三軒茶屋で本当に美味しいラーメンの名店15選
ラーメンを嫌いな人はいないと言っても過言ではないくらい、国民のソウルフードとなったラーメン。今回は三軒茶屋在住で現役ツアーガイドの筆者が厳選した激戦区の名店15店をご紹介したいと思います。あっさり中華そばから濃厚とんこつまで、様々なジャンルのラーメンをご紹介します。
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三軒茶屋ってどんな街?
東急電鉄田園都市線と世田谷線がつながり、渋谷までたった3分、下北沢へも徒歩圏内という好立地で、住みたい街ランキング上位に必ず入っている三軒茶屋。駅前では明け方までのれんをだしている店も数多く、外食激戦区と言われています。その中でもやはりダントツ人気のラーメンに今回はスポットを当ててみたいと思います。
1.AFURI 三軒茶屋
かなり名の知れた名店、「AFURI三軒茶屋」は柚子塩らーめんが人気です。
とにかくさっぱり、透明なスープはさらりとしていて、これなら何杯でもいけそうです。チャーシューは炙りか鶏チャーシューか、鶏油(ちーゆ)も淡麗かまろ味かを選びます。ここの売りはこだわりのストレート細麺で、すするとスープから柚子の香りがふんわりと立ち上がり、更なる食欲をそそります。L字のカウンター席は常にお客さんでいっぱいです。ガッツリというよりはお上品な仕上がり、女性に人気もうなづけます。尚、筆者は試したことがないのですがヘルシーなこんにゃく麺も選べるそうですので、ラーメンへの罪悪感はもうゼロですね。ここは飲みのシメにさらりと一杯の時に行きたい一軒です。
住所:東京都世田谷区三軒茶屋 2-12-11
tel:03-3414-3800
定休日:無休
営業時間:11:00~翌4:00
神奈川県阿夫利山から生まれたらーめん店AFURIの公式サイト。柚子塩らーめんをはじめ、厳選素材の旨味を丁寧に抽出した、正統派の淡麗系らーめんで皆さまをお出迎えします。
2. 濃厚鶏そば たけいち 三軒茶屋店
世田谷線三軒茶屋駅出入り口の目の前にあるのが「濃厚鶏そば たけいち三軒茶屋店」です。
女性一人でも入りやすい店内、仕事帰りについふらりと寄ってしまいます。メニューは白湯の鶏そばをメインに、焼き鳥など居酒屋風ラインナップも取り揃えており、飲み会風の団体様もいたり、おひとり様もいたりと客層はバラバラです。どろりとした鶏白湯スープと中太のストレート麺、鶏チャーシューとつくねと両方入っています。追いニンニククラッシャーを追加すると、店員さんが目の前でつぶしてくれるのがここの大きなポイントで、味変が楽しめます。また旨辛系は辛さのレベルが3段階選べるのも嬉しいです。餃子も数種類あるので、セットメニューもお得でおすすめです。
住所:東京都世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー北棟2階
tel:03-6453-4100
定休日:なし
営業時間:月~金 ランチ11:30~16:00 ディナー17:30~27:00
土 11:30~27:00 / 日 11:30~23:00
濃厚鶏そば麺屋武一は、「焼き鳥屋職人」と「ラーメン職人」がコラボして誕生した、濃厚鶏白湯ラーメン専門店です。
3.めん和正
某口コミサイトで東京のベストラーメン100に必ずランクインしている名店「めん和正(わしょう)」は三軒茶屋駅北口Bから徒歩5分ほど、246通り沿いにあります。名刺大の看板しかないのでお見逃しないようにしてくださいね。
濃厚な煮干しのどろりとした、しかしさっぱりの正油ベースのスープと縮れた細めの麺、大ぶりなチャーシューが更に食欲をそそります。玉子は見事な半熟でこれがスープと絡むと最高で、シンプルだけど後を引く旨さです。メニューはラーメンとつけ麺がそれぞれ中盛りと大盛りがあるだけなのが、何より自信とこだわりの証拠です。店名の「和正」は「和風の正油」からきているそうで、名前までシンプルな作りだったんですね。10席しかない店内は常に満席状態なので、混雑時は気を付けてください。
住所:東京都世田谷区太子堂2-6-2
定休日:月・祝
営業時間:11:30~14:30 / 18:30~22:00
4.サンチャ フカミ
東京では珍しい徳島ラーメンが食べられる「サンチャフカミ」は三軒茶屋駅北口Bから茶沢通りを徒歩5分、通称ゴリラビルの裏にあります。
