セットアップコーディネート決定版!春夏秋冬季節別の着こなし
セットアップはコーディネートに取り入れるだけで、簡単におしゃれに見える大人の男性におすすめのアイテムです。コーディネート次第でビジネスからカジュアルまで幅広く活躍するので、ぜひマスターしたいですね。今回はそんなセットアップのコーディネートを季節ごとに紹介します。セットアップを取り入れておしゃれメンズを目指しましょう。
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アイキャッチ画像出典:archzine.com
セットアップとは?
セットアップとは、主に同素材で作られたジャケットとパンツが2つセットのものを指します。
このジャケットとパンツは別売りされており、2つ揃えて着ることもできれば、それぞれを組み合わせて別々のコーディネートを作ることもできるので、コーディネートの幅が広がります。
サイズやデザインなどを上下で揃えることも、ずらすことも自由自在でカジュアルはもちろん、ビジネスにおけるジャケパンスタイルまで、幅広く活躍するので、最近では人気を集めています。
タイプ別セットアップ
テーラードジャケット×スラックス
出典:www.ties.com
よく見かけるセットアップがテーラードジャケットとスラックスの組み合わせです。
クリーンで知的な印象のコーディネートになるので、キレイめカジュアルスタイルはもちろん、シンプルなデザインであれば、ビジネスシーンでも使うことができます。
合わせ方によって、コーディネートの印象が大きく変わるので、着回しの幅が広く、1着もっているだけで様々なコーディネートを楽しむことができるのが魅力です。
今回はこちらのセットアップコーディネートを中心に紹介していきます。
テーラードジャケット×ショートパンツ
テーラードジャケットとショートパンツの組み合わせのセットアップも、最近では春夏にかけて見かけるようになりました。
スラックスとの組み合わせとは違い、ショートパンツはカジュアルな印象が強く、夏のキレイめなコーディネートで活躍します。
夏のリゾートシーンやデートシーンなど、少し決めたい気分の時は、ショートパンツスタイルがカジュアルになりすぎないのでおすすめです。
デニムジャケット×デニムパンツ
わざわざ揃えるためにセットアップを買わなくても、手持ちのデニムジャケットとデニムパンツを組み合わせてもセットアップコーディネートを楽しむことができます。
この場合は、色の濃さや明るさが同じものを組み合わせたほうが統一感のあるコーディネートになりやすく、色がずれればずれるほどコーディネートの難易度が上がります。
野暮ったい印象にならないように、シャツやニット、レザーアイテムなどキレイめアイテムを合わせてコーディネートするとおしゃれにまとまります。
スーツに見えないセットアップコーディネートのポイント
素材感のあるものを選ぶ
スーツは光沢のある生地が良いとされていますが、セットアップの場合は、季節に合った素材のアイテムを選ぶことで、よりおしゃれに見えます。
例えば春や夏であればコットンやシアサッカー、秋や冬であればツイードやウールといったその季節に合った、生地の表情が豊かなものを選ぶと、セットアップがスーツのようになりません。
セットアップの場合は、通常のビジネススーツではあまり選ばない、素材感の感じられるアイテムをチョイスしてみましょう。
シルエットはタイトに
こちらはジャケパンの着こなし方と似ていますが、セットアップをコーディネートに取り入れる場合もシルエットはタイトめがおすすめです。
野暮ったくなってしまうと、せっかくのスマートなコーディネートが台無しになってしまうので、サイジングには気を使いましょう。
スラックスもスーツのようにワンクッションで合わせるというよりは、すっきり見えるジャスト丈か、足首をチラ見せするアンクル丈で合わせてもおしゃれですよ。
合わせる小物は程よくカジュアルなアイテムを
セットアップのコーディネートに、ブリーフケースやストレートチップのブラックレザーシューズなどを合わせてしまうと、フォーマルになりすぎて小物だけが浮いてしまうことがあるので注意が必要です。
例えば、バッグであればカジュアルさを取り入れた、レザーのトートバッグやクラッチバッグをチョイスすることで程よく着崩せますし、レザーシューズであればストレートチップではなく、ローファーやスウェードシューズを合わせることでフォーマルに寄りすぎません。
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セットアップの着回し方
レザーシューズ?スニーカー?
出典:www.gq.com
セットアップに合わせるシューズはレザーシューズでもスニーカーでも構いません。
レザーシューズを合わせたセットアップコーディネートはフォーマルな印象になりますが、素材感のあるセットアップに光沢のあるレザーシューズを合わせてしまうと浮いてしまうので、その場合はスウェードやマットな素材のレザーシューズを選びましょう。
スニーカーを合わせる際には、白や黒、ネイビーなど落ち着いた色味の、ワントーンのスニーカーを合わせるのがおすすめです。
Tシャツ?ワイシャツ?
