群馬大好きジャズピアニスト山中千尋
大胆さと繊細さを上手に取り入れた上質な日本人ジャズピアニストである山中千尋の魅力に迫ります。
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人間的な魅力
アメリカで活動する日本人ジャズピアニストの中でも、人間的な面白さを兼ね備えたのが、山中千尋かもしれません。
大胆さと繊細さを上手に取り入れた上質なジャズピアニストとしての実力はもちろん、彼女の、人としての魅力も織り交ぜながら、ジャズピアニスト山中千尋の魅力に迫ります。
地元桐生の名物「八木節」
彼女は群馬県桐生市で育ちます。
日本はもとより世界でも知られるジャズピアニストになった今でも、彼女にはこだわりがあります。
コンサートの最後は地元桐生の名物「八木節」で締めます。
また、今でも毎年群馬でのライブを行い、地元桐生の中学生との合同演奏、記念歌の作曲、ぐんま観光特使を務めるなど、とにかく群馬、地元への貢献を意識しています。
地元への貢献は自らの成長と再確認のためとも言っていますが、この姿勢は、彼女のジャズピアニストとして人気だけでなく、人間性も評価されてのものなのかもしれません。
彼女のコンサートに行くと、もちろん実力に惹かれるのはさることながら、その軽妙なMCに惹かれて一気に彼女の虜になる人は実際に多いです。さらに、それをきっかけにブログや媒体を通じて彼女の面白さに益々惹かれていくファンが多いというのも彼女の特徴のひとつでしょう。
八木節
ジャズのスタイル
もともと1歳の頃からピアノを習い、高校も大学も音楽系に通い、いわば音楽漬けの毎日を送っていました。
しかし、彼女がジャズピアニストを志したのは、意外にも遅く、大学卒業でした。
クラシックピアノを先行してきた彼女がジャズに転向した理由は「ジャズの自由さ」。
バークリー音楽大学院で学んだ後、日本でのデビューは名門「沢野工房」から出した『Living Without Friday』でした。
新人にも関わらず、一気にジャズランキングの1位になるという快挙を成し遂げ、ここから彼女のジャズピアニスト人生は始まり、今では日本人で初めて、アメリカの名門デッカ・レコードと契約するアーティストになりました。
おすすめの一枚
彼女のことを知らずに聞くとすれば、やはり八木節が入っている1枚をお勧めします。
移籍1枚目である『outside by the swing』は、彼女の激しさがない分、彼女らしくないと評する人もいますが、聞いてほしい1枚ではあります。
iTunes Store で 山中千尋「アウトサイド・バイ・ザ・スウィング」の曲をプレビュー。 「アウトサイド・バイ・ザ・スウィング」をプレビューして ¥2,100 で購入。曲は ¥250 から。
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