名作ばかり!2000年代のおすすめ映画厳選15選【洋画】
2000年代の映画は、今見ても新鮮で面白い作品がたくさんあります。映画館で観る最新の映画もいいですが、お家で少し昔の映画を楽しみませんか?この記事では2000年代のおすすめ洋画を厳選して15紹介します。
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アイキャッチ画像出典:eiga.com
2000年代の洋画
まだまだ最近のことのように思える2000年代、実は約20年前にもなるんです。
そんな2000年代の洋画は、女性が活躍する社会と並行して働く強い女性が主役になった作品や、21世紀に入りよりリアルに描かれるようになった近未来社会やAIをテーマにした作品、ハリーポッターやロードオブザリングなどの長編ものが大人気でした。その面白さは今見ても色褪せない作品ばかりです。
この記事ではそんな2000年代に公開された洋画の名作を厳選して15紹介します。
ラストサムライ【2000】
あらすじ・見どころ
明治維新の1870年代。西洋式の戦術を日本政府軍に教えるため、南北戦争の英雄ネイサン・オールグレン(トム・クルーズ)が来日する。だが彼はアメリカ政府のやり方に失望、また自分が果たしたインディアン討伐を悔いており、魂を失っていた。一方、武士の勝元盛次(渡辺謙)も、近代化の波により、自分の信じる武士道が崩壊しかけていることを感じていた。勝元や彼の妹たか(小雪)らと共に武家で生活することになったオールグレンは、外国文化を嫌う武士の氏尾(真田広之)らと対立しつつも、武士道に惹かれ、やがて侍たちとの絆を深めていき…。
ハリウッド作のサムライ映画
ハリウッドが作ったサムライ映画です。渡辺謙がハリウッドスターとして活躍するきっかけにもなりました。
もともと日本人の魂に宿っていた、家族や友を大切に思う心、国を思う気持ちなどを侍魂として描いています。アメリカ人のネイサンと武士の勝元や氏尾が、対立しながらもお互いを理解していく様子は、現代の世界にも通ずるものを感じます。
物語のラストで潔く武士道を貫く勝元の決断は圧巻で、彼に対する周りの人間達の敬意も感動を呼び起こします。
日本が誇る侍の格好良さ、日本の美しさなど、 誰にでも分かりやすく表されており、日本人であることが誇らしい気分になる作品です。
I am Sam アイ・アム・サム【2001】
あらすじ・見どころ
スターバックスで働くサム(ショーン・ペン)は、知能指数が7歳程度しかない知的障がいを抱えるも、隣人女性のアニー(ダイアン・ウィースト)や、サムと同じ知的障がいの4人の仲間たちの協力もあって娘のルーシー(ダコタ・ファニング)を育てています。
ところがそのルーシーが小学生になった頃に、サムと売春婦が偶然店に居合わせたのを警官に買春容疑で誤認逮捕されたことで、児童福祉局から目をつけられてしまうのでした。
父としての養育能力がないと判断されたサムは法廷で争う決意をし、弁護を有能で知られるリタ(ミシェル・ファイファー)に依頼します。しかし弁護側の証人は障がい者ばかりでまともな証言が得られずに不利な立場に追い込まれ、ついにルーシーは共同親権で里親に引き取られてしまうのです…。
知的障がいと親子愛という2大テーマを描いた名作
サム役のショーン・ペンの演技が素晴らしいと話題になった作品です。知的障がいという難しい役柄を無理なく演じきっています。
利発な娘との親子関係の中で、愛するがゆえにお互いに悩みや苦しみにぶち当たります。登場人物たちは、それぞれの立場から困難を乗り越えようと奮闘し、その姿に引き込まれます。ただ純粋に無条件に愛する親子の姿、そこには理屈抜きで、何もかもを取り払う力があるということを考えさえられます。
障がいを持つ人が子育てをするというテーマに答えはなく、どれだけ時代が変わろうと、目をそらしがちな問題であることは否めません。それ故、今もなお支持される名作となっています。
キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン【2002】
あらすじ・見どころ
1960年代のアメリカ。両親の離婚にショックを受けた16歳のフランク・アバグネイルJr.(レオナルド・ディカプリオ)は、単身ニューヨークへ。やがて、お金に困って“小切手詐欺”を思い付く。その天才的な頭脳とチャーミングな魅力で、巧みにパイロットになりすました彼は、偽造小切手を切っては全米各地を豪遊。ところが、FBIの敏腕捜査官カール・ハンラティ(トム・ハンクス)が犯人逮捕に乗り出し、世界を股にかけた二人の長い“追いかけっこ”が始まった!
