ホンダCB1100は大人の男のステータス 現行型で旧車を味わう
決して速さを求めない、CB1100の魅力は「味」。ただ風を感じたい、遠くへ行きたい。そんな相棒にホンダ CB1100はいかがでしょうか? 今回はCB1100の魅力をたっぷりとご紹介します。
- 24,090views
- B!
ただただ風を感じるバイク
CB1100は、最高出力は88馬力です。近年のネイキッドバイクとしては少し物足りなさを感じる数値ですが、そんな全くそんなことはなく、多くのユーザーが「十分」だと感じるエンジン特性となっています。速すぎず遅すぎず、ちょうどいい出力に設計されていることがわかりますね。
決して速さを求めるバイクではありませんが、峠などのワインディングロードやサーキット走行でもその戦闘力の高さを伺い知ることができるでしょう。
CB1100の魅力は空冷エンジンにあり
今や水冷エンジンが常識となっている大型バイクにおいて、CB1100は昔ながらの空冷エンジン方式で登場しました。これによって空冷エンジン独特の乾いたサウンドと、美しく伸びるような冷却フィンが特徴的です。空冷エンジンを楽しみたいユーザーも多いはずですが、そうなると、20年以上前の旧車という選択を迫られることになり、購入はもちろん、維持においてもお金と手間暇が必要となり、高嶺の花といえます。
しかし、CB1100は燃料供給システムがインジェクションという部分を除けば、旧車を限りなく再現したスペックを、新車という安心感を得て楽しめるバイクといえるでしょう。
コムスターホイールを意識したスタンダードモデル
CB1100には二種類存在します。まず一つは、昔ながらのCBシリーズを彷彿させるコムスターホイール風の純正ホイールを装着したスタンダードモデルです。シート高は765mmとリッタークラスにしては低く設定されており、燃料タンクは14Lとなっています。年式によってハンドル形状など、細かく仕様変更しているのも特徴の一つです。
スポークホイールが特徴のCB1100EX
CB1100EXモデルは、スポークホイールを装着しています。燃料タンクは17Lと増量され、シート高がスタンダードモデルよりも20mm高い785mmとなり、ノスタルジックなデザインの座り心地の良いシートが特徴です。また、最高出力が2馬力アップした90馬力となっています。CB1100はスタンダードモデルのみの設定でしたが、ユーザーの声に応える形となってデビューしました。
CB1100はカスタムベースとしても大人気
CB1100はマフラーやシート、リアキャリアやグラブバーといったCB1100用のカスタムパーツが各パーツメーカーから多数リリースされています。もともとCB1100は旧モデル風のエクステリアデザインをしているので、CB750FourやCB750Kも再現でき、レプリカ外装キットの販売も見逃せません。
また、CB750Fなどのレプリカ外装キットも販売されているなど、往年のCBシリーズをこのCB1100をで再現するといったカスタムが流行しています。CB1100をカスタムする魅力は見た目だけではありませんよ。
純正マフラーでは調律の取れた現代っぽい整ったエキゾーストですが、社外マフラーに交換した瞬間、旧車らしいノスタルジックな排気音にもなります。これが好きで空冷4気筒エンジンに乗りたい方も多いでしょう。カスタムすることによってきっと理想のCB1100になるでしょう。
CB1100は身近に歴史を感じられるバイク
最近のバイクは先進的なスタイルがイマイチ趣味ではないとか、レトロなバイクに乗りたい、旧車に乗りたいけどなにかと不安だ、という方にピッタリな一台です。現行型でインジェクション方式ですが、エキゾーストは旧車そのもの。カスタムパーツメーカーから販売されている4本出しマフラーを装着すれば、タイムスリップしたかのように、機械じかけをイメージさせる荒々しい排気音に豹変します。このバイクに興味を持たれた方は、ぜひ試乗してみてください。きっと虜になるでしょう!
この記事のキーワード
この記事のライター
自動車、バイク、アパレル関係のお仕事に携わっておりました。その経験を生かしライター活動をさせていただいております。