感動すること間違いなし!人気おすすめヒューマンドラマ映画名作10選【洋画編】
人気のおすすめヒューマンドラマ映画の中から洋画を厳選して10選紹介します。大人が感動して泣けるものや家族の大切さを学べるものまで幅広く選びました。洋画のヒューマンドラマ映画は名作も多く、一度は観ておくべき映画ばかりです。DVDなどで発売されている映画を中心に選びましたので、お家デートの際に活用してください。
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ヒューマンドラマで自分の人生を振り返ってみませんか?
疲れた時や悲しい時、心の休憩時間に見たいヒューマンドラマ。行き詰まった時には自分の人生を振り返るチャンスも与えてくれます。
今回は特にグッとくるヘビーなヒューマンドラマを10作集めてみました。
内容の濃いハートフルな映画を観て日頃の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。
ルーム(2015)
主演のブリー・ラーソンが第88回アカデミー賞主演女優賞を獲得した、現実味溢れる映画です。
高校生の時に誘拐された母ジョイとその誘拐犯との間で生まれたジャックは外界から隔離された狭い「ルーム」でひっそりと毎日を送る二人の脱出物語です。
映画の序盤は狭い部屋での撮影で、親子の息遣いまでもが伝わって来るカットです。
後半は普通の生活に投げ戻された二人の苦悩などが繊細に描かれます。
原作は全てジャック目線での記述になっており、映画でもジャック目線のシーンが多く、大人と外界から閉ざされてきたジャックの物事の捉え方のギャップにも注目です。
ハラハラするシーンもありますが、観た後に達成感のような気持ちがこみ上げてくる素敵な映画です。
アリスのままで(2014)
こちらもルーム同様、主演のジュリアンムーアが第87回アカデミー賞主演女優賞に輝いた作品です。
コロンビア大学の教授を務めるアリスが若年性アルツハイマーと診断され、自信に溢れた輝かしいキャリアウーマンから徐々に変わっていく姿が緻密に描かれた映画です。
演技派女優として有名なジュリアンムーアが見事に演じきるアリスの変貌用はナチュラルで意識しませんが、終わった後にもう一度見返すとその違いは明確です。
娘役にトワイライトで大ブレイクを果たしたクリスティンスチュアートも出演しており、アリスのサポートに奮闘する家族の心情も細かく描かれています。
アルツハイマーが自分の生活とはかけ離れたものとは思えなくなる、今の生活を大切にしたいと思える映画です。
おやすみなさいを言いたくて(2013)
フランス出身の大女優、ジュリエット・ビノシュ出演のモントリオール世界映画祭審査員特別賞などの数々の賞を受賞した映画です。
戦場カメラマンとして危険地域を駆け回る主人公レベッカの仕事と家族との葛藤を描いた少しヘビーなヒューマンドラマです。
戦場カメラマンという過酷な生活を目の当たりにした日々と、母国の安定した日々、そのギャップに戸惑う彼女。妻を安全な場所に取り戻したい娘思いな夫。母親に共感できない反抗期の娘。家族のそれぞれの思いが絡み合っていくストーリーです。
「ハードで誇り高い仕事」と「愛すべき家族」を天秤にかけ、奮闘する日々を描いた映画はいくつもあると思いますが、こちらは珍しく女性視点です。
ハッピーエンドとは言えない結末ですが、「自分の大切なものは何か。」と考えさせられる映画です。
共感できる方も多いのではないかと思います。
パパが遺した物語(2015)
賞こそはとってませんが、父と娘の愛情に心うたれる感動作です。
パッとしないタイトルですが主演は大女優アマンダサイフリッドと名俳優のラッセルクロウです。
最愛の小説家だった父親を幼い頃に亡くし、心を閉ざし寂しさを抱えたまま成長してしまったが主人公のケイティはある青年と出会ったことで、父との思い出を振り返りながら少しずつ他人を受け入れようとします。
ケイティの思い出す父親との幸せな日々にあなたはきっと涙するでしょう。
何もかも嫌になった日に観たい心が浄化される映画です。
マイルーム(1996)
20年前の映画ですが、古い映画だと追わずまずキャストに注目してください。
メリルストリープ・レオナルドディカプリオ・ダイアンキートンというトップレベルのキャストが集まった名作です。