実在した天才詐欺師の物語
実在した天才的詐欺師の人生を追うストーリーです。創作や脚色が強いようですが、それでも衝撃的な内容は飽きる暇がないほど観ている人を魅了します。
彼の詐欺師としての才能や成功にはじめは興奮しますが、物語が進むにつれて同情という感情に変わっていきます。
17歳の天才詐欺師は金・女・名誉、みんなが欲しがるもの全てを手に入れました。
しかし彼は詐欺師とは自分を偽る行為で、本当の自分を知ってくれるものは誰もいないということに気がつくのです。
人間は嘘をついたり、見栄を張ってしまう生き物ですが、やりすぎると自分を見失ってしまうもの。本当の自分という存在の大切さを気づかせてくれる映画です。
キューティーブロンド【2002】
あらすじ・見どころ
美容とファッションにかけては超イケてる、ベルエア育ちの天然ブロンド娘エル(リース・ウィザースプーン)。ところが政治家志望のボーイフレンド、ワーナー(マシュー・デイヴィス)から「ブロンドすぎて議員の妻向きじゃない」とあっさり振られてしまった。しかしエルは、持ち前のポジティブ思考を発揮し猛勉強、彼を追いかけて名門ハーバード大の法学部に見事合格する。知的な女性に変身し、彼のハートを取り戻す作戦だ。けれど、質実剛健を旨とする東海岸の人々の考え方や習慣はエルとことごとく対立、授業の第一日目から意地悪な教授やクラスメートからいびられて大ピンチ!
恋も仕事も友情も!全世界の女子の伝説的バイブル
ストーリーは非常にわかりやすいので気楽に楽しく見ることができる映画です。
主人公のエルは、恋人も大事だけど、女同士の友情も大切にしていて、単純だけど一生懸命なところが魅力的。友人たちはそんなエルを心から応援してくれていて、見ているこちらもエルの味方になっていきます。
ハーバード大の受験をはじめ、幾度と訪れる困難を、努力と持ち前の明るさと人間力で乗り越えていく姿は爽快!また、その度に新しい土地でも友達の輪を広げていくエルがとっても眩しく見えます。
ペットのチワワも可愛いですし、エルのファッションや持ち物まで凝っていて、ひとつひとつ見るだけでも楽しいです。
つい、クスッと笑いそうになるシーンも満載で、最後まで全く飽きません。そしてなにより自分も頑張ろう!という気にさせてくれます。
自分を信じて頑張っている女の子には、その頑張りを見ていてくれる素敵な男性が現れる!と恋も勉強も仕事も友情も全てに前向きになれる作品です。
ターミナル【2004】
あらすじ・見どころ
言葉の分からない空港で足止めされた男。1ヶ月目――仕事をみつけ、2ヶ月目――友人を作り、3ヶ月目――恋に落ちた。そして9ヶ月目――ニューヨークに来た理由が明かされる…… ニューヨークJFK国際空港に降り立った東欧のクラコウジア人、ビクター・ナボルスキー(トム・ハンクス)。彼の祖国はクーデターによって事実上消滅し、パスポートも無効になってしまったため、帰国することも、アメリカに入国することも禁止されてしまう。行き場を失い、宛のない空港ターミナルでの生活を始めるが、彼はかけがえのない、果たすべきひとつの約束を抱えていた。
優しい気持ちになれる心あたたまる作品
言葉が通じなくても困ってる人を助けようとする主人公と、そんな主人公の入国を応援する周囲の姿に感動します。
祖国がクーデター、アメリカにも入国できず、言葉もわからない、そんな状況でも他人を助けようとするビクターの姿を見ると、何があってもできることを頑張って人にやさしく生きていればいいことがあると思えてきます。
