変な役も普通の役も!ジョニー・デップ出演おすすめ映画17選
端正な顔立ちなのに、変な役が多い?あまり普通の姿でいるところを見たことがない?そんな個性派俳優と聞いて誰もが顔を思い浮かべるのは、やはりこの方。ジョニー・デップではないでしょうか。今回は日本でも高い人気を誇る俳優、ジョニー・デップ出演のおすすめ映画と、彼の魅力を改めてご紹介していきます!
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ジョニー・デップの道のり
本名ジョニー・クリストファー・デップ2世、日本では“ジョニデ”の相性で親しまれているジョニー・デップ。今年2017年で54歳を迎える彼は、アメリカのケンタッキー州に生まれました。
今では華やかなハリウッドスターのイメージがあるジョニデですが、壮絶な幼少期と少年期を過ごしたのだそう。12歳でお酒を飲み、14歳でドラッグに手を出し、15歳の頃に両親は離婚。そのストレスで自傷行為も繰り返し、どん底ともいえる環境であったのだとか。
しかし、親友が亡くなったことをきっかけに、荒れ切った生活から足を洗うことを決意。16歳で高校を中退した彼は、ミュージシャンとしての道のりを進み始めます。その後21歳のころから俳優としてのキャリアをスタート。ジョニデに俳優の道を勧めたのは、『ナショナル・トレジャー』や『ワイルド・アット・ハート』に出演する俳優ニコラス・ケイジなんです!ニコラス・ケイジの勧めがなかったら、俳優としてのジョニデの姿は見ることができなかったかもしれませんよね。
ミュージシャンとしての1面も
出典:twitter.com
今では俳優活動に重きをおいているジョニデですが、10代のころは“The kids”とう名前のバンドを組み人気を集めていました。彼はリードギターを担当していて、アメリカのロック歌手イギー・ポップの前座も務めたことがあるそうです。今でもオアシスやザ・ローリング・ストーンズのレコーディングに参加するなど、ギターの腕前はかなりのものなのだとか。
「本格的な音楽活動をすることはない」と語っているジョニデですが、2015年にはハードロック、グラムロック歌手として知られるアリス・クーパーらと“ハリウッド・ヴァンパイアーズ”を結成。これからも俳優業のかたわら、ミュージシャンとしての1面も披露していってくれるに違いありません!
やっぱりモテまくり!プレイボーイ列伝
実は“婚約魔”の異名があるジョニー・デップ。数々の女性と浮名を流してきたことでも知られています。そのプレイボーイっぷりを振り返っていってみましょう!
最初にジョニデが結婚したのは20歳の時。お相手は音楽の仕事で知り合った25歳の女性、ロリ・アン・アリソン。しかし彼女とはわずか2年間の結婚生活の果てに離婚してしまいます。
その後は映画『シザーハンズ』で共演した女優、ウィノナ・ライダーや1990年代を代表するスーパーモデル、ケイト・モスとも交際しますが、どちらも結婚までは至らず。ウィノナ・ライダーと交際している時ジョニデは腕に“ウィノナ・フォーエバー”というタトゥーを施しますが、破局後は“ワィノ・フォーエバー(アル中よ永遠に)”というデザインに彫り変えてしまったのだとか。
そんな彼もケイト・モスとの破局後、長年連れ添ったパートナーがいました。彼女の名前はヴァネッサ・パラディ。フランス人の女優です。なんでもジョニデはヴァネッサの背中を見た時に「彼女こそ運命の人だ」と確信したそう!ヴァネッサとは事実婚であったものの2人の子供も授かり、14年間一緒に過ごしたジョニデ。しかし2012年、いきなり破局を迎えてしまいます。
その後彼はまたもや共演した年下の女優、アンバー・バードとの交際をスタート。彼女とは婚約し、式もあげたもののわずか1年たらずで離婚!もうすぐ54歳を迎えるジョニー・デップ、これからの彼の恋愛はどうなるのか気になるところです。
そんなプレイボーイな人生を歩んできたジョニデ、誰もが認めるハンサムな要望なのになぜか“変な役”が多いですよね!今回は“へんてこな役”で出演している作品もそうではない“普通”の役を演じている作品もふくめ、ジョニー・デップが出演するおすすめ映画を20選ご紹介したいと思います!
1. エルム街の悪夢 (1984)
寝たらアイツがやってくる・・・!ホラー映画の金字塔
ジョニー・デップの記念すべき初出演映画が、この『エルム街の悪夢』。眠ると夢のなかに現れ、人々を襲う殺人鬼フレディの恐怖に怯える高校生たちを描いたホラー映画です。続編『エルム街の悪夢 フレディの復讐』や『13日の金曜日』でおなじみの殺人鬼ジェイソンとの夢の共演(?)を描いた『フレディvsジェイソン』、2010年にはリブート作品も公開されるなど根強い人気を誇っています。
ジョニデが作品内で演じているのは、主人公ナンシーの恋人役。ナンシーの夢のことをなかなか信じないジョニデ演じるグレンは、果たしてフレディから生き残ることができるのか・・・?フレディに怯える初々しいジョニデの姿をお楽しみください!
