カニエ・ウエストが変革したヒップホップシーンと時代への嗅覚
アメリカのヒップホップ界の超大物、カニエ・ウエストの歴史を紐解きながら、代表的なアルバム作品をご紹介します。
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アメリカの代表的音楽プロデューサー
カニエ・ウエストは2000年代以降のヒップホップでは大変人気のあるプロデューサーです。プロデューサーとして、またパフォーマーとして高い人気を誇るカニエはヒット曲も多く、作品ごとに変わる音楽性も時代の波が感じられます。
カニエ・ウエストの音楽人生のスタート
カニエ・ウエストの音楽人生はプロデューサーからのスタートでした。
90年代はヒットに恵まれないままでしたが、黒人ヒップホッパーJay-Zに才能を買われ、レコード会社と契約を結びます。「Izzo (H.O.V.A.)」などのヒット曲を飛ばした後、自らもソロデビューし、2004年にアルバム『The College Dropout』をリリースするとたちまち大ヒットし、グラミー賞も受賞するなど一気に音楽業界で頭角を現しました。
今のサウンドを捉える力
セカンドアルバム『Late Registration』からは「Gold Digger」というシングルヒットも飛ばし、絶好調でした。誰もが知っているような有名ネタをサンプリングしつつも、巧みなサウンドで"今"の音楽に変えてしまう才能は誰もが認めるところです。
大胆コラボも話題に!
3枚目のアルバム『Graduation』ではジャケットに村上隆を起用するなど、より大胆に自分のやりたいことを追求していきます。特にシングルの「Stronger」はサンプリング元としてダフトパンクを採用。ミュージックビデオにもアンドロイド姿の彼らが登場し、ハウスやヒップホップの垣根を越えたコラボレーションが実現しました。
決定的な評価を受けたアルバム
その後もカニエ・ウエストは順調にリリースを続け自らのプロデュースワークを展開していきました。特に2010年に発売された『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』は最高評価を受け、今もカニエの代表作となっています。
進化し続けるカニエ・ウエスト
成功を納めても臆せず次へ次へと音楽の進化を続けていくアーティスト、カニエ・ウエスト。本来のヒップホップのあるべき姿を体現しているのかもしれません。
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