クエンティン・タランティーノ監督は映画オタクのヒーロー?
「単なる映画オタク」から「カンヌでパルム・ドール受賞の世界的監督」にまで一気に大躍進したクエンティン・タランティーノ監督。90年代から現在に至るまで、確固たる人気を築いています。日本映画や日本人俳優が好きなことでも有名です。
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オタクから始まった監督
90年代から高い人気を誇るクエンティン・タランティーノ監督ですが、映画系の大学等に通っていたわけではなく、いわゆる「映画オタク」からスタートしたということは意外と知られていません。
世界的監督になるまでにはたった2作品と、稀に見るハイ・スピードで成長した監督です。
今回はそんなクエンティン・タランティーノ監督の作品をご紹介します。
レザボア・ドッグス
タランティーノ監督は元々レンタルビデオ店のアルバイト店員であり、そこでコツコツと脚本を書き続けていました。
『トゥルー・ロマンス』で脚本が採用され注目を浴び、『レザボア・ドッグス』では遂にメガホンを取って監督としてデビューしました。
ギャング達の生活をスタイリッシュに描き上げたこの作品は大きな注目を浴び、小規模の作品であったにも関わらずカンヌ国際映画祭にも出品され、高い評価を得ています。
パルプ・フィクション
タランティーノ監督の評価を更に高めたのが次作『パルプ・フィクション』です。
ジョン・トラボルタ、ティム・ロス、ブルース・ウィリスらの人気俳優をマフィアに関わるダーティな人間として配した奇抜さ、時間軸が交錯する画期的な編集方法などが話題を呼びました。
この作品ではカンヌ国際映画祭の最優秀作品である「パルム・ドール」を獲得し、タランティーノ監督はたった2作で「世界的な監督」へと上り詰めたのです。
キル・ビル
2003年に公開された『キル・ビル』は、自身がかねてからファンであった深作欣二監督に強いオマージュを捧げた作品であり、日本を舞台として千葉真一・栗山千明等をキャスティングする等、「クールな日本」を強く押し出したことが特徴となっています。
日本仁侠映画の影響が強くあること等はご当地日本でも反響が大きく、ルーシー・リュー演じるキャラクター、オーレン・イシイの「やっちまいな!」と言う台詞が流行しました。
元はレンタルビデオ店員だった!?
タランティーノ監督は現在も映画を監督しつつ、他監督作品のプロデュース、テレビドラマシリーズの監督も手がける等、精力的な活動を行っています。
また、タランティーノ監督は監督業の前にレンタルビデオ店で働いていました。
レンタルビデオ店員が誰よりも有名な映画監督になったという人生に憧れる人も多いようです。
まさに彼の人生そのものが映画のようです。
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