東京で一番泊まりたいゲストハウス「Nui.」の魅力を発掘

旅行の楽しみの中で大きなウェイトを占めるのが宿泊施設選び。これまでは高級ホテルが一般的でしたが、これからは低価格で泊まれるゲストハウスが主流になります。出会いが思い出をより色濃くしてくれるからです。東京で一番泊まりたいゲストハウスと言われている「Nui.」の魅力を御紹介いたします。

myyy0809片岡彰@フリーライター
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旅の宿泊に「ゲストハウス」という選択肢を

出典:free-photos.gatag.net

お正月休みやお盆休みなど、一息つきたい季節やまとまった時間が取れる期間になると旅行に出たくなるもの。1年に数回しかないこのチャンスは、計画を立てるだけでもワクワクしますよね。

旅行の楽しみといえば、歴史的建造物を見たり、季節限定の景色を眺めたり、その土地ならではの雰囲気を味わえること。普段は感じられない経験をすることで、気持ちがリフレッシュするものです。

そして、そんな旅を楽しむ要素の中でもかなり大きな比重を占めるのが「宿泊場所」です。旅行そのものを存分に楽しむために宿泊施設にお金をかけないという人もいるでしょうし、とびきりラグジュアリーなホテルで存分に寛ぎたいという人も多いでしょう。ただ、こうして考えてみると宿泊施設は旅行の副次的な要素なんですよね。観光をいかに楽しむために宿泊施設のクオリティを考えるという人がほとんどです。

ただ、もしも宿泊料金が1万円以下で、なおかつ宿泊すること自体が旅の目的になるようなホテルがあると聞いたらその価値観が揺らぎませんか?しかも、そんな場所が東京にあったら……。今回の記事でご紹介するのは“東京で一番オシャレなゲストハウス”ともっぱらの噂になっている『Nui. HOSTEL&BAR LOUNGE』です。

東京で話題のゲストハウス『Nui. HOSTEL&BAR LOUNGE』

『Nui. HOSTEL&BAR LOUNGE』(以下「Nui.」)は、東京都台東区蔵前にあるゲストハウス。古くからものづくりの町として知られる蔵前の歴史そのままに、江戸時代から続く玩具会社の倉庫を改装して作られました。コンセプトに掲げる“あらゆる境界線を越えて、人々が集える場所を。”という言葉の通り、大工さん、職人さん、デザイナーさん、そしてスタッフの皆さんが丁寧につくり上げたこの場所には、世界中の人々が集まっています。

名前の由来は、「機械よりも自らの手を、正確さよりもそこに居る人の意志を大切にしたい」という想いを写した「手縫い」の「縫い」。確かに、ゲストハウス内では作り手たちの想いがこもったあたたかい空気を肌で感じることができます。

出会いが生まれる「CAFE&BAR」

▲オープンから3年を祝して行われたイベントの様子。バーラウンジで人々がお酒を飲みながら音楽に酔いしれています。“あらゆる境界線を越えて、人々が集える場所を。”というNui.のコンセプトが垣間見え、映像を見ているだけでその楽しそうな雰囲気が伝わってきます。

Nui.最大の魅力ともいえるのが、宿泊者以外にも利用できるラウンジ。世界中から訪れる旅行者はもちろん、地元蔵前に住む人たちも利用していて、ここでは絶え間なく素敵な出会いが生まれています。朝からお昼にかけては焼きたてのパンとコーヒー、夜になるとお酒と美味しいおつまみをリーズナブルに味わうことができ、誰にとっても憩いの場所なんです。

▲夜になると、カフェはバーへと姿を変えます。国籍や性別を問わず人々が賑わいを見せる空間は、本当に魅力的です。※営業時間・CAFE TIME ...8:00-18:00・BAR TIME ...18:00-25:00(L.O 24:30)・FOOD ...18:00-23:00(L.O 23:00)

旅行の醍醐味とも言える出会いを宿泊場所でも得られるという贅沢さ。旅人や近所の方が集う賑わいの中で、一生ものの出会いを得られるかもしれません。夜になれば、ジャズイベントやDJイベントも開催されます。この場所で、この音楽で、この人々で…複数の偶然が重なることで生まれる化学反応を求めて、何度も訪れる人も多いのだとか。

複数タイプから選べる充実の宿泊環境

宿泊は部屋のタイプに応じて様々な種類から選ぶことができます。ベットのサイズによっても料金が変わってくるので、しっかりチェックしてみてください。

ドミトリー(1人1泊 3000YEN〜)

出典:backpackersjapan.co.jp

・読書灯
・プライベートカーテン
・Wifi接続
・個人用コンセント

価格が一番安いのは、男女混合のドミトリー。二段ベットは木材を切り出して作られていて、個人でゆったり寛ぐことができるサイズになっています。いわゆるゲストハウスの形態ですから、海外からの旅行者と楽しく会話ができるかもしれません。(女性専用のドミトリーは、1人1泊 3200YEN〜)

