前髪のセット方法【簡単セットからキープ術、アイロンを使った巻き方まで】
トレンドや季節に合わせて変えていきたい前髪ですが、重要なパーツだけに悩むことも多いと思います。この記事では前髪の長さ別の印象やセットのポイント、前髪キープのコツを解説したのち、おすすめの前髪スタイルを紹介していきます。前髪に関する全てがこの記事に詰まっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
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アイキャッチ画像出典:www.pinterest.jp
前髪が印象を決める
前髪は顔の大部分を占めると言うこともあり、人の印象を決めるのに非常に大きな役割を果たします。また、シーンやトレンド、季節によって前髪を使い分けられるようになれたら毎朝のセットを決める際にも便利だと思います。
そこで今回は前髪の長さごとに変わる印象や前髪セットのポイント、前髪をキープさせるコツなどを伝授しつつ、おすすめの前髪スタイルを紹介していくので、どなたでも参考にしてみてください。
前髪の長さで変わる印象
通常の長さ
ちょうど眉毛のあたりまである前髪が、長くもなく短くもない一般的な前髪の長さです。仕事でもプライベートでも様々なシーンやシチュエーションで使える前髪なので、迷ったらスタンダードな長さでいいでしょう。
ちなみに、作りたい前髪のニュアンスでは前髪をカールすることもあると思います。そんな時に切りっぱなしの状態でこの長さであれば巻いてしまうとオン眉になってしまうので、ご自身の作りたい前髪に合わせて長さに余裕を持たせたりしてみてください。
眉上
眉上長さの前髪だと顔の面積が広くなる分明るい印象に仕上がります。また、眉毛が出ることでキリッとした雰囲気になり、モードなコーデや個性派ファッションにぴったり合います。
眉上の前髪にする時には、いつもは前髪で隠していた眉毛もきっちり整えておく必要があるので、それだけ注意しておいてください。
眉下
ウザバングなどにあるように、ゆるふわの眉下前髪はこなれ感抜群で、おしゃれ上級者にも人気があります。パッツン前髪のようにガッツリしたボリュームでは野暮ったくなってしまうので、眉下前髪であれば自然と軽いスタイルのものが多いです。また、最近注目されているフリンジバングは眉下前髪にすることで軽すぎず重すぎない前髪を実現できるのでおすすめです。
前髪セットのポイント
スタイリング剤の量
基本的に前髪は横の髪よりも少ないのでスタイリング剤は少なめで大丈夫です。しかし、近年注目されている「濡れ感」や「束感」はヘアオイルやワックスなどのスタイリング剤を少し多めに用いるヘアスタイルですので、単純に少なければいいというものでもないのが難しいと言えるでしょう。
したがってナチュラルな仕上がりにしたい時にはスタイリング剤は少なめに、トレンディな濡れ感ヘアスタイルにしたい時は少し多めにスタイリング剤を用いるといった使い分けが重要でしょう。
カールの具合
先ほど前髪の長さで印象が変わると書きましたが、前髪にカールを加えるともちろん前髪の長さが変化し、印象も違ったものになりますので、長さと一緒にカールの具合も同じくらい意識することが重要です。
また、カールの強弱だけでなく、巻きはじめの位置の高さでもニュアンスは変わってきます。巻き始めが高ければボリュームが大きくなり、可愛らしさがプラスされますが、毛先ギリギリで巻き始めれば甘さ控えめな仕上がりになるので、好みにあったカールを見つけましょう。
毛量の調節
前髪は不要な髪を横に流す事でボリュームを調整することができるのが魅力です。例えば普段は重みのあるバングでも、薄くすることで軽やかなフリンジバングができたりと、同じ前髪でも毛量を調整することで楽しみ方は一気に広がります。
前髪をキープさせるコツ
整髪料ごとに前髪をキープさせるコツを解説します。
ワックス
ヘアワックスにはソフトとハードの2種類があり、ソフトであれば髪をナチュラルにまとめたり自然な毛の流れを作ったりすることができ、ハードであれば作りたい形やヘアアレンジを長時間キープさせることができます。
束感を出すにはソフトワックスよりもハードワックスを用いるのがぴったりですが、ベタベタ感が出ないように量は少なめが良いです。
スプレー
スプレーは整えた前髪をキープさせるのに使われる整髪料です。ベタベタ感はないので使いやすいですが、濡れ感を作ることはできないので、濡れ感が欲しい時には他の整髪料を使うのがおすすめです。