濃い味好きで肉好きならここの徳島ラーメンのガツンとした味がおすすめです。阿波尾鶏と昆布のだしが効いたスープはさっぱりしているのですが、上に乗ったチャーシューの甘辛さ、煮卵の濃さ、さらに鮮度の良い追い生卵でとにかくインパクトは絶大、ちょっとすき焼きを思わせる味わいです。ここはラーメンバーと言っているだけあって、夜はチャーシューやメンマのおつまみセットや阿波尾鶏の鶏天、徳島産スダチのサワーなど飲みメニューも数多くあります。飲みとシメを1店で済ませられてお得感も大きいですね。黒をベースにしたカウンター席の店内はオシャレで女性一人でも入りやすそうです。
住所:東京都世田谷区太子堂3-14-8
tel:03-5787-8376
定休日:火曜日
営業時間:平日 11:30~15:00 / 17:30~27:00
土曜日 11:30~27:00 / 日曜日 11:30~21:00
5.麺屋 藤しろ 三軒茶屋店
三軒茶屋駅南口Bから徒歩5分、「麺屋 藤しろ」はメインの商店街からちょっと小道に逸れたところにあります。
鶏白湯スープといいながらもこのパンチのある味は?と思ったら仔牛の筋やローストしたバラ肉なども使っているそうで、黄味の強い白濁したスープと上にかかったガーリックオイルが特徴です。麺は固めのストレート麺、ふわりとした鶏チャーシューとよく合います。L字型のカウンターには刻みニンニクとレモン生姜が置いてあって、どちらも抜群の味変でした。特にレモン生姜は中々見ないので、新鮮に楽しむことができたと思います。基本的にワンオペなので、少し待つこともありますが、丁寧で気持ちの良いサービスの一軒です。
住所:東京都世田谷区三軒茶屋1-37-1
tel:03-3410-5580
定休日:無休
営業時間:月~土 11:00~翌2:00 / 日 11:00~23:00
目黒のラーメン屋「藤しろ」。人気の秘訣は濃厚なのにあっさりした鶏白湯スープ。こだわりの味をご賞味下さい。
6.麺処 禅
三軒茶屋駅パティオ口から徒歩3分、「麺処禅」は鶏白湯ラーメンで有名なお店です。
中でも評判の良い特製鶏そばを注文すると、なんとも鮮やかな具材がてんこ盛りです。揚げナスやパプリカ、ブロッコリー、里芋など、通常ラーメンとは縁がなさそうなヘルシーなお野菜と二種類のチャーシューがこれでもかと乗っていて中々麺までたどり着けません。スープは濃厚な鶏と塩がメインで、辛味も選べるようになっています。カウンター席とテーブル席があり、落ち着いた空間です。説明通りにまずはそのまま食し、次に岩海苔を乗せ、最後は黒七味をかけていただきました。この岩海苔がまろやかで美味しくてついついかけすぎてしまいます。ちょっと変わった味を楽しみたい時に良いお店です。
住所:東京都世田谷区三軒茶屋 2-12-10 1F
tel:03-3487-1190
定休日:不定休
営業時間:11:00~翌6:00
7.節骨麺 たいぞう 三軒茶屋店
三軒茶屋駅南口Bから徒歩5分ほど、栄通りにある「節骨麺(ぶしこつめん)たいぞう三軒茶屋店」は魚介豚骨系ラーメンのお店です。
こってり好きにはたまらない豚骨とどろりとした魚介のスープにコシのある太麺がよく合います。良い意味でしつこいくらいやってくる味の嵐です。トッピングはチャーシュー、味玉、海苔、メンマなどオーソドックスながら、ホロホロほぐれるチャーシューや、もはや塊のようなメンマ、濃すぎない味玉、とそれぞれの個性が光ります。煮干しベースの塩ラーメンもあり、こちらはややさっぱり味になっているので、こってりが苦手な方にはおすすめです。にぎやかそうな外装や店内にしては、店員さんのサービスも行き届いていて心地良い一軒です。
住所:東京都世田谷区三軒茶屋1-35-6 シャンテリービル1F
tel:03-5779-7210
定休日:無休
営業時間:11:00~翌1:00
池袋発祥のラーメン店“節骨麺 たいぞう”のオフィシャルサイト。魚介×豚骨×鶏骨の黄金ブレンドスープを極上の特注麺で楽しむラーメン「節骨麺」の解説をはじめ、メニュー、店舗情報、求人情報などを掲載。
8.ラーメンラブル
千葉で有名な竹岡式を名乗るラーメン店が都内に出店した「ラーメンラブル」は、三軒茶屋駅世田谷通り口から徒歩5分ほどのところにあります。