物語終盤で明かされる、アメリカへ行く目的がまた良いです。周りから見たら、小さくてくだらないかもしれない目的も、ビクターの人柄を知るからこそ尊く感じ、そこにある物語に感動します。
ラストは思わず微笑んでしまうほど心があたたかくなる作品です。
グリーンマイル【2004】
あらすじ・見どころ
ジョージア州コールド・マウンテン刑務所の看守主任ポール(トム・ハンクス)は、死刑囚舎房Eブロックの担当者だった。死刑囚が電気椅子まで最後に歩む緑の廊下はグリーンマイルと呼ばれていた。ある日、ジョン・コーフィ(マイケル・クラーク・ダンカン)なる大男の黒人がやってきた。幼女姉妹を虐殺した罪で死刑を宣告された彼は、実は手を触れただけで相手を癒すという奇跡の力を持っていた。彼はポールの尿道炎を治したのを皮切りに、同房のドラクロアが飼っていたネズミのミスター・ジングルズの命を救った。
奇跡の力に涙する、永遠の感動作
奇跡の力を持つ黒人死刑囚と彼を見守る看守たちの姿を描いたヒューマン・ドラマです。原作はスティーヴン・キングの同名ベストセラー小説。
3時間にもおよぶ大作映画ですが、飽きることなくのめり込んでしまい、見た後はとにかく切ない気持ちになります。
刑務所を舞台としていることもあり、中には見ていて不愉快な思いになる人間もいますが、コーフィをはじめ登場人物の多くは気持ちの良い人がほとんどです。
ポールを治療してくれたコーフィは、本当は何も罪を犯していないということが物語の途中でわかるのですが、それでも「人間の世の中に疲れた」コーフィは自ら進んでグリーンマイルを渡り死刑を受け入れます。
死なせたくないと思いつつも死刑を執行するしかない看守たちの姿に、とにかく胸が熱くなります。
ホリデイ【2006】
あらすじ・見どころ
ロサンゼルスで映画の予告編製作会社を経営するアマンダは恋人に浮気され、彼を家から追い出した。ロンドンの新聞社に勤めるアイリスは、元恋人に目の前で別の女性と婚約発表されて失意のどん底に。傷心の2人はインターネットの「ホーム・エクスチェンジ」サイトで出会い、お互いの家を交換して相手の家具や車を自由に使えるという休暇を過ごすことにした。まったく違う環境で2週間のクリスマス休暇に入った2人…。やがて、ロスのアイリスは作曲家のマイルズと、ロンドンのアマンダはアイリスの兄グラハムと出逢い、思いがけないラブ・ストーリーがはじまった――。
大人の休暇ラブストーリー
人間不信になりかけていたアマンダとアイリスが、家を交換し、また国を超えて生活していく中で、様々な人と出会い前向きになっていく姿にどんどん引き込まれていきます。新しい場所で自分の恋愛を見つめ直し、また新たに恋をする勇気や、素直な気持ちにも観ているこちらも勇気をもらえる作品です。
大人になると何かを得れば何かを失ったり、信じていた人に裏切られたり、順風満帆に行かないことも増えていきます。それでも毎日が最悪な日ではなく、必ずどこかに幸せがあると思わせてくれるポジティブなストーリーが疲れた大人の心に沁みます。登場人物たちの温かい人柄も魅力的で思わず応援したくなる、大人のラブストーリーです。
リトル・ミス・サンシャイン【2006】
あらすじ・見どころ
小太りの眼鏡っ子、オリーヴ(アビゲイル・ブレスリン)の夢は美少女コンテストで優勝すること。地方予選で繰り上げ優勝した彼女は、独自の成功論に取りつかれる父リチャード(グレッグ・キニア)や母のシェリル(トニ・コレット)、自殺を図ったゲイの伯父フランク(スティーヴ・カレル)らと車で決勝大会の会場を目指す。
