クーペとセダンを融合したラグジュアリーで高品質なおすすめ4ドアクーペ5車種
新たなジャンルとして確立された4ドアクーペ。従来セダンをメインで製造していたメーカーや、スーパースポーツカーのブランドまでもが参入しています。クーペとセダンのラグジュアリーな融合です。
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クーペの優雅さとセダンの実用性
出典:response.jp
美しく流麗なボディラインを持つクーペモデル、フォーマルで実用性の高いセダンモデル。両方の持つパフォーマンスを活かしたのが4ドアクーペです。名門ブランドが造る高品質な5モデルをご紹介します。
PORSCHE「Panamera」
フェラーリと並びスーパースポーツカーの代名詞でもあるPORSCHE。常にハイパフォーマンスなモデルを送り出し、「最新のPORSCHEこそ最良のPORSCHE」ともいわれています。そのPORSCHEとしては初めてのフル4シーターモデルが「Panamera」で、Fセグメントに属するラグジュアリーな4ドアクーペです。かつてメキシコで開催されていたレース「カレラ・パナメリカーナ・メヒコ」がモデル名の由来であり、珠玉のスポーツサルーンに仕上がっています。
「Panamera」は後輪を駆動するスタンダードな「Panamera」から、AWDでハイエンドモデルの「Panamera turbo executive」まで。ハイブリッドモデルを含めて9モデルをラインナップしています。スタンダードの「Panamera」でも330PSのハイパワーエンジンが与えられており、PORSCHEオリジナルの8速PDKが滑らかに巨体を加速させるのです。流麗なクーペスタイルのボディにはその美しさを破綻させることなく4枚のドアが設えられており、4人同時にPORSCHEのドライブを楽しめます。後席スペースの居住性も重視されており、十分なヘッドスペースとレッグスペースを確保。後席専用のエアコンなどをコントロールできるパネルに加えて、PCが使えるテーブルも装備。エグゼクティブのためにロングホイールベースモデルも用意された、PORSCHE最良の4ドアクーペです。
モデル:Panamera
ボディサイズ:全長5049×全幅1937×全高1423(mm)
エンジン:3.0L-V型6気筒 330PS
トランスミッション:8速PDK
駆動方式:後輪駆動
車両本体価格:10,940,000円~(参考)
BMW「6series gran coupe」
キドニーグリルとプロペラのエンブレムが象徴するBMW。コンパクトカーやセダンをはじめスポーツモデルやSUVもラインナップしており、最近ではEVも仲間に加わりました。オーソドックスなパワートレインでありながら、常に世界のマーケットで指標とされる車造りをしている名門ブランドです。
「6series gran coupe」は、クーペとカブリオレをラインナップしていた「6series」に新たに追加された4ドアクーペ。「6series」クーペ譲りの流麗なボディスタイルを持ち、セダンとは一味違った華やかさを手に入れました。エンジンはシルキーシックスと評されるBMW伝統のストレート6。ベースグレードの「640i」でも320PSを発揮し、電子制御された8速ATがそのパワーをタイヤに伝えます。乗車する全員が快適な空間を享受できることを追求し、オプションで4ゾーンのマルチエアコンを装備することもできるのです。ドアオープンやエンジンスタートなど、コンフォートアクセスを可能にしたリモコンも備える珠玉の4ドアクーペに仕上がりました。
モデル:640i gran coupe
ボディサイズ:全長5010×全幅1895×全高1390(mm)
エンジン:3.0L-L型6気筒 320PS
トランスミッション:電子制御8速AT
駆動方式:後輪駆動
車両本体価格:10,890,000円~(参考)
Mercedes-Benz「CLS Coupe」
欧州の各メーカーに先駆けて4ドアクーペモデルをラインオフしたMercedes-Benz。4ドアセダンをベースとしていながらも、クーペのような美麗なボディライン。新たなカテゴリを生み出したMercedes-Benzは、初代モデルで世界最速の4ドア車を開発することになります。この世界最速の4ドア車はチューナーのBRABUSによって造られた「BRABUS CLS-V12S ROCKET」。ギネスブックにその名を残すことになったのです。