竹岡式は出汁がなく濃厚醤油スープのみ、また乾麺を使うところが特徴なのだそうですが、ラーメンラブルでは生麺も選べます。しかしここはやはり乾麺を選びたいところです。またこちらではスープに煮汁や背油が入って、醤油のツンとくる角が丸くなった感じです。麺がかくれるほどの山盛りの玉ねぎの甘さがまた醤油味を柔らかくしてくれます。チャーシューや海苔のトッピングは八王子系ラーメンにも似た、醤油ベースの正統派麺という感じです。乾麺の良さを再確認できる、そんな一軒を是非お試しください。テラス席はワンちゃんもOKだそうですので、お散歩途中の1杯なんていうことも可能です。
住所:東京都世田谷区三軒茶屋2-16-6 浪貝ビル103
tel:03-3414-8452
定休日:水曜日
営業時間:月・木・金・土 11:00~24:00 / 火・日・祝 11:00~20:00
9.油坊主
三軒茶屋駅北口Bから徒歩5分ほど、246通り沿いに油そば専門店の「油坊主」があります。
味のベースは醤油、塩、そしてトマトの三種類から選びます。筆者個人的には1周回って塩味ベースに柚子レモン&胡椒で味変がお気に入りですが、トマトベースにお酢&ラー油味に惹かれる日もあり、どっちも捨てがたいです。店内には「指南書」と呼ばれる味変のヒントがありますので、参考に自分好みの味をみつけてください。通常のトッピングはゴロゴロした角煮、ネギ、もやし、海苔、メンマで、追加なしでも十分な仕上がりになっていると思いますが、これで物足りない方には半熟煮卵をおすすめします。この卵はどの味にもマッチしますので、味変の時にも大活躍間違いありませんよ。
住所:東京都世田谷区太子堂 2-6-2
tel:03-5430-8282
定休日:年末年始
営業時間:11:00~翌1:00
10.寿屋
三茶パティオ口から徒歩2分、西友の隣にある「寿屋(ことや)」は最近できた人気のお店です。
地鶏料理を謳うラーメン居酒屋というだけあり、鶏ガラスープに醤油、塩、みそ、つけ麺と4種類から選べます。醤油ラーメンには地鶏焼きが入っていて鶏油で仕上げてあり、塩ラーメンには地鶏焼きは一切れのみ、スープを楽しめるさっぱり味です。しかしここのおすすめは何と言ってもしじみラーメンです。しじみの出汁がしっかりときいていて、麺とスープの絡み具合も抜群、飲みのシメに胃に優しいピッタリの一品です。焼き鳥やチャーシューなどもさすがのメニューですので、飲んで食べてシメる、と3段階楽しみたい一軒です。
住所:東京都世田谷区太子堂4-25-6 1F
tel:03-3411-6777
定休日:不定休
営業時間:ランチ11:30~16:00 / ディナー17:30~24:00
11.臥龍
三軒茶屋駅南口Bから徒歩3分、「臥龍(がりゅう)」の鶏白湯は、鶏は鶏でも軍鶏スープという特殊な1軒です。
味噌味も用意がありますが、初心者の方は通常の塩でせっかくの軍鶏白湯を楽しむコースに行きたいところです。鶏チャーシュー麺、炙りチャーシュー麺、肉麺、と3種類ありますが、基本的にはトッピングのチャーシューの種類と量がどれだけかの違いだけです。カウンターには何も調味料が置いてないのにも、味への自信が感じられます。通常の白湯が苦手な方にこそ試していただきたい、まろやか且つしつこくない格別の一杯を楽しめることでしょう。塩味がキリリと冴えています。何度行ってもまた食べたくなる、筆者一推しの名店です。
住所:東京都世田谷区三軒茶屋1-35-3 山田体育施設ビル1F
tel:080-4918-0023
定休日:火曜日
営業時間:月・水~土 ランチ12:00~14:30 / ディナー18:00~24:00
日・祝 ランチ12:00~14:30 / ディナー18:00~22:00
12.らーめん茂木
四谷の名店で修行を積んだ店主こだわりの雲吞麺がおいしいのが「らーめん茂木(もぎ)」、三軒茶屋駅北口Bから5分ほどのところにあります。
大きな雲吞が5個もゴロゴロと入っていて、熱々を口いっぱいにほおばるのがたまりません。ただし火傷には注意です。スープは昔風の醤油味で豚骨ベースなのですが、豚骨特有の臭みもドロリとした感じもなく、雲吞にも中細麺にも非常によく合います。豚バラ肉のチャーシューもホロホロとして全体的に優しい一杯です。香辛料も控えめで、肉の味がよくわかるように作っているのがわかります。どこか懐かしい味に出会いたい方におすすめです。
