【現代アートのすすめ】村上隆も魅了された「ジョシュア・ネイサンソン」”買い物”がテーマの日本初個展開催!
ジョシュア・ネイサンソンの日本初となる個展「MAKE MEMORIES WITH THE BUNNY」が、2016年5月27日(金)から6月23日(木)まで麻布・カイカイキキギャラリーにて開催されます。
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現代美術家・村上隆の運営する「カイカイキキギャラリー」
©村上 隆
村上 隆(むらかみ たかし)は、1962年(昭和37年)2月1日 - )の日本の現代美術家、ポップアーティスト、映画監督です。目玉のアートで有名ですね。ルイ・ヴィトンともコラボレーションしていました。そして彼は有限会社カイカイキキの代表取締役でもあり、若手アーティストの育成を行っています。ちなみに、カイカイキキは2015年(平成27年)の時点では、まんだらけの発行済株式総数の1.69%を保有する、第9位の大株主でした。
そのカイカイキキが運営しているギャラリーがカイカイキキギャラリーです。日本国内外と9つのギャラリーを保有しています。
これまでの展示
風景画とエロスの対比「フリードリッヒ・クナス個展」(2016年4月15日〜 5月12日)
『A Fucking Landscape』2015, Acrylic and charcoal on canvas, 66×94.5
©Friedrich Kunath
出典:s.eximg.jp
©Friedrich Kunath
歴史的な風景画と、エロスや風刺、スラングといった対立要素が組み合わさると、どのようなアートが生まれるのか…。ドイツ人アーティストが起こすそんな化学反応を提供した個展。
フリードリッヒ・クナスは、旧東ドイツ生まれのヴィジュアルアーティスト。絵画からビデオまで幅広いメディアを用いて人生の浮き沈みを描き出すという感情に訴えかける作品が彼の特徴です。
この展示では、ドイツのロマン主義を思わせる風景画に、エロティックなイラストや、皮肉や風刺、スラングを含む短いパッセージが描き込まれた10作品が展示されました。
村上隆は「つげ義春的なシュールさと、水木しげる的な土着な匂いに、ドイツ的なフレーバーがかかっていて、そして呑気に返って行く……みたいな」と彼の作品を表現していました。
2016年5月27日(金)〜6月23日(木)の期間はジョシュア・ネイサンソン個展を開催。
©Joshua Nathanson
ジョシュア・ネイサンソンはロサンゼルスを拠点として制作活動を行うアーティストです。彼のモノクロ作品は村上隆の展覧会、「村上隆のスーパーフラット・コレクション ―蕭白、魯山人から キーファーまで―」にも出展されたことがあり独特な雰囲気が人々を魅了します。
本展は、村上隆によるオファーで実現し、テーマは「ショッピングという体験」。ショッピングの中でふと立ち止まり感じる爽快、美、圧倒、強烈などの感覚を作品に落とし込みました。ロサンゼルスのショッピングセンターで取られたスケッチをもとに、描かれた最近作を含む10点余りが展示される予定です。
©Joshua Nathanson
今回がジョシュア・ネイサンソン国内初の個展です。エアブラシやコンピューターソフトなどを駆使して作られた作品は、独特の色合いやメッセージ性があります。先日まで開催されていた『村上隆のスーパーフラットコレクション』にも出展され、村上自らオファーにより個展が実現しました。「ショッピングという体験」というテーマで描かれたペインティング10点はルーティーンとも言える購買行為を再認識する機会になりそうです。
【個展詳細】
「ジョシュア・ネイサンソン 個展 MAKE MEMORIES WITH THE BUNNY」
期間:2016年5月27日(金)〜6月23日(木)
※日曜、月曜、祝日は休館日。
時間:11:00〜19:00
場所:カイカイキキギャラリー
住所:東京都港区元麻布2-3-30 元麻布クレストビルB1
日常の中に非日常を
私たちとアート作品との対峙はは日常の中で “非日常” に出会う体験です。
そこから、明日への意欲やささいな幸福など様々なインスピレーションを受けることができます。そんな非日常とカイカイキキギャラリーで出会ってみませんか。
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この記事のライター
はじめまして。生活に寄り添うモノが好きです。おほしんたろうさんに最近はまりました。