負け組家族の一致団結コメディ
個性が強すぎて協調性ゼロ。悩みとトラブルの絶えない家族が、ひょんなことから“絆”を取り戻していく物語です。
アメリカ国民の経済格差を絶妙に感じさせながら、人を勝ち組と負け組に二分する社会の風潮が描かれています。もちろんフーバー一家は筋金入りの大負け組。しかし、この映画は一家のどうしようもないダメっぷりを痛烈かつ執拗に描写しつつ、「負け組の何が悪い。そんなこと勝手に決めつけるな!」と主張します。
ユーモラスなタッチの中に、負け組が勝ち組に噛みつくような迫力を感じます。
こんな一家が参加するクライマックスのミスコン・シーンは、当然ハチャメチャで大混乱!負け犬一家の開き直った大暴れにスカッとします。
プラダを着た悪魔【2006】
あらすじ・見どころ
大学を卒業し、ジャーナリストをめざしてNYにやってきたアンディ(アン・ハサウェイ)。オシャレに興味のない彼女が、世界中の女性たちが死ぬほど憧れる仕事を手にしてしまった!それは一流ファッション誌“RUNWAY"のカリスマ編集長ミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ)のアシスタント。しかし、それは今まで何人もの犠牲者を出してきた恐怖のポストだった!
ミランダの要求は、悪魔的にハイレベル。朝から晩まで鳴り続ける携帯電話と横暴な命令の数々、その上「センス、ゼロ!」と酷評され、アンディはこの業界が努力とやる気だけでは闘えないことを思い知らされる。キャリアのためとはいえ、私生活はめちゃめちゃ。カレの誕生日は祝えないし、友達にも愛想をつかされる。この会社で、このままでいいの?私って、本当は何をしたいんだっけ?
弱気な自分を励ましてくれる素敵な1本
世界中の女子が夢中になった、働く女子のバイブルです。
夢を叶える為の踏み台とお金の為に仕事することを当たり前のように考えていた主人公が、仕事をするということがどういうことなのか?を考えながら、周囲のプロから働く意義を学び成長していく過程を描いています。
どんな世界のどんな仕事に就いても、その仕事の志に共感することは必要だし、どんな姿勢で仕事をするか?は仕事をする人間として持っていなければいけないこと。
仕事や人間関係、人生に悩んで弱気になっているときに見たい、自分に喝を入れてくれる作品です。
魔法にかけられて【2007】
あらすじ・見どころ
アニメーションの中の美しい王国アンダレーシアで暮らす心優しいジゼル(エイミー・アダムス)。夢にまで見たエドワード王子(ジェームズ・ポール・マースデン)との結婚式の日、ジゼルは魔女に騙され、恐ろしい世界へと追放される。たどり着いたのは、ロマンティックな“おとぎの国”とは正反対の“現代のニューヨーク”だった!
大都会の冷たい人たちに戸惑うジゼルを助けたのは、現実主義でバツイチの弁護士ロバート(パトリック・デンプシー)。動物と話し、ところ構わず歌いだすジゼルに驚き、時にうとましく思うロバートは、彼女と過ごすうちにその素直で心優しい姿に惹かれていく―。しかし彼女を追って現代にやってきたエドワード王子やその家来、更にジゼルを罠に陥れたナリッサ女王(スーザン・サランドン)の登場で、ニューヨークの街は大パニックに!
ディズニー自らによる、ディズニー映画パロディー!