ツインルーム(1室1泊 7600YEN〜)

出典:backpackersjapan.co.jp

・机
・デスクライト
・Wifi接続
・個人用コンセント
・歯ブラシ
・バスタオル
・スリッパ

ベットはドミトリーと同じものを使用しています。一部屋に二段ベッドが1台設置されているタイプで、アメニティーもより充実。パソコンや読書ができるサイズの机も用意されているので、よりリッチに過ごすことができます。(一人3800YEN〜)

ダブルルーム(1室1泊 8000YEN〜)

出典:backpackersjapan.co.jp

・机
・デスクライト
・Wifi接続
・個人用コンセント
・歯ブラシ
・バスタオル
・スリッパ

こちらはとにかくくつろげるダブルベッドのお部屋。一人でゆっくりしたい時に選ぶのもいいでしょうし、二人ペアで旅行する際にもピッタリです。(1人4000YEN〜)

リバービューダブルルーム(1室1泊 8800YEN〜)

出典:backpackersjapan.co.jp

・机
・デスクライト
・Wifi接続
・個人用コンセント
・歯ブラシ
・バスタオル
・スリッパ

フロア内で一番東側に位置するダブルベッドのお部屋で、価格もお部屋の中で最も高いもの。窓からは隅田川と屋形船が見え、絶景を楽しむことができます。太陽の光がたくさん入り込むため、気持ち良く朝を迎えることもできます。とはいえ、8800円で宿泊できるのが最大の魅力。高級ホテルとはまた違った楽しみがあります。(一人4400YEN〜)

※詳細情報
RECEPTION ...8:00-23:00
CHECK-IN ...16:00-23:00
CHECK-OUT…〜11:00

料理もできる!コモンスペースもチェックしておこう

出典:backpackersjapan.co.jp

キッチンスペース

宿泊者専用のキッチンスペースが用意されていているので、食材を持ち込んで自炊をすることもできます。調理器具と調味料が揃っているので、食材だけで十分です。

ライブラリースペース

ライブラリースペースには本が貯蔵されています。加えて自由に使えるPCが二台あるなど、仕事ができるのも嬉しいポイント。コンセントも充実しているので、ノマドワーカーにもピッタリです。

シャワールーム

ドミトリーと個室にも洗面台やトイレ、シャワーがありません。共用のスペースを利用してください。シャワールームにはシャンプーとボディソープが常備してあるので、持ち込む必要はありません。

※詳細情報
住所:東京都台東区蔵前2-14-13
電話番号:03-6240-9854

「Nui.」だけではない!素敵なゲストハウスもチェックしておこう!

Nui. HOSTEL&BAR LOUNGEを運営する株式会社Backpackers' Japanは、東京にもう一つ、京都にも一つゲストハウスを運営しています。どちらもNui. 同様に素敵ですので御紹介します。

toco.

「toco.」は、築90年の古民家を改装したゲストハウスです。古民家ならではのやわらかな雰囲気が自慢。日本はもちろん世界中から宿泊客が訪れています。「Nui.」と同じようにBarが併設されており、宿泊以外の楽しみもあるのが魅力的。ワークショップなども開催されていて、毎日を丁寧に暮らしたい人たちにおすすめです。

※詳細情報
住所:東京都台東区下谷2-13-21
電話番号:03-6458-1686

Len

「Len」は同社が京都に構えるゲストハウス。雰囲気は「Nui.」に似ています。河原町駅(四条河原町交差点)から徒歩8分というアクセスの良さが魅力で、市街地や人気の鴨川にもすぐ出ることができます。1階のカフェバーではコーヒーやお酒、おいしい料理が提供されており、こちらも宿泊しなくても利用可能。京都ならではのイベントも開催されているので、参加すれば旅行の思い出がより色濃く記憶に残るでしょう。

※詳細情報
住所:京都市下京区河原町通り松原下ル植松町709−3
電話番号: 075-361-1177

ゲストハウスに宿泊して、最高の旅行を編む

出典:backpackersjapan.co.jp

高級ホテルに宿泊して、非日常を味わうということももちろん素敵です。しかし、時代は消費から体験をすることがより重視されていきます。旅に出会いはつきものとよく言いますが、ゲストハウスならば消えることのない絆を作ることもできます。価格の大きさでは測ることのできない体験を求めて、素敵な旅を編んでみてくださいね。

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片岡彰@フリーライター

食べること、旅に出ることが唯一の趣味。なかなかのジョブホッパー。最近は記事を書かせてもらったりしながらウェブデザインを勉強中。

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都内在住。コーヒーとサンドイッチが大好きで1日1カフェ生活を送っている。夏の定番はレモネード、冬の定番はホットチョコレート。オシャレやヘルシーという言葉に敏感なミーハー系女子。

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