ホンダ CRF1000L アフリカツインで遊びに行こう
ホンダがダカールラリー参戦のために開発したCRF1000L アフリカツイン。過酷な条件下を走りきるために設計されたタフな一台です。水冷4ストローク並列2気筒という、アドベンチャーバイクらしいエンジン形態ですが、その名のとおり1000ccとビッグな排気量に注目!
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2016年に登場し世界を驚かせたアフリカツイン
2000年に生産中止した先代アフリカツインですが、2013年に再開発が決定し、2014年に「True Adventure」という名称でコンセプト車が出展されました。2015年にはCRF1000L アフリカツインの名で発売が発表され、日本国内では2016年に発売開始となり、多くのファンを驚かせた一台です。
数少ない大型アドベンチャーバイクということで、世界中から注目されています。また、国産車というカテゴリーでは唯一の大型アドベンチャーです。それではCRF1000 アフリカツインの魅力を紹介します。
シート高は870mmと高めだけれど
さすがアドベンチャーバイク。ダカールラリーなど、過酷な路面状況でも走破できるように車高は高く、シート高は870mmと一般的なロードバイクよりもおよそ100mmほど高いのですが、マスの集中化によってストリートでも扱いやすい車体となっています。
しかし、足つきを重視したい状況では、850mmと20mmシート高を下げることができる、アジャスト機能も備えているのも特徴です。これによって、タンデムへの配慮もされています。
アフリカツインらしい二眼ヘッドライト
これまでのアフリカツインシリーズは、独特なエクステリアがアイデンティティとなっていました。そんな新型CRF1000L アフリカツインも、独特な雰囲気となるツリ目形状の二眼ヘッドライトを採用し、テールランプはLEDを採用し、近未来的な演出がされています。
本物ラリー仕様のデジタルメーター
CRF1000L アフリカツインのメーターは、ラリーマシンと同じ、縦配列のデジタルメーターとなっており、スイッチやボタン類は最小限に設定しながらもタコメーター、スピードメーター、燃料計、オドメーター、トリップメーター、シフトポジションインジケーターなど、ライディングに必要な情報を惜しみなく表示できます。
扱いやすく、確認しやすい、それがCRF1000L アフリカツインのメーターの特徴です。本格ラリーマシンの雰囲気を感じながら、ロングツーリングも楽にこなせる仕様となっています。
CRF1000L アフリカツインにはDCTも用意されている
CRF1000L アフリカツインでは一般的な6速ミッションはもちろん、セミマニュアルのDCTも用意されています。このDCTは、ATモードはもちろん、スイッチ操作でのマニュアルシフトが可能です。ATがベースとなっているので、クラッチ操作は不要。
気分に合わせてATとMTに切り替えられるので、理想的な機構といえます。ATは一般的な走行を想定したDモード、3段階にシフトタイミングを変更できるSモードの二種類あることも見逃せません。
気になる新車価格は?
CRF1000L アフリカツインの新車価格は1,382,400円から、DCTは1,458,000円からとなっています。エンジンは低燃費で、より効率よくガソリンを燃焼できるフューエルインジェクションシステムを採用し、最高出力は92PS/7,500rpm、最大トルクは9.7kgf・m/6,000rpmと、非常にパワフル。
このようにCRF1000L アフリカツインは、わんぱくな心を掻き立てる、ハイスペックと遊び心の塊です。
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この記事のライター
自動車、バイク、アパレル関係のお仕事に携わっておりました。その経験を生かしライター活動をさせていただいております。