「CLS Coupe」は、現在2代目となるX218型。フロントフェンダーからリヤフェンダーに向かって放物線を描くウェストラインが美しく、クラシックなモデルをイメージさせます。モデルはダウンサイジングエンジンを搭載した「CLS 220d」から、ハイエンドの「AMG CLS 63 S 4MATIC」までラインナップ。スタンダードモデルの「CSL 400」には333PSのハイパワーエンジンが搭載され、新開発のトランスミッション9G-TRONICがスポーティーでエレガントな加速を実現しています。乗車定員を4名とすることで優れた後席の居住性を実現、大型のセンターコンソールを備えパーソナルな空間を造り出しているのです。先駆けとなった4ドアクーペ、いかがでしょう。
モデル:CLS 400
ボディサイズ:全長4955×全幅1880×全高1415(mm)
エンジン:3.5L-V型6気筒 333PS
トランスミッション:9G-TRONIC
駆動方式:後輪駆動
車両本体価格:9,880,000円~(参考)
Audi「A7 Sportback」
そのリヤデザインは名車ランボルギーニ・ミウラからインスピレーションされた流麗なスタイル。セダン譲りのシックスライトデザインを踏襲し、ルーフエンドからボディ後端まで流れるようなラインのハッチバックを備えます。ビューティフル・コンフォート・スポーティーなど様々な形容詞が当てはまる4ドアクーペです。
「A7 Sportback」は、Audiオリジナルの高機能なAWDシステムであるquattroを搭載。コンパクトなV6エンジンにはスーパーチャージャーを追加して333PSの出力を得ており、7速Sトロニックと組み合わせてあらゆる路面でその真価を発揮します。インテリアはヨットのキャビンからインスピレーションされたデザインで、伸びやかな空間。ルーフエンドからリヤバンパー上部まで大きく開くハッチバックが、使い勝手の良いラゲッジルームを実現しています。マルチパーパスでエレガントな4ドアクーペの1台です。
モデル:Audi A7 Sportback 3.0 TFSI quattro
ボディサイズ:全長4990×全幅1910×全高1430(mm)
エンジン:3.0L-V型6気筒 333PS
トランスミッション:7速Sトロニック
駆動方式:4輪駆動
車両本体価格:9,330,000円~(参考)
ASTON MARTIN「RAPIDE S」
1961年から1964年まで、ASTON MARTINは4ドアGTとして「ラゴンダ・ラピード」を製造していました。2010年に新たに生まれ変わった「RAPIDE」は、このモデルに由来する名前を冠します。Fセグメントの中でも圧倒的なサイズのボディは同社のスーパースポーツのようなスタイルで、4ドアであることを意識させないデザイン。最上級の4ドアクーペです。
「RAPIDE S」は、「RAPIDE」をさらに深化させたモデル。弧を描くルーフラインとサイドのプレスラインが、アイキャッチとなるデザイン。圧倒的なパフォーマンスを魅せるV12エンジンは552PSのパワーを叩き出し、この重量級ボディを軽々とホイルスピンさせてくれるでしょう。細部まで手の込んだインテリアは後部座席専用のコントローラーも備えており、乗車する4人それぞれにおもてなしの時間を提供します。そのコンセプトは「パワー・オブ・ラグジュアリー」であり、まさにコンセプトに恥じない仕上がり。移動空間をエンターテイメントに変えてくれる珠玉の4ドアクーペです。
モデル:RAPIDE S
ボディサイズ:全長5020×全幅2140×全高1360(mm)
エンジン:6.0L-V型12気筒 552PS
トランスミッション:8速AT
駆動方式:後輪駆動
車両本体価格:23,058,457円~(参考)
優雅であり実用的でありハイパフォーマンスである
ご紹介したどのモデルもメーカーがその情熱と技術の結晶を注ぎ込んだ珠玉の作品。優雅なボディスタイルがエレガントにパッセンジャーを迎え、全員にドライビングプレジャーを供してくれるでしょう。
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この記事のライター
信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。