気性が荒く雑な母、母親の愛情を欲しがる反抗期の息子、両親の介護を献身的に行う姉。
性格の異なる、仲がいいとは思えない家族が徐々に距離を縮めていき、互いを思いあう気持ちが芽生えるストーリーです。
メリルストリープの演じる身勝手で偉そう、でも少しナイーブな一面を持つ母親の役は超はまり役です。若かりし頃のレオナルドディカプリオが観れるところも魅力です。
のどかな田舎の風景と一個人を尊重する人間模様が魅力的な土日にゆっくり見たい一本です。
アイアムサム(2001)
ヒューマンドラマの代名詞と呼んでも過言でない名作がアイアムサムです。
知的障害のある父親のサムと着実に成長していく娘ルーシー、そんな二人をサポートする弁護士のリタが送る、人間の温かさを教えてくれる物語です。
主人公サムを演じるショーンペンの演技力は目をみはるもので、思わず心配してしまうシーンもたくさんあります。そんな彼の横で大人な対応を見せるルーシーと厳しいけど心強いリタのコンビネーションが調度よく、一時も飽きることなく見れる映画です。
知的障害者の苦悩も垣間見ることができ、得るものも多いかと思います。
メイジーの瞳(2012)
不仲の両親とベビーシッターとの、大人のやり取りに翻弄される少女メイシーについての物語です。
責任力の無い両親からの身勝手な愛情と、心から愛情をあたえてくれるベビーシッター。幼いながらに難しい境遇に立たされたメイジーが覚めた。
メイジー目線でのカットで透明感があり、淡々と流れるような展開です。
物悲しさが後を引く静かな映画です。
ロストイントランスレーション
ビルマーレイとスカーレットヨハンソンが送るなんとも言えないヒューマンドラマです。
日本を舞台にした映画で、名俳優役ボブを演じるビルマーレイが来日し、日本文化に違和感を覚える中で出会ったシャーロット役のスカーレットヨハンソンとの不思議な距離感のある交流を描いた物語です。
日本が舞台ということで日本人には絶対に見ていただきたい一本です。外国人から見ると日本人はこんなにも滑稽なんだ・・と思うシーンもあります。
ビルマーレイの日々に疲れ、無感情になっている姿に自分を映し出す方もいると思います。
淡々とすっと胸に入ってくるような映画です。
ぼんやりとした気分の時にオススメです。
マミー(2014)
第87回カンヌ国際映画祭で審査員賞に選ばれた作品です。
今話題沸騰中のカナダ出身のの監督・脚本・俳優業をこなす天才、グザヴィエドランが手がけた母と息子の激しい日常を描いた物語です。
ADHD障害を患う15歳の息子スティーブと気の強い母。スティーブの暴力的で腹が立つようなどうしようもない姿と、穏やかで愛らしい一面も持つ姿。全てが繊細に描かれ、緊張感緩むことない138分です。
白黒はっきりしない結末を一人で味わっても、一緒に見た方と語り合っても面白いと思います。
観終わった後、価値観が変わる名作です。
グザヴィエドランの他の作品も是非チェックしてみてください。
チョコレートドーナツ(2014)
数々の映画祭で受賞した社会派ヒューマンドラマです。
ショーパブで働くルディと弁護士のビル。深い絆で結ばれた二人の愛に身を寄せるダウン症のマルコ。そんな3人が社会の片隅で細々と、しかし懸命に生きる姿を描いた映画です。
舞台となる1980年代アメリカの、LGBTや障害者に冷たい差別的な社会が舞台になっていて、社会のあり方について問いかけられます。
主演のアランカミング本人はバイセクシャル。マルコ役のアイザックレイヴァ、彼自身もダウン症俳優。彼らの名演技に胸が締め付けられます。
愛、について深く考えさせられる映画です。夜中にじっくり一人で観ていただきたいです。
気になる映画は見つかりましたか?
今回ピックアップした10作は見た後に余韻が残る映画です。
行き詰まった時や、優しい気持ちになりたい時、観てみてください。
身の回りの人の大切さにも気付けるかもしれません。
辛い日も、次の日頑張ろうと思える勇気をもらえるはずです。
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この記事のライター
食べる・寝る・映画鑑賞・読書・オシャレな人が好きです。髪がかなり短いのが最近の悩み。美容院に行くと大体後悔する羽目になります。