ディズニー映画のラブストーリーといえば、王子様とお姫様が惹かれあい、運命のキスをしてめでたしというのが鉄板ですよね。この映画には、王子様も運命のキスも出てくるのですが全く予想していなかった展開が待っています。
ときどき垣間見える王道ディズニー映画のパロディーがとってもユニークで笑えます。例えば、現実世界のニューヨークで、ネズミや鳩やさらにゴキブリまで呼び出して家の掃除を手伝ってもらうシーンや、突然歌って踊りだすシーンなど、どこまでもジゼルの行動は”プリンセス”なのです。
しかし、やはりディズニー映画なのでラストはとってもロマンティックで、ハッピーに溢れています。
恋する乙女の夢見る気持ちを刺激する映画でありながら、コメディ要素も強いのでカップルや家族で見ても楽しめる映画です。
ベンジャミン・バトン 数奇な人生【2008】
あらすじ・見どころ
ベンジャミン(ブラッド・ピット)は生まれたときには80歳の老人の体を持つ赤ん坊だった。数年の命を宣告されるも、彼はどんどん若返っていく。そして、彼は運命の人デイジー(ケイト・ブランシェット)と出会うのだった。数奇な人生を生きたベンジャミン。彼はその人生を通して様々なことを見聞きし、経験した。そして、訪れた死。
生きるとは何か、死ぬとは何か。人間に訪れる生と死、そしてたゆとう時間の流れを描く心に迫る作品。
切なく、心温まるファンタジー映画
80歳で生まれたベンジャミンの年齢が若返っていく、というファンタジー作品です。
見た目は若返るが心の成長は普通の人と同じゆえの生きづらさや、切なさが描かれています。
ベンジャミンの人生だけでなく、運命の人デイジーの戸惑い、彼女自身の山あり谷ありの人生も丁寧に描かれており、2人の真逆に進んでいく時間軸の中でのロマンスが美しく切ないです。
大切な人と同じ時代に出会い一緒に過ごせる奇跡がこんなにも愛おしい時間なのかと思わせてくれる映画です。
ロマンスだけでなく、人生観や生と死など、様々なことを考えさせてくれます。
スラムドッグ・ミリオネア【2008】
あらすじ・見どころ
運じゃなく、運命だった。アジア最大のスラム街・ムンバイで育った少年ジャマール(デーブ・パテル)は、世界的人気番組「クイズ$ミリオネア」にて一問を残して全問正解、一夜にして億万長者のチャンスを掴む。だが、無学な彼は不正の疑いをかけられ、番組の差し金で警察に連行され、尋問を受けることになってしまう。
彼は一体どうやって全ての答えを知りえたのか?そして、彼がミリオネアに挑戦した本当の理由とは…?
スラム街の少年の人生と初恋を斬新な切り口で描いた社会派映画
一見すると、主人公のジャマールが、クイズミリオネアで大金を手にするか、あるいは一文無しになるか、という話のように見えますが、実は切ない初恋の物語です。スラム出身のジャマールとサリームの兄弟と幼馴染の女の子ラティカが、困難から抜け出し、幸福を掴み取ることができるのか!?というのがメインのお話。
一問一問の難問クイズの答えが、ジャマールのこれまでの人生の局面と繋がっており、ジャマールの人生の回想シーンがうまく間に挟まりながらでテンポよくストーリーが進んでいきます。
インドの社会問題、さらには兄弟や初恋の相手への「愛」まで描き出してしまう斬新な社会派映画です。
また、ラストのダンスシーンはインド映画ならではです!