住所:東京都世田谷区太子堂2-13-1
tel:03-3421-1769
定休日:日曜・祝日
営業時間:ランチ11:30~14:30 / ディナー18:00~22:30
三軒茶屋駅から徒歩5分にある「らーめん茂木(もぎ)」。1つ1つ手作りで包みこんだお手製ワンタンと肉屋製法に基づいた特製チャーシューは大好評!スープはトンコツ、鶏ガラ、タマネギなどを一気に煮込んで濁らせたパワフルな味となっています。
13.中華そば 瀧井
三軒茶屋駅世田谷通り口から徒歩3分、三角地帯の一角にある「中華そば瀧井」はトンそばと黒やきめしが有名な一軒です。入り口が奥まっていて見つけにくいので注意が必要です。
これぞ中華そば!というなつかしいような醤油ベースのスープと細めのちぢれ麺で、小さい頃に食べたラーメンを思い出します。チャーシューはジューシーで脂がのって肉厚、メンマもかなりの太さで食べ応えはたっぷりです。ポイントは、ここに来たら是非麺類にプラス300円で黒やきめしを試していただきたいのです。黒いごはんに目玉焼きがとろーりと乗って、インスタ映えも間違いありません。濃い味付けのやきめしにマイルドな卵がたまらないセットは1000円ほどでコスパも大変に良いのです。
住所:東京都世田谷区三軒茶屋2-10-14 昭和ビル1F
tel:03-6450-7567
定休日:月曜日
営業時間:11:00~22:00
14.新華楼
「新華楼」は世田谷線出入り口から徒歩3分ほどのところにある、世田谷線沿いの町中華です。
牛豚系の透明なあっさりスープ、薄口醤油味にラードがうっすら乗っている…世田谷線のガタゴトいう音を聞きながら、昔ながらのたたずまいの店内で、まさにザ・昭和なラーメンという感じです。メニューも町中華らしくかなりの品数があるのですが、ここでのおすすめは五目めん。こちらはさっぱり塩味で、脂っこくないチャーシューや甘い伊達巻が良いコントラストになっています。きくらげや白菜がたっぷりで安心して楽しめるお味がポイントです。良い意味で、いわゆる普通の町中華を堪能できる一軒です。
住所:東京都世田谷区太子堂4-4-10
tel:03-3421-7845
定休日:日曜日
営業時間:ランチ11:00~14:30 / ディナー17:30~20:30
15.拉麺 黒ノ坊 三軒茶屋店
日本一小さいのでは?と思われる「拉麺黒ノ坊」は三茶パティオ口から徒歩3分、三角地帯のはずれにひっそりとあります。
カウンター5席しかないこじんまりとした店内ですが、その味は店主のこだわりがぎっしり。牛だし醤油が売りだそうで、牛肉の旨味を凝縮させた醤油ダレがベースになっているとのことでした。宗田節や鯖節なども加えた繊細なスープに細めのちぢれ麺がよく絡みます。通常の醤油らーめんには岩海苔やチャーシューが乗っていて十分なのですが、背油麺には牛ホルモン揚げが更にトッピング、こちらはスープに脂身が増える分、麺も中太麺になっています。なかなか見つけにくく入りにくいお店ではありますが、行く価値は十分ありますので是非足をお運びください。
住所:東京都世田谷区三軒茶屋2-9-16
tel:03-6453-4704
定休日:月曜日
営業時間:火~土 ランチ11:30~15:00 / ディナー20:00~25:00
日曜日 11:30~20:30
鶏ガラをベースに昆布、椎茸、煮干し、鰹節、鯖節、野菜をバランスよく取ったスープに、豚、鶏の肉の旨みを凝縮させた特製醤油を使用した醤油ラーメンと胡麻みそベースの味噌ラーメンをご提供します。季節限定の創作ラーメンもご用意。ぜひご賞味ください。
懐かしい味と新しい味
三軒茶屋在住の筆者が送る15選、いかがだったでしょうか。
こうしてみると鶏白湯が今の三茶ラーメンの人気の主流なのかなと改めて思えます。そんな中にも昔ながらの中華屋さんが混じっているのが、また三軒茶屋の良いところであり、筆者がこの町を大好きな理由でもあります。どうぞお気に入りの1軒を見つけにきてくださいね。
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この記事のライター
現役ツアーガイドで帰国子女のSAWAKOです。主に東京を中心に訪日外国人をおもてなししております。自分の目と足で実際に体験した美味しい・楽しい・面白い場所をあちこちご紹介したいと思います。