セットアップのインナーも、Tシャツとワイシャツをシーンによって使い分けることができます。
Tシャツを合わせると、特にカジュアルな印象が強くなり、抜け感のあるセットアップコーディネートになります。
その際には無地のものやシンプルなデザインのものの方がスタイリッシュに決まるのでおすすめです。
一方ワイシャツを合わせる場合は、それほど気を使う必要がなく、幅広い色や素材を着用することができ、ネクタイを締めるとよりフォーマルな印象になります。
春のセットアップコーディネート
ネイビーセットアップ×バンドカラーシャツ×スニーカー
ネイビーセットアップと白シャツを合わせた定番のコーディネートも、インナーのシャツをバンドカラーシャツにすることで、顔周りがすっきりし、カジュアルさを追加することができます。
足元は、白のシンプルなスニーカーを合わせることで、セットアップスタイルをカジュアルダウンしながらもクリーンな印象のコーディネートになります。
コーディネートがシンプルなので、胸元には華やかさを追加するために、シンプルな白無地のポケットチーフを挿すことで、全体にメリハリがつきます。
ネイビーセットアップ×ネクタイ×スニーカー
ネイビーセットアップに同系色のネイビーのネクタイを締めて、タイドアップしたスタイルはカチッとしたビジネスカジュアルスタイルになります。
ジャケットとシャツの間にVネックニットを挟んでいるため色のメリハリが生まれ、それに合わせてグレーのスニーカーを取り入れることで、硬い印象になりがちなネイビーセットアップのコーディネートをうまくカジュアルダウンしています。
シンプルなので、ぜひ真似したい着こなしですね。
グレーセットアップ×Tシャツ×スニーカー
グレーのセットアップに白Tシャツを合わせたカジュアルな着こなしは、セットアップの定番着崩しテクニックです。
白Tシャツのラフでカジュアルなコーディネートも、セットアップと合わせてコーディネートするだけでおしゃれな印象に早変わりします。
胸元のアクセントに、ポケットチーフをチラ見せすることで、周りの男性と差をつけたセットアップコーディネートになりますよ。
ベージュセットアップ×ネクタイ×レザーシューズ
春にぴったりのセットアップはベージュです。
ネイビーやグレーはよく見かける一方で、ベージュはあまり見かけないかもしれませんが、コーディネートしやすくおしゃれな印象になるので、ぜひチャレンジしてほしい色味です。
薄い色のセットアップはコーディネートがぼやけてしまいがちなので、ネクタイとシューズで濃い色を合わせてメリハリを利かせることで、引き締まったコーディネートになります。
夏のセットアップコーディネート
ネイビーセットアップ×ハット×Tシャツ×レザーシューズ
ネイビーセットアップにTシャツを合わせた定番の着こなしですが、夏はVネックのTシャツを合わせるだけで涼しげな首元になります。
クルーネックだとジャケットを羽織っているときに暑苦しく見えてしまう可能性があるので、Vネックで首元に抜け感を取り入れましょう。
夏の足元にレザーシューズを合わせる場合には、素足で合わせて足首を見せることで涼しげな印象で履くことができます。
ネイビーセットアップ×シャツ×スニーカー
ネイビーセットアップのインナーに白シャツをノータイで合わせると、ラフになりすぎないビジネスカジュアルスタイルになります。
スニーカー通勤OKの場合は、セットアップであればスニーカーを合わせても構いません。
白のスニーカーを合わせるのが一般的ですが、あえてネイビーの同系色のブルーのスニーカーを合わせるのもおすすめです。
鮮やかなブルーはコーディネートの挿し色になり、素足で履くことで、夏のセットアップスタイルに軽やかさと抜け感を追加してくれます。
シアサッカーセットアップ×シャツ×蝶ネクタイ×サスペンダー
夏の清涼素材の代表であるシアサッカーを使ったセットアップは、暑い夏で汗をかいても快適に過ごすことができるのでおすすめです。
清涼感のあるコーディネートには、サスペンダーと蝶ネクタイでアクセントを取り入れて、個性的に仕上げることで、おしゃれ度がアップします。
足元はクラシカルなサドルシューズを合わせることで、清涼感を感じさせつつも引き締まっている、バランスの取れたコーディネートになります。
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ホワイトセットアップ×シャツ×レザーシューズ
出典:i.pinimg.com
暑い夏には、思い切って爽やかな印象のホワイトセットアップに挑戦してみてはいかがでしょうか。
オールホワイトを意識したこちらのコーディネートは、ジャケットを羽織っているにも関わらず、胸元は大きく開けているため涼しげな印象になり、夏でも暑苦しく見えません。
コーディネートを引き締めるために、ブラウンのベルトでトップスとボトムスをセパレートし、シューズのブラウンで全体の印象を引き締めています。
秋のセットアップコーディネート
