【ジャズ入門】映画から聴くジャズ5選
ジャズを聴きたいけど何から聴いたらいいか分からない…。そんな方は、ぜひジャズを題材にしている映画を観てハマってみてください!
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アイキャッチ画像出典:movies.yahoo.co.jp
まずは映像から、ジャズの世界に浸かってみよう
ジャズのCDを聴いていてもあまりのめり込めないという方は、ぜひ視覚的にジャズを楽しんでみて下さい。演奏者の生活背景や、演奏シーンを映像で観ながら聴くジャズナンバーは格別で、ジャズの世界にハマること間違いなしです!
大人の雰囲気を存分に楽しめるジャズ洋画といえばこれ
1. セッション(2014年)
映画『ラ・ラ・ランド』の監督として一躍有名となったデイミアン・チャゼルの作品。
才能溢れ、世界的なジャズドラマーを目指す19歳の少年と、彼の指導を務める伝説の教師が織りなすドラマ。作中の練習や演奏の光景は狂気的ですが、ビッグバンドのカッコよさは絶品。
スタンダードナンバーである『Caravan』や、原題ともなっている『Whiplash』は聴いていて鳥肌が立ちます。
2. ブルーに生まれついて(2015年)
イーサン・ホークが伝説のジャズトランペット奏者・ジャズシンガーであるチェット・ベイカーを演じる。
麻薬に溺れる中、ジャズマンとして致命的なケガを負ってしまうが、一人の女性に寄り添われながらジャズトランぺッターとして再起を目指すチェット・ベイカーの人生が描かれる。
この映画の見どころはイーサン・ホークの演技と、哀愁漂う音楽の数々。作中、甘い歌声で歌われる『My Funny Valentine』とチェットの再起を彷彿させる『Over The Rainbow』の切ない演奏シーンは必見。
3. ストックホルムでワルツを(2013年)
スウェーデン出身のジャズシンガー、モニカ・ゼタールンドの伝記映画。シングルマザーであるモニカが世界的な女性ジャズシンガーとして認められていく様が描かれており、ポップな邦題とパッケージからは想像できない、大人の女性の魅力が詰まった映画となっています。
ビル・エヴァンスとの共演シーンで、スウェーデン語で歌われる『Waltz For Dabby』はぜひとも聴いてほしい一曲。
4. バード(1988年)
数々の名作を生みだした巨匠、クリント・イーストウッドが監督の作品。天才ジャズサックス奏者でありビバップの創始者ともいえるチャーリー・パーカーの波乱万丈な生涯を描く。彼は麻薬とアルコールに溺れ、34歳という若さで亡くなっている。バードとはパーカーの呼び名である。
冒頭ライブシーンの『Lester Leaps In』から早速映画に引き込まれていきます。パーカーの音源使用を試みたクリント・イーストウッドのこだわりも詰まっており、ジャズファンや「一歩踏み込んだジャズの世界を知りたい!」という方にはオススメの作品。
ジャズを題材にした邦画といえばこれ
5. スウィングガールズ(2004年)
一世を風靡した矢口史靖監督、上野樹里主演の作品。
落ちこぼれの女子高校生たちがひょんなことからビッグバンドジャズを始めるという物語。コメディタッチで描かれており、ジャズを知らない人でも楽しめる作品。
ディズニーランドのビックバンドビートでも演奏される『Sing Sing Sing』や『In The Mood』等の名曲の数々も使われており、とても観やすい映画となっています。
まずは観てみよう!
作中でジャズのスタンダードナンバーが楽しめるとともに、純粋に映画作品としてもおすすめのものばかりなので、ジャズの世界を知りたい方は、まずはこの5本を観て下さい!
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この記事のライター
その辺にいる大学生。旅行と写真と音楽と映画と散歩が好きです。興のおもむくまま、気まぐれに書きます。