世界のおしゃれファッショニスタ「マイケル・バスティアン」から学ぶ着こなし術
日本ではGAPとのコラボレーションやユニクロとのコラボで知られるマイケル・バスティアン。キャッチーなプリントと印象的な色使いが素敵なこのブランドのコレクションとデザイナーから、おしゃれな着こなし方のコツを学んでいきます。
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一筋縄ではいかないベーシックスタイルが魅力
アメリカのニューヨークで生まれたマイケル・バスティアンはサザビーズ、ティファニー、ラルフ ローレンなど、世界的に知名度と品質の高さを保っているブランドでキャリアを積み、ファッションの荒波の中で揉まれるうちに自分のスタイルを確立させていくようになった。
彼のデザインのベースにあるのは、アメリカン・トラッドスタイルです。シンプルなデザインの中に見られる小さなうねりがデザインの中の抜け感となり、遊び心が感じられるもののベーシックアイテム隣っています。
デザインに可愛らしさが感じられるキャッチーさを取り入れながらも、イタリアを中心に作られる高品質なアイテムは大人のための一品になっています。質の高さは素材感や肌さわりからも感じることができ、アメリカ・カナダ、ヨーロッパ・日本を中心とした世界中のファッショニスタたちから愛されています。
マイケル・バスティアンはユニクロとコラボをしたことで多くの日本人に知られています。
無地のトップスに色の異なるラインを胸元にあしらったデザインなど、マイケル・バスティアンらしさの感じられるアイテムをユニクロからお手頃な価格で買えるということが最大の魅力となりました。
そんなブランドの創設者兼デザイナーであるマイケル・バスティアンのコーディネートルールは「大人スタイルをお茶目に着崩す」というものです。
今回はそんな彼から着こなしのルールやコツを学んでいきましょう。
鉄則①:シンプルスタイルの中のワンポイント
大人メンズのおしゃれスタイルの基本中の基本であるジャケットスタイル。
ジャケットスタイルはドレッシーに着られることが多いので、ここはあえてジーンズを合わせて抜け感を作るのがおしゃれポイントです。
ジーンズはネイビーのものが一般的ですが、あえてグレージーンズを合わせることでどことなくドレスパンツのような雰囲気も残しています。
さらに、足にフィットするようにデザインされたこの細身のパンツ、パンツのサイドにブラウンのラインが入っているのです。
ベーシックに見えるのに、さりげなくラインを入れることでどことなくスポーティな雰囲気もプラス。シンプルスタイルの中にワンポイントを入れるのがマイケル・バスティアンスタイルの鉄則です。
鉄則②:ワンポイントはボーダーが使いやすい
ネイビーのセーターの襟元・袖口からシャツをチラ見せし、ウールの混ざったパンツを合わせたこちらのスタイル。もはやメンズ秋冬コーデの鉄板スタイルですよね。
しかし、鉄板スタイルだからこそ周りの人とかぶってしまう危険性も高まってしまいます。
そこで、裾の部分にさりげなく白のボーダーラインをあしらったニットをチョイス。無難にまとまりがちなニット&シャツコーデですが、ボーダーラインが入ることで急にトラッドな雰囲気が強まります。
また、やや赤みの強いブラウンベルトをトップスの下からチラ見せ。さらにシューズの色を合わせて色使いの上手さも一緒にアピールしています。
シューズからチラッと見える黄色のソックスがやんちゃ感をさらに加えています。
鉄則③:2カ所以上で同じ差し色を取り入れる
モスグリーンのニットとカーゴパンツを合わせた男らしさの強いミリタリーカジュアルコーデは差し色を加えることでおしゃれな着こなしにしています。
ニット帽とシューズの靴紐の色を赤色で揃えることで色使いの上手さを演出。
グリーンのジブさの印象が強いので、赤の差し色がコーディネートの印象を変える上で大きな役割を果たしています。
ブーツはマウンテンブーツを合わせているのでアメリカンカジュアルな印象が強いので、これを少しドレッシーなレースアップのブーツにするとトレンド感もしっかり抑えた着こなしになることでしょう。
鉄則④:キャッチーなキャラクターは外しの大定番
キャッチーなイラストニットは大人の男性のモテアイテムだということを皆さん知っていますか?
大人っぽさの漂う人が着ると、その雰囲気からは想像しない姿に多くの女性はギャップを感じてときめいてしまうのです。
首の詰まった今年流行りのデザインなので一枚で着るのはもちろんですが、インナーにシャツを合わせてかっちり感をプラスするのもおすすめです。
遊びが効いているからこそニット以外のアイテムはグレーで統一すると大人シックな着こなしになるでしょう。
この着こなしでは赤のダウンにブラウンのブーツを合わせていますが、よりクラシカルにまとめたい時はベストは着ずに、足元もローファーなどを合わせるとまた違った雰囲気で着こなせるはずです。
鉄則⑤:定番ジャケパンスタイルは色や柄でお茶目に
ジャケットにパンツというメンズの定番スタイル。清潔感のある雰囲気とかっちりとした印象から様々なシーンで着られ、今ではほとんどの男性が着用するスタイルになりました。
しかし、多くの人が着用することからあまりおしゃれ感の感じられないスタイルになってしまっているという課題が残っているのがこのスタイル。
そこで、色や柄のアイテムを取り入れることで一気におしゃれ度の高いコーディネートを完成させます。
ジャケットはチェックのものを。中にはベストを合わせてトラッド要素を高めに設定。
さらに赤のパンツを穿き、グレーのトップスと合わせることでブリティッシュトラッドなテイストの強い着こなしに。
インナーのシャツはあまり見かけないベージュのものをあえてチョイス。黒のやや細めのネクタイを締めてシャツが着こなしから浮かないようにしているのがポイントです。
オリジナリティのあるイタリアンスタイルも作れる
イタリアンダンディなスタイルは男らしさ・上品さ・色気の三要素が揃っていることから多くの男性が憧れています。
しかし、時として彼らのスタイルはあまりにかっちりし過ぎてしまったりとカジュアルなOFFスタイルでは取り入れにくいことも。
そんな時には今までのマイケル・バスティアンの着こなし術を参考にしてみてください。
彼らのデザインはかっちりとした大人スタイルを品は保ちながら、それでいておしゃれに見せてくれるので多くの方が等しく参考にできることでしょう。
今年の秋冬はトレンドを追いながら、しかし自分のスタイルをそれずに、遊び心を加えたおしゃれスタイルを作り上げていってください。
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この記事のライター
東京生まれ大阪育ちの慶応義塾在学の女子大生です。グルメ、ファッション、あとは旅行が大好き。でも実は、それと同じくらい手の綺麗な人が好き!