るい色をジャケットに使用すればトラッドに。濃い色を使用すればクラシックになります。

メガネやサングラス、靴を用いるのもオススメですがネクタイピンもオススメです。トム・ブラウンのアイコンであるトリコロールカラーがデザインされたネクタイピンは普段のスーツをハイファッションへと昇華してくれること間違いありません。

ルールを破ることこそがブランドルール！

トム・ブラウンはスーツに対して並々ならぬこだわりを持っています。そしていくつかのルールが存在します。
まず一つ目はトム・ブラウンのスーツは通常のスーツよりも着丈の長さが短めに設定させていることです。そのため、ボタンの位置も通常より高くなっています。そしてトム・ブラウンのこだわりはミドルボタンのみ留めること。

二つ目はジャケットの下に着るシャツはオックスフォードシャツが基本になることです。シャツのカフスは2分の1袖口から見えるように着用します。三つ目は襟元は第一ボタンを外しブランドアイコンのトリコロールカラーが見えるようにすること。その上でネクタイをラフに巻きます。上記の三点を意識した上で、更に細かくこのブランドにこだわりたい方は、更にルールを追加します。ポケットのフラップは出しておくこと。ネクタイピンは襟からウエストの2分の1部分で留めることなどです。

トラウザーズに関してはシューズから1.5〜3インチ(約3.8〜7.6cm)上へ裾を設定します、裾はダブルの場合2.75インチ(約7cm)の幅、足元はノーソックスか黒いソックスで。トム・ブラウンは「男性の足首は、女性にとって胸の谷間のようだ」と語っています。

ここまで細かく説明しましたが、トム・ブラウンはこうも語っています。「ルールを破ることは素晴らしいこと」。ルールに囚われない概念こそがトム・ブラウンを着こなす流儀だとデザイナーが語っているように、自分に見合う着こなしを徹底的に追求していくのもいいでしょう。

服で遊び尽くしてこそ一流

2016年トム・ブラウンは新たにスーツの概念を覆しました。海水浴やバカンスをスーツで楽しむことをコンセプトに新たなコレクションを発表しています。パステルカラーを使用した色とりどりのスーツ、太陽や海をイメージしたものだど実に様々は服が展開されました。スーツはビジネスに着用するだけではないことを思い知らされます。

いかがでしょうか。スーツの概念をトムブラウンで思い切り変えてみませんか？