ネイビーセットアップ×シャツ×レザーシューズ
秋であれば季節感を出すために、ネイビーセットアップのインナーにマスタードイエローのシャツを取り入れてみてください。
青と黄という色相の反対にある色は、メリハリがきくため色合わせが良く、簡単におしゃれな印象になるのでおすすめです。
ソックスも同じイエローで統一することで、足元にもまとまりをもたらすことができますよ。
ネイビーセットアップ×シャツ×ニット×レザーシューズ
秋にセットアップを着こなすテクニックとして、シャツとジャケットの間にニットを1枚挟むのがおすすめです。
カジュアルな印象にもなるセットアップは、ニットとの相性が良く、柔らかい印象のコーディネートを作るにはぴったりです。
シャツとニットのような比較的キレイめなインナーを合わせる場合には、光沢のあるレザーシューズを合わせても違和感がないので覚えておいて下さい。
ネイビーセットアップ×ニット×サイドゴアブーツ
肌寒い季節には、ネイビーのセットアップのインナーにニットを取り入れるのもおすすめです。
あまり光沢のあるセットアップを合わせてしまうと、素材でちぐはぐな印象になってしまうので、合わせるセットアップも少し起毛感のあるアイテムを選ぶと良いでしょう。
ネイビーとホワイトのシンプルな色使いですが、挿し色にレッドのソックスを取り入れてコーディネートのアクセントにしています。
サイドゴアブーツはブーツの中でも着脱しやすく、ビジネスからカジュアルまで合わせやすいので、持っておいて損のないアイテムです。
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ブラウンセットアップ×チェックシャツ×レザーシューズ
ブラウンのセットアップはクラシックな印象になり、大人らしく落ち着いた雰囲気になりすぎてしまうので、インナーには明るい色のシャツを合わせましょう。
グリーンのチェックシャツをソックスの色と合わせて取り入れることで、統一感のあるよりおしゃれなコーディネートになります。
秋は温かみを出したいので、レザーシューズに合わせてカラーソックスを取り入れて、コーディネートのアクセントにするテクニックは覚えておきたいですね。
冬のセットアップコーディネート
グレーセットアップ×ニット×レザーシューズ
秋冬素材のセットアップをモノトーンでまとめたシックなコーディネートです。
起毛感のあるセットアップはインナーのニットと相性が良く、お互いの季節感を高め合うのでおすすめの組み合わせです。
アウターはナイロンなどの化学繊維よりも、起毛感のあるファーやベルベットなどの温かみのある素材を選ぶことで、見た目も着心地も暖かいコーディネートになります。
ブラウンセットアップ×ニットタイ×スニーカー
ブラウンセットアップにスニーカーを合わせた、カジュアルダウンした着こなしでタイドアップする場合にはニットタイがおすすめです。
ニットタイはフォーマルになりすぎず、引き締まった印象になりながらも、おしゃれ感をアピールできるセットアップとは相性抜群のアイテムです。
スニーカーとソックスは同系色にして、足元には統一感を演出しましょう。
ブラウンセットアップ×シャツ×ハンチング帽子
ジャケットの中でも3つボタンのデザインのものをチョイスすることで、よりクラシックなコーディネートになります。
Vゾーンが狭くなるので、ノータイでもネクタイをしていても様になり、セットアップコーディネートでもより大人の男性らしい着こなしになります。
足元から季節感を演出するために、少しボリュームのあるレザーブーツを合わせることで冬らしい重みのある足元になりますよ。
ブラウンセットアップ×ハイネックニット×白スニーカー
出典:www.ties.com
冬のジャケットスタイルの定番コーディネートの1つである、ハイネックニットをインナーに用いたコーディネ―トは首周りにボリュームが生まれ、見た目も暖かいコーディネートになります。
特に、クラシックで重厚感のあるダブルのジャケットと合わせると、セットアップのスタイルがカジュアルになりすぎず、きちんとした雰囲気を残すことができます。
暗い色でコーディネートしがちな冬のコーディネートに白のスニーカーを差し込むと、メリハリがつき一気におしゃれになるのでおすすめです。
セットアップを着こなしておしゃれメンズを目指そう
いかがでしたか?
セットアップはコーディネートの幅が広く、カジュアルに着崩すのはもちろん、タイドアップすればビジネスシーンでのコーディネートにも取り入れることができます。
他のアイテムとの合わせ方や着崩し方をマスターして、ワンランク上のおしゃれメンズを目指してください。
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この記事のライター
経営学を学びながら、シャツ屋でアルバイトをしています。スーツ・シャツ・ネクタイ・革靴などに興味をもって、フォーマルブランドからカジュアルブランドまで、日々多くのものに触れながらセンス磨き中。