手を汚さず手軽に使える上に、抜群のキープ力が魅力のスプレーですが、パリパリに仕上がることが多いのでつけすぎに注意しつつ、固まった髪は無闇に崩すと固まったスプレーが白く残るので注意しましょう。
ヘアバーム
ヘアバームは一応ワックスに分類される整髪料ですが、ヘアバームとワックスと異なるのは、ワックスは形をキープさせるものである一方で、ヘアバームはしっとり感を持続させるものだという点です。
また、ヘアバームは天然素材でできていることも多く、スタイリングをしながらヘアケアをできるのがヘアバームの魅力でもあります。
前髪別おすすめヘアスタイル20選
以下からは前髪別におすすめのへアイスタイルを詳しく紹介します。
パッツン前髪
愛らしいパッツン前髪も、スタイリングしたいで大人っぽく仕上げることができます。流行りの質感とボリューム感で今っぽいパッツン前髪を作りましょう。
パッツン前髪×切りっぱなしボブヘア
前髪のパッツン感に合わせて横の髪も切りっぱなしにすれば、エフォートレスな個性派ヘアスタイルが出来上がります。ヘアセットも簡単なので時間のない朝でも大活躍間違いなしです。ベーシックなボブヘアと定番のパッツン前髪でも、濡れ感と切りっぱなし感を取り入れれば今っぽい雰囲気に仕上がるので、マンネリ化した時にでもぜひトライしてみてください。
<セット方法>
1. 全体をブラッシングし、寝癖やハネがあればアイロンでならしながら軽く内巻きにしておく。
2. ヘアオイルやヘアバームを適量手に取り、髪全体に馴染ませていく。
3. 馴染んだら指先で軽く束を作る。横の髪と前髪に綺麗に束が作れれば完成。
パッツン前髪×ナチュラルボブヘア
黒髪ボブ×パッツン前髪は定番の組み合わせですが、長すぎず短すぎないパッツン前髪には端正な美しさがあり、スタイリング次第でモードなテイストに仕上げることも可能です。スムーズな指通りや軽やかな髪質が生み出す垢抜け感は大人女子の憧れでもありますが、ある程度であればスタイリングで叶えられるので、ぜひ以下のセット方法を参考にしてみてください。
<セット方法>
1. 丁寧にブラッシングしたら癖やハネをアイロンで直しながら全体を軽く内巻きにしていく。この時前髪は大きめのカールを作るように根本から軽く巻いていくのがコツ。
2. さっぱり系のヘアオイルを手に伸ばしたら髪全体に伸ばしていく。
3. くしで髪の流れを作りながら自然な束を作れたら完成。
パッツン前髪×外巻ミディアムヘア
ボリューミーな前髪は抜け感を作って重くないスタイリングを心がけるのが大人のヘアスタイルのポイントです。また、黒髪も重たくなりがちですが、インナーカラーでハイトーンカラーを組み合わせれば垢抜けた印象に仕上がります。可愛らしい内巻きも良いですが、たまには外巻にトライしていつもとは一風違うテイストを楽しんでみても良いでしょう。
<セット方法>
1. 丁寧にブラッシングしたらヘアアイロンで癖やはねを直す。
2. 髪全体に動きを作るようにアイロンで大きくウェーブを作り、前髪は根本から大きめにカールしていく。
3. バーム(もしくはワックスとヘアオイルを組み合わせたもの)を髪全体になじませて髪に艶を与える。
4. 手櫛で束を作りながら前髪はくしで束を作って完成。
フリンジバング
フリンジバングは最近流行したシースルーバングをよりナチュラルにしたようなもので、軽やかな前髪の隙間は簡単にこなれ感を演出してくれ、どんなヘアスタイルにも今っぽさを加えてくれます。
そんなフリンジバングのヘアスタイルとセット方法を以下に紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
フリンジバング×ベリーショート
正統派なベリーショートヘアですが、それにフリンジバングを取り入れると一気に旬なヘアスタイルに変身します。地味になりがちな黒髪は、ヘアオイルで濡れ感をプラスすると艶やかに仕上がり、大人女子らしいおしゃれな雰囲気になります。ベリーショートでもデートにも使えるフェミニンなヘアスタイルなので、試してみて損はないでしょう。
<セット方法>
1. 寝癖やハネがあればヘアアイロンで伸ばしながら丸いシルエットを作るように全体の形を作る。
2. ヘアバーム(あるいはワックスとヘアオイルを合わせたもの)を少しずつ髪になじませる。
3. くしを通して束を作れば完成。
フリンジバング×濡れ感ボブヘア
