夏に見れば涼しくなれる!?怖い海外ドラマおすすめ5選
暑い夏。フェスやアウトドアでアクティブに過ごすのもいいですが、時には部屋でゆっくり海外ドラマ鑑賞はいかが? 今回は、背筋が凍るような怖~い海外ドラマ5つをご紹介。お好みの作品を選んで、涼しい気分を味わってください!
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「怖い」の種類も作品によってさまざま。好きなジャンルを選ぼう
一口に「怖い」といっても、方向性はいろいろありますよね。ホラーやサイコスリラー、サスペンス…。また、「怖さ」の種類も視覚的なものから、精神に訴えてくるものまでさまざまです。あなた好みの「怖い」はどれですか?
アメリカン・ホラー・ストーリー
大人気ミュージック・コメディ・ドラマ「glee/グリー」のクリエイターが放つスリラー。巧みな演出とストーリーテリングは数々のTV賞でも評価が高く、背後から忍び寄るような恐怖を感じられます。ホラーですが、オシャレでエロティックな雰囲気も魅力。
シーズンごとに設定がガラリと変わるので、どのシーズンから見始めても楽しめるのも特徴です。シーズン1では、邪悪な「何か」が住み着く洋館に引っ越してきた一家の恐怖。シーズン2では、精神異常と診断された犯罪者たちを収容する、精神科病棟の常軌を逸した日常が描かれています。
シーズン5からは、レディー・ガガが出演のニュースも。なんでも彼女は「アメリカン・ホラー・ストーリー」のセンスや世界観が大好きで、自らプロデューサーにアプローチして出演が決定したとか。今後の展開にも目が離せない、注目のシリーズです。
X-ファイル
1993年にスタートした超常現象サスペンスドラマ。FBI(アメリカ連邦捜査局)のX-ファイル課に所属する捜査官、フォックス・モルダーとダナ・スカリーが、科学では説明がつかない超常現象に挑んでいく様子が描かれています。2016年には13年ぶりの新作TVシリーズも製作され、再び注目を集めていますね。
「X-ファイル」とは「未解決事件」のファイルのことを意味し、作品内にはUFOや心霊現象、都市伝説に超能力まで、あらゆる怪事件が登場。スリリングな内容で大ヒットを記録しましたが、時には米国政府のタブーに深く切り込みすぎて、FBIから「警告」を受けたこともあったのだとか。幽霊やUFOなどに懐疑的な人でも、このドラマを見た後は信じずにはいられなくなる…そんな真実味が怖さの秘密。
また、「変人捜査官」と呼ばれるモルダーと、医師免許を持ち“科学命”のスカリーの凸凹コンビが、シーズンを経るごとに名コンビに成長していく様子も、ドラマの内容とあわせて見どころです。
ハンニバル
有名サスペンス小説“ハンニバル・レクター”シリーズにインスパイアされた、サイコサスペンス・ドラマ。映画「羊たちの沈黙」でおなじみのレクター博士は、いかにして冷酷な殺人鬼になったのか…。彼が一流の精神科医としてFBIの連続女性誘拐事件の捜査に協力しながら、その本性を覗かせていくさまを丁寧に描いています。
作品の見どころは、心に闇を抱える犯罪プロファイラー、ウィル・グレアムとレクター博士の精神的攻防。レクターの異常さにいち早く気づいたウィルは、周りにそのことを主張するも一向に信じてもらえず、精神障害者扱いされてしまいます。真犯人がわかっているのになかなか暴かれない…。そんなもどかしさも手伝って、見始めたら止まらなくなるはず。
また、レクター博士の自宅を訪れた際にふるまわれるディナーコースに使われているのは、人肉…。料理を味わいながら、その素材について喜々として語る博士の様子が怖すぎます。
若かりし日のレクター博士を演じるのは、デンマーク出身の俳優マッツ・ミケルセン。「北欧の至宝」と呼ばれるだけあって、とても上品で美しい方なのですが、そのキレイさが逆に恐怖を加速させています。
GRIMM/グリム
童話をモチーフにした、新感覚ダーク・ファンタジー。“題名がおとぎ話っぽいから”と中身を確認せずに見ると、だいぶ痛い目にあうかもしれません…。
物語の舞台は、オレゴン州の森に囲まれた街・ポートランド。殺人課の刑事ニックはある時、街の中で、美しい女性の顔が恐ろしいモンスターのように変貌する様子を見てしまいます。実は、ニックは「グリム童話」の作者として知られるグリム兄弟の末裔。その不思議な力を駆使して、魔物たちと対決していくのですが…。
“誰が敵で、誰が味方かわからない”というスリリングな状況に加え、あまりにもリアルに表現された魔物たちのビジュアルも、このドラマの見どころ。「身の周りに、もしこんな魔物がいたら…」想像するだけで、後ろを振り返りたくなってしまいます。
ニックの相棒である狼人間・モンローのように、ちょっと間抜けな魔物もいるので、彼らを見ている間だけは癒やされますね…。
クリミナル・マインド
アメリカの各地で起こる凶悪犯罪に、FBIのプロファイラーユニット「BAU(行動分析課)」の精鋭メンバーたちが挑む犯罪捜査ミステリー。犯罪を繰り返すシリアル・キラーの行動を、膨大なデータに基づいて予測。いかに先回りして彼らを逮捕するか…というスリリングな頭脳戦が繰り広げられます。
このドラマの魅力は、ストーリーや演出に過度な装飾がなく、事実だけが淡々と描かれていくところ。シリアスでスピード感あふれる捜査に、気づいたら引き込まれているでしょう。
恐ろしいのは、シリアル・キラーの犯行が怨恨や金銭目的ではなく、殺人や監禁を繰り返すことで自分の欲望を満たそうとしているケースが圧倒的に多い点。彼らは普通の人間と同じように生活していて、いつ、誰を襲うのかわからないのです…。
本当に怖いのは、幽霊や超常現象より人間なのかもしれない、と気づかせてくれる作品です。
あなた好みの「怖い」はどれですか?
「怖い」と一口に言っても、さまざまな恐怖のジャンルがある海外ドラマ。お好みのものは見つかりましたか?
どれも見始めたら止まらなくなる良作ばかり。背筋が凍るような恐怖を、存分に味わってみてください。
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この記事のライター
海外ドラマと、音楽と、猫が好き。雑食系の週末ライターです。