アバター【2009】
あらすじ・見どころ
22世紀、人類は地球から遠く離れたパンドラで<アバター計画>に着手していた。この星の先住民ナヴィと人間のDNAを組み合わせた肉体<アバター>を創ることで、有毒な大気の問題をクリアし、莫大な利益をもたらす鉱物を採掘しようというのだ。この計画に参加した元兵士ジェイク(サム・ワーシントン)は車椅子の身だったが、<アバター>を得て体の自由を取り戻す。パンドラの地に降り立ち、ナヴィの族長の娘ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)と恋に落ちるジェイク。しかし彼はパンドラの生命を脅かす任務に疑問を抱き、この星の運命を決する選択を強いられていく…。
圧倒的な映像美、3D映画の先駆け
ターミネーター2やタイタニックで有名なジェームズ・キャメロンが長年温めていた構想をついに映画化した作品として話題になりました。また、当時まだ新しかった3D映画の先駆けともなった作品です。
圧倒的な美しさをもつ惑星パンドラの風景は今見ても圧倒的な映像美。そんな美しい風景のなかをナヴィたちが駆け巡る様子は本当にいる生き物のように感じてしまいます。
ストーリーはSFではあるものの、原住民が守ってきた土地を力づくで奪おうとする悪しき人間が描かれており、いまの世の中とも重なる部分が多く、考えさせられます。
続編が噂される作品ですので、この機会に一度観てみることをおすすめします。
(500)日のサマー【2009】
あらすじ・見どころ
建築家を夢見つつ、グリーティングカード会社で働くトム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、ある日、秘書として入社してきたキュートなサマー(ズーイー・デシャネル)に一目惚れしてしまう。トムは運命の恋を夢見る男の子、一方サマーは真実の愛なんて信じない女の子だった……。好きな音楽をきっかけに意気投合し、いいムードになった二人。そんな中トムは、サマーに対して「彼氏はいるの?」と聞くと、サマーの答えはノーだった。恋愛と友情の間に果てしなく広がるグレーゾーン。人を好きになるって、どうしてこんなに楽しくて切ないんだろう。誰もがまた恋したくなる、二人の(500)日がはじまる!
2000年代を代表するお洒落映画
まず、映像の取り方・ファッション・構成・言葉選び・音楽、全てがお洒落で見ているだけでポップな気持ちになる映画です。天真爛漫でキュートなサマーに女性は憧れ、男性も夢中になってしまうのではないでしょうか。
ストーリーはトム目線で描かれており、サマーとラブラブな絶頂期から、振られて落ち込む暗黒期のアップダウンがとてもリアルに表現されています。なにを考えているかわからない女性に振り回されがちな男性は強く共感するのではないでしょうか。
ラストも綺麗な展開で、恋をしたいという気持ちが湧き上がってきます。失恋後に見ても前向きになれるおすすめの映画です。
一度見たことがあるという方も、サマーの気持ちを考えながら見るとまた違った発見があるかもしれません。
イエスマン “YES”は人生のパスワード【2009】
あらすじ・見どころ
主人公のカール(ジム・キャリー)は面倒くさい相手からの電話にはいっさい出ず、友達からの誘いも何かと口実をつけては断わり、勤め先の銀行ではローンの申し込みのほとんどを却下する「NO」「いや」「パス」が基本の男。ところが、そんな彼を見かねた友人に連れて行かれたセミナーで、「どんなことにもYESと答える」と強引に約束させられたことから事態は一変。“YES”というたったひとことが、カールの人生を激変させていく。
偶然知り合ったアリソン(ゾーイ・デシャネル)は、彼の積極的でユーモアのある人柄に惚れ込む。人が変わったように運気をどんどん上げていくカール。 だが全てが好転し始めたとき、思わぬどんでん返しが待っていた。
明日から試したくなるYESの魔法
“YES”が運んでくるのは、出会わなかったはずの場所、殴られなくてもすんだはずの一発、生まれなかったはずのロマンスなど、そこには思わぬ災難もあれば、もちろん最高のハッピーもあるということを教えてくれる映画です。いろいろなことに後ろ向きになりがちなこんな時代、あたまからNOと決めてかかる前に、ひとつぐらいYESと言ってみるのもいいかもしれない、と観終わったあとは自然とポジティブなれます。
「この世は遊び場よ。子供の頃は知ってたのに、みんな忘れちゃう」というアリソンの言葉は真面目に生きすぎて疲れた日常にグサっと刺さる名台詞です。
この週末は映画鑑賞できまり!
ここまで2000年代の名作映画を紹介してきました。
SF、アクション、ラブロマンスなどどれも名作揃いです!何度観ても楽しめる名作映画、自分のお気に入りの1本を見つけてみませんか?
この週末はお家で映画鑑賞できまりです!
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