フリンジバングを大人っぽく仕上げたこちらのヘアスタイルは濡れ感と相まって今っぽさ抜群です。艶やかな濡れ感は特に夏と相性がよく、シンプルなベーシックコーデでもおしゃれに見せられます。前髪が欲しい時には前髪を出して、前髪無しが良い時には横に流すと言うように前髪を調整したい人はこのくらい軽めの前髪が良いでしょう。
<セット方法>
1. ワックスをヘアオイルと合わせて髪になじませることで艶とキープ力をつける。
2. ヘアアイロンで毛先を外側にハネさせ、前髪には流れが出るように軽く巻く。
3. 手櫛しながら束を作り、前髪は指先で束を作れば完成。
フリンジバング×外国人風パーマ
トレンドのフリンジバングはそのままでももちろん良いですが、パーマで動きをつける事で他とは一風変わったユニークな髪型を楽しめます。大ぶりにカールされた前髪は扱うのが大変そうなイメージですが、横の髪と一緒に無造作に整える事でズボラさんでもこなれ感抜群なヘアスタイルが出来ちゃいます。
1. 水でパーマを戻したらしっかり水気をとる。
2. ヘアムースを掌に乗せ、くしゃっと揉み込むように髪全体になじませる。
3. 崩れたカールを直すように指で整えたら完成。
ウザバング
ウザバングとは長めの前髪をアンニュイな雰囲気に魅せた前髪のことで、大人女子の中でも憧れている人が多いのではないでしょうか。セットが難しそうなイメージもありますが、手順とコツさえ押さえてしまえば誰でも簡単にチャレンジできます。以下からは3種類の違ったテイストのウザバングを紹介するので、お気に入りのウザバングをトライしてみてください。
ウザバング×ベリーショート
ウザバングの中でも綺麗目にまとめたこちらのスタイルはフェミニンやガーリーなテイストのファッションにぴったりです。長い前髪でも野暮ったくならないためには束感やしっとり感が鍵になってきますので、スタイリングにはしっかりこだわっていきたいものです。
<セット方法>
1. 髪全体が丸みを帯びるようにヘアアイロンで形を作る。この際、特に毛先を重点的にカールしていくのがポイント。
2. さっぱり系のヘアオイルを髪全体に軽くなじませたら毛先に重点的にオイルを馴染ませて束を作りやすくする。
3. 指先で束を作りながら前髪は横に流すように癖をつけていく。キープ力に自信がない時は少なめのワックスやスプレーを加えても◎
ウザバング×ショートウルフヘア
ナチュラル派女子にはショートウルフにウザバングを掛け合わせたこちらのヘアスタイルをおすすめします。可愛らしくもあざとすぎないテイストなので、パンツスタイルにも合わせやすいでしょう。程よいハネはヘアスタイルに動きを与えてくれ、ウザバングと合わせても軽やかな印象に仕上がります。
1. 髪全体にヘアオイルを馴染ませる。
2. パーマの人はパーマを戻し、ヘアムースで固める。ヘアアイロンでカールしていく人は外巻きと内巻き、右巻きと左巻きをミックスさせながら自然なハネを作り、スプレーで固める。
3. 不自然なハネは直して全体にまとまりが生まれるようにまとめたら完成。
ウザバング×ロングヘア
長めの前髪は無造作に横に流せばこなれ感を出せる上に顔の印象を明るくでき、小顔効果も期待できます。また、ハイライトの入った髪であればヘアセットをした時に立体感が生まれ、軽くウェーブをつけるだけでもきちんとセットしたような完成度の高いヘアスタイルが出来ます。
<セット方法>
1. 丁寧にブラッシングをしてハネや寝癖をならす。
2. ヘアアイロンで不自然なハネや寝癖を直しつつ、軽くウェーブをつけていく。前髪には横に流れるような動きをつける。
3.髪全体にヘアオイルを馴染ませ、束感を作ったら完成。
オン眉
前髪のある人は多いですが、眉上まで切ったオン眉前髪はなかなかトライできない人も多いのではないでしょうか。幼く見えてしまいがちなオン眉でもセットの仕方やニュアンスの違いで大人っぽく仕上げることは可能です。また、パッツンに仕上げればモードなテイストに、パーマをかければアンニュイなテイストに仕上がるので、ぜひ自分にぴったりなオン眉スタイルを見つけてください。
オン眉×ナチュラルロングヘア
つい定番なヘアスタイルに落ち着いてしまうロングヘアはマンネリ化しがちな長さでもあります。そんなロングヘアに飽きてしまった人は、ゆるふわなロングヘアに無邪気なオン眉バングを合わせたユニークなヘアスタイルを手に入れましょう。前髪をオン眉にしてみると髪型に緩急がつき、遊びのある個性派なヘアスタイルが楽しめると思います。
<セット方法>
1. 髪を丁寧にブラッシングする。
2.ヘアアイロンを使って不自然な癖やハネ伸ばしつつ、毛先にナチュラルなハネをつけていく。前髪は軽くカーブを描くようにカールしておく。
