本物のアクションを存分に堪能！ジャッキー・チェンが出演するおすすめ映画10選

ジャッキーの映画は本物アクションだらけ！

今では映像技術が進歩していますが、本物のアクションでないと味わえないドキドキや感動があります。そんなアクション映画スターといえばジャッキー・チェンではないでしょうか。ジャッキー・チェンの映画にはアクションと共に随所に笑える要素があり、楽しめるものになっています。

ポリス・ストーリー / 香港国際警察

チュウ・タオは、香港を取り仕切るほど悪事に手を染めたボス。そのボスを検挙するため、香港警察ではチェン・カクー刑事（ジャッキー・チェン）を含めて大規模な張り込みを行うことになりました。その張り込みでタオを捕まえるには至らなかったが、秘書のサリナを捕まえることに成功します。張り込みにて大きな功績を挙げたチェンは、香港警察のスターになると共にサリナの護衛任務まで任されることになるのです。

ジャッキー・チェンが監督・脚本・主演・武術指導のすべてを担当した映画。ジャッキーの名前を一躍有名にした映画になっており、アクション映画のお手本のような作品です。車で村の中を無理やり突き抜けたり、ジャッキーが杖を使ってバスに捕まり、自力でよじ登るアクションは圧巻。シルベスター・スタローンも「デッドフォール」にてそのシーンを採用するほどです。また、物語や戦闘シーン間に入るコメディ要素も特徴の1つで、戦闘の最中に痛がるシーンはつい笑ってしまいます。

酔拳

ウォン・フェイフォン(ジャッキー・チェン)は、名門道場の子息でありクンフーの腕はそこそこ。正義感も少しはあるが、基本的にはぐうたらで門下生と自堕落な生活を送っていました。その姿を見かねた父親は、「スー」という酔拳の名手にウォンを預けることにします。しかし、その過酷な修行に耐え切れず失踪してしまうが、その道中で殺し屋のイェン・ティエシンに出会ってしまうのです。彼との戦闘で己の未熟さを知ったウォンは、スーの元に帰り酔拳の習得に励みます。

ジャッキーの作品の中では初期に分類される映画。拳や脚が肉体とぶつかるごとに、音が鳴るのは昔ながらのカンフーアクションの定番。その音と動きがマッチしており、戦闘のリアリティよりも武芸としての美しさを感じられます。また、ライバルであるイェンとの見事な手合わせのシーンと共に、映画のラストに見せる酔拳の流れるような動きは、ジャッキー以外にはできないと思わされるほど。ちなみに、酔拳時にジャッキーの顔が赤いのは、化粧やお酒ではなく逆立ちしたものだそうです。

プロジェクトA

20世紀初頭、香港の周りでは海賊たちが横行していました。そこで、ドラゴン(ジャッキー・チェンが所属する)水上警察は海賊逮捕に乗り出すのですが、いつも失敗に終わってしまいます。さらに、ジャガー隊長(ユン・ピョウ)率いる陸軍に吸収統合されてしまい、力を失ってしまいます。ですが、イギリス提督が海賊に捕まった際、ジャガー隊長とドラゴンの「海賊を討伐したい」という思いが合致し、さらにコソ泥のフェイ(サモ・ハン・キンポー)も加えて海賊討伐に向かうのです。

1983年に作られた映画で、こちらもジャッキー・チェンが主演・映画監督・武術指導・脚本と務めています。ジャッキーから見てユン・ピョウは後輩、サモ・ハン・キンポーは先輩となり、夢の3人の共演作でもあります。酒場で水上軍と陸軍がケンカするシーンは派手であるとともに、まるでコントのようなユーモラスさを感じられます。ユン・ピョウとジャッキーその酒場で闘うのですが、カンフーだけでなくイスで背中を殴り合い、お互い同じタイミングで痛がるシーンも必見。

シティーハンター

冴羽獠(ジャッキー・チェン)は、凄腕の私立探偵として生活している。そんな彼の元に、新聞社社長の娘である今村清子の捜索依頼が舞い込んでくる。その最中に、パートナーである槇村香と行く予定だった豪華客船に乗り込むのだが、テロリストによって占拠されてしまう。冴羽は野上冴子などの力を借りながら、テロリストとの闘いに挑んでいく。

北条司の大人気漫画である「シティーハンター」を、ジャッキーを招いて実写化した映画。あまり「シティーハンター」感は出ていませんが、ジャッキー流のアクションやコメディ要素は健在。特に、他の映画では少ない銃アクションは見物です。また、本映画では漫画へのパロディだけでなく、格闘ゲームである「ストリートファイター2」をオマージュしたシーンもあります。格闘キャラクターになってテロリストと闘うシーンは、普段ジャッキーが出演するアクション映画とは違った楽しみ方ができますよ。

ラッシュアワー

ロサンゼルスの中国総領事となったハンは、リー警部（ジャッキー・チェン）とは旧知の中。ハンは娘のスーヤンと共にアメリカに移り住んだのですが、犯罪組織によってスーヤンはさらわれてしまいます。領事の娘がさらわれたということで、ハンは信頼できるリー警部に捜査協力を要請します。しかし、香港警察に手を出されるとアメリカ警察のメンツが立たないということで、地元ロス市警のジェームズ・カーター刑事（クリス・タッカー）がおもり役として一緒に行動することに。真面目なリー警部と、お調子者のカーター刑事によるハチャメチャな捜査がはじまります。

1998年に上映されたアメリカの映画。コメディ映画には数多く出演するクリス・タッカーとジャッキー・チェンによる夢の共演で、アクションと共にコメディセンスの光る1作です。2人ははじめデコボココンビですが、物語が終盤に向かうにつれて息のあったコンビネプレイを繰り出していきます。ジャッキー・チェン単独のカンフーアクションにも注目ですが、クリスとのコンビネーションを見れる唯一の作品でもあります。

