ネルシャツとは?ネルシャツの歴史から素材まで徹底解説
秋冬のおしゃれコーディネートに欠かすことのできないネルシャツ。ネルシャツと普通のチェックシャツの違いからおしゃれに着こなすポイントまでネルシャツに興味がある方向けにわかりやすく解説していきます。今年の秋冬はネルシャツをおしゃれに着こなしたいという方はこの記事を参考におしゃれにネルシャツを着こなしてみてください。
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アイキャッチ画像出典:www.walmart.com
ネルシャツとは?
ネルシャツとは正式名称をFlannel Shirt(フランネルシャツ)と呼び、名前の通りフランネル素材で織られたシャツのことをさします。ネルシャツ=オンブレチェック柄のシャツと認識している人も多いと思いますが、それは間違いで、オンブレチェック柄でなくてもフランネル素材で作られたシャツはすべてネルシャツと呼びます。デザイン面だけでなく保温性などの機能面にも優れているため、秋は一枚でアウターとして、冬はインナーとして着用できるので、秋冬に欠かすことのできないアイテムです。
アメカジのイメージが強いネルシャツですが、もともとフランネル素材の起源はヨーロッパにあり、そのため今でもネルシャツにはグレンチェックやタータンチェックなど英国伝統の柄が使われていると言われています。
ネルシャツの特徴
秋冬に欠かすことのできないアイテムであるネルシャツの特徴をわかりやすく解説していきます。ネルシャツに興味がある方は参考にしてみてください。
起毛感があり高い保温性
ネルシャツの最大の特徴は表面が少し起毛していて軽くて暖かさのある素材で作られていることであり、他の素材のシャツと比べても暖かく秋冬におすすめのアイテムです。ネルシャツはウール素材でなくコットン素材で作られるアイテムも多くあるので、春はコットン素材のネルシャツを、秋冬はウール素材のネルシャツを選ぶなど、季節によって使い分けることが大切です。
コーデのわき役も主役にもなれるデザイン
先ほどはオンブレチェックシャツ=ネルシャツではないと説明しましたが、それでもやはりネルシャツは伝統的にオンブレチェック柄のアイテムが多く、初めてのネルシャツにはオンブレチェック柄のアイテムがおすすめです。オンブレチェック柄のシャツは一枚で着こなしてもサマになりますし、シンプルなアウターと合わせればコーデにアクセントを加えることができるので、おすすめです。
ヴィンテージネルシャツの魅力
ネルシャツを楽しむうえで現行のブランドからリリースされているアイテムを楽しむのも一つの手ですが、ヴィンテージと呼ばれる90年代後期のアイテムを探すことができるのもネルシャツの魅力です。肉厚でタフなネルシャツは時代を経てもボロボロになることは少なく、その当時流行していた音楽などと結びついて時代ごとに独自の柄のアイテムが展開されていたりと、現行にはない魅力を楽しむことができるので、ネルシャツを深く楽しみたいという方はヴィンテージを漁ってみてはいかがでしょうか。
ネルシャツに使われる主な柄
ネルシャツに使われる主な柄であるオンブレチェック、バッファローチェック、ブロックチェックの3つを紹介します。お気に入りの柄をみつけ、ネルシャツ選びの参考にしてみてください。
オンブレチェック
ネルシャツの代表的な柄であるオンブレチェック。オンブレチェックとは徐々に色の濃淡が変化し、他の色を染み込ませたような縞模様が交差した格子柄のことで、カートコバーンの影響でグランジファッションが流行していた時に爆発的な人気を集めた柄です。オンブレチェック柄を起毛感のあるフランネル素材で仕上げることで、男らしいデザインとなり、初めてのネルシャツにおすすめの柄です。
バッファローチェック
アメカジ、ロックの歴史とともにワイルド、アウトローな印象の強いバッファローチェック。バッファローチェックとは太い棒縞を縦横に配置し、大柄の格子柄としたもので、日本では市松柄とも呼ばれています。英国では赤と黒のブロックチェックがロブロイと呼ばれており、タータンチェックと言えば赤と黒というイメージがありますが、他にも茶と黄色、黄色と青などその組み合わせは様々です。
タータンチェック
出典:wowma.jp
スコットランドの伝統柄であるタータンチェック。タータンチェックは太さの異なる帯を組み合わせて出来た柄であり、帯と帯を交差させるというシンプルな柄ですが、シンプルがゆえにその柄の多さは多岐にわたり現代になっても新しい柄が作り続けられています。タータンチェックはシャツだけでなくストールやスカートなどありとあらゆるファッションアイテムに使用されており、幅広い世代の人々から人気を集めています。
ネルシャツをおしゃれに着こなすポイント
ネルシャツをおしゃれに着こなすためのポイントを紹介します。ネルシャツを使ったコーディネートに悩んでいる方は参考にしてみてください。
暗めのパンツと合わせてコーディネートにメリハリをつけましょう
