セルフグラデーションネイルのやり方【初心者のコツから必要アイテムまで】
どの年代からも人気の、ネイルの定番グラデーションネイル。指先を清楚に美しく見せてくれます。サロンに行かなくてもご自分でやってみたいという方に、グラデーションネイルのポイントを解説していきます。是非この記事を参考に、自分好みのグラデーションネイルに挑戦してみてください。
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グラデーションネイルとは
グラデーションネイルとは、爪の先端は色が濃く、根元になるにつれ色が薄くなっていくネイルです。
指がすらっと長く見える効果があります。また、根元がクリアなので爪が伸びてきても自爪とジェルの境目が目立ちにくいという理由でも人気です。
今回はグラデーションネイルをセルフで行うときのポイントを解説していきます。
グラデーションしやすい色、しにくい色
ジェルのカラーによってグラデーションがしやすい色としにくい色があります。初心者の方には最初は簡単な色から挑戦して頂くのをオススメしています。
グラデーションしやすい色
ピンクやベージュなどの馴染みのいい色です。自爪と色が近いので多少のムラは目立ちません。オフィスなどでも浮かない上品なネイルに仕上がります。
また、ラメ入りの色も馴染みやすくグラデーション向きと言えます。
グラデーションしにくい色
白、赤、黒、ネイビーなど顔料の多い色はグラデーションが難しいと言われています。意外かもしれませんが白も難しい色なのです。
これらの色でグラデーションを行うときは、クリアのジェルをカラージェルに混ぜてジェルに透明感を出してから乗せることをオススメします。また、一気にグラデーションを作ろうとせず、薄く何回も色を重ねていくのがより綺麗に仕上げるコツになります。
用意するもの
セルフグラデーションネイルで使うものを解説していきます。
ファイル(爪やすり)
爪の形を整えるものです。整えたあとはスポンジファイルというスポンジ状のやすりで爪の断面を整えると、よりなめらかになります。
プッシャー
爪の表面についた余分な甘皮を押し上げていく道具です。強く上げすぎず、痛みのない程度で使ってください。
キューティクルニッパー
プッシャーで押し上げた甘皮を取り除いていくための専用のニッパーです。甘皮処理を丁寧に行っておくことで、完成したときの出来映えが変わってくるので大切な工程です。
ベースジェル
カラーを乗せる前に塗る透明なジェルです。乗せる前に自爪を削るサンディングタイプと、削らずに乗せられるノンサンディングタイプがあるので、確認してから乗せてください。
カラージェル
お好きなお色を選んでください。グラデーションにするとワンカラーで塗るときよりも薄い印象になるので、そちらも考慮して選んでみてください。
クリアジェル
ミキシングジェルとも呼ばれている、透明なジェルです。カラーに透明感を出すことが出来ます。ベースジェル、またはトップジェルでも代用することが出来ます。
トップジェル
最後の仕上げにコーティングで塗るジェルです。
ライト
ジェルを固めるためのライトです。LEDライトとUVライトがあります。まれにジェルによってはどちらかでないと固まらないものもあるので、ジェルとの相性を確認してください。
筆
ジェルネイル用の筆です。
ラウンド筆という先端が丸めの筆、またはフラット筆という先端が四角い筆、どちらでも結構ですのでお好みのものを選んでください。
アルミホイル
グラデーションを作る際に使います。10cm四方くらいあれば大丈夫です。
エタノール
ジェルを乗せる前に油分をとるため、爪の表面を拭き取るときに使います。また、最後トップジェルを塗ったあともエタノールで表面を拭き取ります。
プレパレーション(下処理)
まず、爪の形を整え甘皮の処理を行います。ここまでの行程をプレパレーションといいます。準備という意味ですね。爪の表面をエタノールで拭き取り油分をなるべく取った状態にしておきます。
ベースジェル
次にベースジェルを塗っていきます。
このベースの表面が凸凹しているとグラデーションを描いたときにムラが出来てしまうので、ベースは表面がつるんとした状態になるように塗ります。もし自爪が元々凸凹しているなどで、1回のベースではつるんとならない場合は、2回塗ってあげてもいいでしょう。
グラデーション
グラデーション一度目
次にいよいよ色を乗せていきます。
まず、グラデーションの深さ(幅)を決めていきます。爪の半分より少し深いくらいに入れるのが一般的ですが、色を出し過ぎたくないときは浅めでも、さりげない可愛らしいグラデーションが出来上がります。
幅が決まったらその位置まで先端から色を乗せていきます。色を乗せたら一度筆をアルミホイルで拭き、筆についたジェルを落とします。
次にその境目を優しく撫でてぼかしていきます。この時もそのつど筆のジェルをアルミホイルで拭いてください。ジェルがついたままの筆でぼかすと、逆にそこが濃くなってしまうことがあります。また、筆を強く当ててしまうと色がえぐれてしまうので、筆の先端で優しく撫でるように当ててください。
こちらで一度ライトに当てて硬化します。
グラデーション二度目
一度目と同じ要領で、今度は一度目よりも浅い位置まで色を乗せます。取るジェルの量もやや少なめにしてください。
ほどよくグラデーションになったら硬化します。
くりかえす
好みの濃さになるまでこの工程を繰り返していきます。
簡単な色であれば2〜3回、難しい色ですと薄く3〜5回ほど重ねていくのがオススメです。
トップジェル
グラデーションが仕上がったらいよいよ最後の工程、トップジェルでコーティングします。
最後はしっかりとジェルを硬化させていきたいので、トップジェルに記載されている硬化時間を確認してください。だいたい30秒〜1分ほどです。
硬化が終わっても表面はまだベタベタとしています。最後にエタノールをコットンに含ませ、表面を拭き取れば完成になります。
もしジェルが皮膚のほうに漏れてしまった、というときは爪の形を整えるときに使ったファイルではみ出した部分を削ってください。
セルフでグラデーションを楽しみましょう
季節や年代を問わず愛されているグラデーションネイル。セルフであれば色味やアートも自分だけのこだわりが詰め込めますよね。ぜひこの機会にグラデーションネイルを試してみてください。