ダブル・ミッション

ボブ(ジャッキー・チェン)は冴えないサラリーマンのように見えるが、実はCIAの諜報部員に所属する敏腕エージェント。彼は長年CIAに貢献してきたが、3人の子供を持っているジリアンと結婚するために退職を決意する。ジリアンとは愛し合っているが、彼女の子供たちとはなかなか打ち解けることができないボブ。ボブが彼らとの距離を縮めるのに奮闘している中、子供のイタズラによって陰謀に巻き込まれてしまいます。

2010年に公開された映画で、監獄は「ベートーベン」で有名なブライアン・レヴィン監督。コメディ映画を数々取っている監督ということもあり、ジャッキー・チェンのコメディセンスがより強調された映画にもなっています。もちろんアクション面はしっかりしており、冒頭では階段を駆使しながら悪党をなぎ倒すシーンがあり、老いを感じさせません。また、今回はジャッキーが諜報部員ということで、スパイの7つ道具を使ったアクションも必見。

ラストソルジャー

戦国七雄が覇権争いをしていた時代。その国の中で勢いのあった衛は、弱小国の梁国に攻め入っていた。しかし、梁の待ち伏せにあった衛は梁国の軍人たちと共倒れをしてします。その中で生き残った梁国の兵士(ジャッキー・チェン)は、攻め込んできた衛の将軍(ワン・リーホン)を生け捕りにして、故郷に帰って褒美をもらおうと画策するのです。

ジャッキー・チェンが構想を20年温めていた作品。梁や衛は実際にない国ですが、史実通りのようなリアリティを感じられるほど情報量が多い映画になっています。中国の歴史を題材にしながら、「生き残ること」というメッセージを強く受け取ることができます。歴史ものということで派手な演出はちょっと少ないですが、衛の将軍を軽くいなしてしまうシーンや、盗賊から逃げるため枝や石をうまく使うシーンが多かったりとちょっと珍しいアクションを見られる映画です。

ライジングドラゴン

中国清王朝に、十二支をモチーフにして作られた首像。この首像はアヘン戦争によってイギリスに略奪されてしまい、現在でも中国は返還を求めて活動しています。その中で、首像を売りさばいて儲けようとするMP社は、トレジャーハンターのJC(ジャッキー・チェン)に収集の依頼を行います。その金額は、首1つに付き100万ドルであり、龍像においては1000万ドルの報酬。JCはその依頼を受け、十二支の首像集めをはじめます。

2012年に上映された映画で、こちらはジャッキー・チェンが監督・脚本・制作・主演のすべてを務めた作品です。自身がアクションを演じる大作は最後とも宣言していました。本作ではスパイ役となり、敵兵士を翻弄するようなあざやかなアクションを見られます。特に注目のシーンは、潜入した場所から体1つで逃げ出すところ。体にローラーを付けてあり、地べたに寝転んで弾丸のように道路を駆け抜ける姿は圧巻。最後には滝に突っ込もうとしますが、仲間が用意していた網に入って脱出するなど、見事なチームワークを見られるのも魅力です。

ベスト・キッド

アメリカで生活するドレ（ジェイデン・スミス）は、幼少期に父親を亡くしている男の子。母が女手一つで育てていますが、転勤の都合で中国に引越すことになります。文化や言葉の違いに戸惑うドレですが、その影響もあって地元の子供たちにいじめられることになるのです。そんな彼は、マンションの管理人であるハン(ジャッキー・チェン)に助けられ、その強さを見て「稽古をつけて欲しい」と頼みます。はじめハンは断りますが、間違ったカンフーを教える人がいることを知った彼は、カンフートーナメントにて自分の弟子たちを戦わせる約束をします。その流れでハンの弟子になったドレですが、はじまった修行はジャケットを脱ぐ動作だったのです。

2010年に上映された映画で、こちらは1984年に上映された同名作のリメイク作でもあります。ウィル・スミスの息子であるジェイソン・スミスとジャッキー・チェンの共演ということで注目を集めました。暖かい師弟関係を描いた本作では、まさにこれから活躍する俳優にアクションのノウハウを伝えるような映画です。リメイク元の映画では、役に立ちそうにない動作が鍛錬になっており、本作でもジャケットを使った鍛錬があります。ジャッキーがジャケットを使い、カンフーの基本を伝える姿は見物。

ポリスストーリー / レジェンド

ジョン(ジャッキー・チェン)は中国公安当局に勤めるベテラン刑事。しかし、家族を顧みることのなかった彼は、娘のミャオとの会話もままならない。彼女と久々にバーで会話することになるが、突如ウーという人間に占拠されることになります。ジョンがウーに捕らえられたのは、自身が5年前に関与した事件とつなっていくのです。

ジャッキー・チェンがはじめて監督・脚本・制作・主演を勤めた「ポリスストーリー」と直接の関係はまったくありませんが、彼の今までのアクション・ノウハウがギュッと詰め込まれたような作品。軽々と手すりを飛び越えたり、金網の中で悪党との組み手を披露します。指を推されても絞め技を解かないなど、アクションの本質である痛々しい映像をしっかり映し出しているのは流石だと言わざるを得ません。

本物のアクションに胸をときめかせよう

今回はジャッキー・チェンが出演しているアクション映画についてご紹介しました。体を張ったシーンからは、作り物にはない感動が放たれています。少しCGばかりの映画に飽きた際に、鑑賞してみてはいかがでしょうか。