明るくインパクトのあるネルシャツをコーデに取り入れる際はなるべくパンツは暗めのアイテムを選びコーデにメリハリをつけることが大切です。トレンド感のあるコーデを作りたい方はトップスにオーバーシルエットのネルシャツを合わせて、ボトムスに黒のスキニーパンツを合わせれば簡単に今っぽい雰囲気のコーデを作ることができるので、参考にしてみてください。
ジャストもしくはタイトめのサイズ感で選びましょう
ネルシャツはかなりカジュアルなデザインのアイテムなので、サイズ感を間違えてしまうと一気に子供っぽく見えてしまいます。そのためコーデにネルシャツを取り入れる際は必ずジャストサイズもしくはタイトなサイズ感のアイテムを選びスタイリッシュにコーデを仕上げることが大事です。逆に今っぽく着こなしたい方はワンサイズ上げてタイトなパンツを選ぶなどしてコーデにメリハリをつけましょう。
レザー素材のアイテムと合わせて男らしいコーデに仕上げましょう
ネルシャツをは男らしさを演出できるアイテムなので、同じく男らしさを演出できるアイテムであるレザー素材のアイテムと合わせて男らしいコーデを目指しましょう。レザーブルゾンのインナーにネルシャツを合わせることで、レザーの男らしさをチェック柄で程よくマイルドに仕上げることができますし、コーデの雰囲気がバランスよく仕上がるので、男らしいコーデが好きな方は参考にしてみてください。
ネルシャツと相性が良いアイテム
ネルシャツと相性の良いアイテムを紹介します。コーディネートのポイントをしっかりとおさえ、こちらのアイテムをコーデに取り入れれば簡単におしゃれなコーディネートを組むことができるので、参考にしてみてください。
レザーブルゾン
カジュアルなネルシャツは同じくカジュアルながら男らしを演出できるレザージャケットと相性抜群です。ダブルライダースジャケットでもいいですし、シングルライダースジャケットでもブルゾン型のアイテムでもレザー素材のブルゾンであればネルシャツにぴったりとはまります。ネルシャツに合わせるアウター選びに悩んでいる方はレザー素材のブルゾンを合わせてみてください。
ジーンズ
ネルシャツに合わせるボトムスに悩んでいる方はジーンズがおすすめです。ネルシャツとジーンズとラフに合わせるだけで簡単にアメカジテイストのコーデを作ることができますし、ジーンズ以外でもチノパンなどカジュアルなパンツと合わせることをおすすめします。ジーンズを合わせる際はコーデが野暮ったく見えないように細身でテーパードがかかったアイテムを選び、スタイリッシュにコーデを仕上げてみてください。
ネルシャツを使ったおすすめコーディネート例
ネルシャツを使ったおすすめのコーディネート例を紹介します。カジュアルなコーデからキレイめコーデまで幅広く紹介するので、参考にしてみてください。
ネルシャツ×ジーンズ×スニーカー
ネルシャツにアイスブルーのジーンズを合わせたカジュアルなコーデ。ネルシャツを一枚で着こなす際はジーンズを合わせて男らしくきめましょう。他にもキャップやウォレットチェーン、シルバーアクセサリーなどをコーデに取り入れ男らしを演出すれば、よりおしゃれなアメカジコーデに仕上がります。アメカジコーデが好きな方におすすめの着こなしなので、参考にしてみてください。
ジャケット×ネルシャツ×ジーンズ×スニーカー
ジャケットのインナーにネルシャツを合わせたカジュアルなジャケパンコーデ。ネルシャツを一枚で着こなすと合わせ方によってはコーデがカジュアルになりすぎてしまうので、ジャケットなどのキレイめアウターを合わせてバランスをとりましょう。カジュアルなコーデなので足元にはスニーカーを合わせてコーデにカジュアルさをプラスしています。ジャケットを使ったコーデが好きな方は参考にしてみてください。
ライダースジャケット×ネルシャツ×ジーンズ×スニーカー
ダブルライダースジャケットにジーンズを合わせたカジュアルなコーデ。インナーにネルシャツを合わせて男らしくコーデを仕上げています。ネルシャツとダブルライダースジャケットなどの男らしいアウターの相性はよく、秋冬にぜひ、取り入れてほしい組み合わせです。コーデ全体のシルエットが細身なので足元にはハイカットスニーカーを合わせて足もとにボリュームをだしています。カジュアルなコーデが好きな方は参考にしてみてください。
ネルシャツを着こなしておしゃれをもっと楽しもう!
ここまで記事を見ていただきありがとうございます。少しでも皆様の参考になれば幸いです。ネルシャツについての解説はいかがだったでしょうか。この記事を読んで少しでもネルシャツに興味を持った方は、下記の記事を参考に、自分にあったおしゃれなネルシャツを手に入れてみてください。
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この記事のライター
都内在住の大学生です。ファッションが好きです。特にデニムが好きなので、毎日履いて洗濯してを繰り返し、自分だけの一本を制作中・・・