唯一無二のジャズシンガーとしてのノラ・ジョーンズ
様々なジャンルの音楽の要素を取り入れて独特のジャズを世に送り出しているノラ・ジョーンズ(Norah Jones)を紹介します。
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新しいスタイルのジャズ
一昔前のジャズというと、少し年齢層の高い人のためのモノ、若者とは縁遠い存在と考えられていましたかもしれません。そんなジャズを、若年層を中心に、身近に感じさせたのは、ノラ・ジョーンズではないでしょうか。
ピアニストでもある彼女のジャズスタイルは、王道とはまた違い、ポップスやカントリーも混じっており、若い世代にも聞きやすいジャズの新しいスタイルを生み出しました。
ノラ・ジョーンズとは
ノラ・ジョーンズ(Norah Jones)は1979年生まれ。アメリカ出身ですが、意外にもインド系のアメリカ人なのです。
3歳の時に両親は離婚していますが、彼女の父親は、シタールを演奏する人なら世界でも知らない人はいないラヴィ・シャンカルです。ラヴィは、ビートルズのジョージ・ハリスンにシタールを教えた先生でもあり、エリック・クラプトンやボブ・ディランなどと共にコンサートを行ったことも有る超有名人です。離婚して母親に育てられたとはいえ、彼女の中にはシタールや音楽の血が流れているわけです。
ノラ・ジョーンズの音楽
出典:hw-p.com
ノラ・ジョーンズのジャズ音楽は、独特のジャズと言ってもいいかもしれません。
独特のジャズというと、人によってはノラのジャズはジャズではない、という人がいるというのも事実です。しかし、彼女のジャズにより癒されている人は世界中に大勢いることも確かです。
彼女のジャズはジャズだけではなく、音楽の様々なジャンルや要素を取り入れたジャズになっています。そのため、誰かと比較することや、何かに例えることも難しく、ノラのジャズはノラのジャズとして認知されています。
彼女が独特なジャズを歌っているのは、幼少期から両親の離婚の影響を受け、また兄弟がいない家庭で育ったことから、ひとりで母親などのレコードを聞いて育ったことが一因です。親世代が聞くレコードは、フォーク、カントリーなど幅広いジャンルで、それを聞くことで毎日を過ごしている間に彼女の中に元々流れている"音楽の血"と混ざったのでしょう。
ピアノを習い始め、聖歌隊で歌を歌い、高校時代には最優秀ジャズヴォーカリスト賞を受賞しています。
大学でジャズ・ピアノを専攻した彼女は、幼少期から耳にしてきた音楽と自分が学んでいるジャズとを自らの中で融合させることで彼女にしか出せない音を生み出していったのでした。
ノラ・ジョーンズの代表曲
Norah Jones - Come Away With Me (Live on Letterman)
22歳にしてジャズの世界的レーベル、ブルーノートから出したデビュー作「Come away with me」は世界的大ヒットとなりました。
こうして彼女は、彼女にしか歌えないジャズを生み出していったのでした。
最後に、もう一曲、彼女の代表作をご紹介して終わりにしたいと思います。
Norah Jones - Don't Know Why (Live in Amsterdam)
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