3. しっとり系のヘアオイルを髪全体に馴染ませる。
4. 手櫛で髪をまとめながら束感を作れば完成。
オン眉×ナチュラルウルフヘア
おでこが広い人は前髪ありのヘアスタイルが良いと言われますが、前髪が長すぎても逆におでこの広さが際立ってしまうこともあります。そんな時はオン眉にしてバランスを整えるのも正攻法です。綺麗に揃えたオン眉は垢抜けた印象で、ナチュラルなウルフヘアと合わせるとトレンディなヘアスタイルに仕上がります。
<セット方法>
1. 丁寧にブラッシングする。
2. ヘアアイロンで段の入った部分は内巻きに、毛先は外巻きにカールする。前髪はストンと落ちる程度にナチュラルに伸ばす。
3. ヘアオイルを髪全体に馴染ませ、束を作るようにくしを通せば完成。
オン眉パーマ×ポニーテール
前髪にパーマをかけるのは斬新ですが、近年急に注目され始めたスタイルです。髪全体にパーマをかけるのはもちろん、前髪だけパーマをかけるのもアリで、ベーシックなヘアスタイルにワンポイント加えるのにちょうど良いようです。毎朝寝癖と格闘する前髪も、潔くパーマをかけてしまえばむしろセットは楽になるかもしれません。
<セット方法>
1. パーマを水で戻したらタオルでしっかり水気をとり、ヘアムースで優しく固める。
2.横の髪は丁寧にブラッシングしてヘアオイルを馴染ませたのち、簡単にポニーテールを結ぶ。こなれ感を出すために後れ毛を出したりトップに膨らむを持たせても◎
3. 前髪に重点的に束感を出したら完成。
オン眉×ボブパーマヘア
こちらは横の髪にもしっかりパーマをかけたヘアスタイルで、エフォートレスなヘアセットが少女感を漂わせた可愛らしい仕上がりになっています。なかなか綺麗にまとまらないと落ち着かない方もいるかと思いますが、あえて癖はそのままにしてセットに活かすというのもこなれ感があって良いものです。パーマを味方につけたカジュアルなおしゃれヘアをマスターしましょう。
<セット方法>
1. パーマを水で戻したらタオルで水気をしっかりとる。
2. ヘアムースを手に乗せたらクシャッと揉み込むように優しく固めていく。
3. 無造作に手櫛でハーフアップを作る。
4. 後れ毛を出したり不自然な癖を直したら完成。
前髪アレンジ
前髪があったとしても、アレンジをすれば前髪なしのヘアスタイルを楽しむことが出来ます。時間のない朝でも簡単にまとめることができる便利なヘアアレンジばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。
前髪アレンジ×ショートヘア
前髪をアップするだけで印象は大きく変えることができるので、たまにアレンジをしてみると周りの人をドキッさせることもできるでしょう。センター分けは知的で清楚な印象が特徴で、小綺麗なヘアアレンジは仕事にもプライベートにも使えるので、様々なシーンで使えるヘアアレンジと言えます。
<セット方法>
1. パーマを水で戻したらタオルで水気をしっかりとる。
2. ヘアムースを手に取り、毛先を重点的にクシャッと揉み込むように馴染ませる。
3. 前髪を指でセンター分けする。無造作に若干ジグザグに分けるのがコツ。
4. 分けた髪をそれぞれ左右にねじ込み、両端をピンで留めて完成。もし前髪が長ければ両橋を後ろで結んでも◎
前髪アレンジ×ナチュラルミディアムヘア
もう一つ紹介するのは編み込みスタイルです。少し長めの前髪は邪魔くさいという方は長い髪と一緒に編み込んでスッキリさせましょう。清楚でいて可愛らしい編み込みアレンジは男女ともに評判が良いので一度は挑戦する価値があります。ぜひ参考にしてみてください。
<セット方法>
1. 髪を丁寧にブラッシングしたのち、ヘアアイロンで髪を大きくカーブさせるように整えていく。この際毛先はくるっとワンカールさせるのがポイント。
2. 掌に伸ばしたヘアオイルを髪全体に馴染ませる。
3. 額の右端から長い髪を巻き込みながら左に向かって編み込んでいき、止めたいところをゴムかピンで留める。
4. 編み込んだ部分から髪を少しずつ引っ張り出すことで立体感を出せば完成。
前髪からおしゃれを磨こう
おすすめの前髪アレンジやセット方法を解説してきましたが、トライしたい前髪は見つかりましたか。イメチェンするにも前髪は始めやすいパーツなので、ぜひ前髪からおしゃれを磨いてみてください。
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ファッション大好きエドナです。