売り切れる前に手に入れよう! ホンダ FTRが生産終了を公表!
ホンダ FTRといえばおしゃれバイク、そしてトラッカースタイルの代名詞ですね。2000年の発売と同時に大ブレイクしたことによりご存知の方も多いはず。ファッション感覚で乗ったり、純正の性能を楽しんだり、奥の深い魅力があります。そんなFTRは2016年に製造終了となりますが、今回はFTRの魅力を再確認してみましょう。
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FTRの長い歴史に幕が降りた・・・が
FTRは2000年に登場し、トラッカーブームによって大ヒットしたモデルです。あまり知られていないことですが、1986年に初代に当たるFTR250が販売、ひっそりと生産終了していたりもします。そんなFTRですが、2000年から16年間販売され、とうとう幕を閉じることに。
しかしこれは一時的な生産ストップの可能性もあります。その理由は、2017年に自動車排ガス規制が強化されるという理由があり、それに対応するためにマイナーチェンジもしくはモデルチェンジも期待されている、ということです。しかしそういった情報は現在ないので、このまま生産終了かもしれません。
本格トラッカースタイルがかっこいい!
FTRの特徴はなんといっても本格的なトラッカースタイルでしょう。トラッカーとはアメリカで行われるダートレースで、ダートトラッカーとも呼ばれます。その競技で使われるバイクを模したものが、このFTRです。
実際のダートトラックレースを見ると、このFTRの再現率はかなり高いレベルであり、それをストリートで映えるようにリファインされていることにも気がつきます。一見するとオフロードタイプにも似ていますが、控えめなブロックパターンタイヤ、スマートなリアフェンダー、自然なライディングポディションとなるフォワードステップと横一文字のバーハンドルがトラッカーの証です。
オフロード走行ができ、なおかつストリートで扱いやすいという、アウトドア派の方にもピッタリなバイクとなっています。
扱いやすいエンジンは223cc
ちょっと中途半端にも感じますが、FTRは223ccです。このエンジンは、223ccとすることで振動を抑え、扱いやすくなっています。FTRに乗り、走り出せば、必ずしも排気量は大きければいいというものではない、ということに気がつくはずです。
ノンストレスで扱いやすい、逆にいえば個性がないと表現されることもありますが、誰にでも扱いやすいエンジンは多くの方に親しまれています。最高出力は16PS/7,000rpm、最大トルクは1.8kgf・m/5,500rpmと安定の数値。カタログ燃費は43.0km/L(60km/h定地走行テスト値)と、低燃費です。
背は高いようで足つき良好!
FTRは背が高く見えますが、シート高は780cmと控えめです。さらに横幅のないスリムな形状のため、足が地面につきやすく、足つきを気にしている方でも安心して乗れます。また、数多く販売されているアフターパーツ(ローダウンシート)にカスタムすれば、さらなる足つきも。
FTRはカスタムベースとしても人気が高いので、不満があってもカスタムすることで、好みの形になります。
気になる方はディーラーへ急ぐべし!
前述のとおり、FTRは2016年で生産が終了です。しばらくの間、新車の在庫はあると思いますが、今後FTRが生産再開されるのか、という問題があります。空冷エンジンを採用したFTRは、強化される自動車排ガス規制に対応できない可能性が高いのは否めません。
空冷エンジンは、エンジンの冷却を走行風に依存するので、温度を上げないように、燃料を濃くする必要があります。そのため排ガスをクリーンに保てなくなる、ということです。このことから多くの空冷エンジンモデルがカタログから消えていきました。
もしFTRを欲しいと感じたら、新車で楽しめるのはこれが最後になるかもしれません。在庫も限りがあるので、気に入ったら即ゲットしましょう!
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この記事のライター
自動車、バイク、アパレル関係のお仕事に携わっておりました。その経験を生かしライター活動をさせていただいております。