公開 : 1986年5月24日
監督 : ウェス・クレイブン
出演 : ロバート・イングランド、ヘザー・ランゲンカンプ、ジョニー・デップ
2. クライ・ベイビー (1990)
ジョニー・デップ初主演作!
ジョニデが初主演を飾った映画がこの『クライ・ベイビー』!ジョニデ演じる主人公ウェイド、愛称“クライ・ベイビー”は、地元では有名な不良少年。そんな彼が恋に落ちたのは、お嬢様の美少女アリソン!全く違うタイプの2人の恋の行方は・・・?ジョニデの歌声も堪能することができる、青春ミュージカル・ラブストーリーです。
1950年代が舞台の『クライ・ベイビー』。リーゼント頭にバイカー姿、そして懐かしのロックミュージクに乗せて綴られるラブストーリーはいかにも“古き良きティーンズ映画”といった雰囲気です。レトロなファッションや音楽が好きな方にはたまらない作品なのではないでしょうか?
公開 : 1991年7月20日
監督: ジョン・ウォーターズ
出演 : ジョニー・デップ、エイミー・ロケイン
3. ギルバート・グレイプ (1993)
2大ハリウッドスター、夢の共演!
主人公はアイオワ州の小さな田舎町で暮らす青年、ギルバート。重い知的障害を抱える弟のアーニー、そして夫が自殺してから閉じこもり、極度の肥満になってしまった母を支えながら食料品店で働く日々。弟や母を置いて街を出るわけにもいかず、悶々とした生活を送っていました。そんなある日ギルバートとアーニーは、個性的な少女ベッキーと出会って・・・
ジョニデが演じるのは家族を支える青年、ギルバート。そしてなんとアーニーを演じるのは、当時10台だったあのレオナルド・ディカプリオ!今をときめく人気ハリウッドスターが、夢の共演を果たしている作品なのです。
自分の将来や家族について悩み、そして1人の少女との交流を通して成長していくギルバートの姿を描いた『ギルバート・グレイプ』。ジョニデとレオナルド・ディカプリオの演技力に圧倒させられ、そして観終わった後にはあたたかい気持ちにつつまれるヒューマンドラマです。
公開 : 1994年8月20日
監督 : ラッセ・ハルストレム
出演 : ジョニー・デップ、レオナルド・ディカプリオ、ジュリエット・ルイス
4. 妹の恋人 (1993)
個性的で愛おしいラブストーリー
青年ペニーは両親の死により心を閉ざしてしまった妹、ジューンと2人暮らし。彼女に振り回されながらもなんとか支え、12年間生きてきました。そんなある日ペニーは友人の従兄弟の青年、サムをひきとることに。ペニーはサムにジューンの世話をさせ、家政婦代わりにしようと考えます。
サムは無口で、映画のキャラクターのモノマネやパントマイムが得意なちょっぴり変わった青年。そんなサムとジューン、ペニーの心の交流を描いたラブストーリーです。
ジョニデはこの映画でサム役を演じ、ゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネートされました。恋をすることで生まれる優しくあたたかな気持ちを描いた、淡く優しい初恋の物語『妹の恋人』。ファンタジックなラブストーリーなので、デートでの観賞もおすすめしたい作品です。
公開 : 1993年10月23日
監督 : ジェレマイア・チェチック
出演 : ジョニー・デップ、メアリー・スチュワート・マスターソン
5. ドンファン (1995)
“自称”伝説のプレイボーイ?
ニューヨークで、ある青年が飛び降り自殺をしようとしていました。そんな彼を引き止めたのは引退間近の精神科医、ジャック。飛び降りようとした青年は自称“ドン・ファン”で、なんでも1500人以上もの女性を虜にした伝説の人物なのだとか。人格障害と診断されたドン・ファンですが、彼の語る様々な話にすっかり惹かれてしまうジャック。妄想癖のある青年と、彼を通じて変わっていく精神科医の姿を描いたラブコメディです。
ドン・ファンの話す話はどれも荒唐無稽で、真実味がないものばかり。でもその情熱的に語られる彼の話に、きっと滑稽に思いながらもあなたも引き込まれてしまうはず。ジョニー・デップの魅力も堪能、そしてなんだか清々しい気分になれる『ドンファン』。アカデミー賞、ゴールデングローブ賞にノミネートされた傑作です。
公開 : 1995年9月30日
監督 : ジェレミー・レヴェン
出演 : ジョニー・デップ、マーロン・ブランド
6. ショコラ (2000)
このチョコレートを食べれば、皆幸せ!
舞台は1959年。フランスのある村に1組の親子がやってきたところから、物語は始まります。
ヴィアンヌとアヌークの母娘はチョコレートの効能を広めるために、世界中を旅していました。古くからの伝統が息づく厳格な村の人々は、最初は2人のチョコレート・ショップに反感を持つもののだんだんとその魅力の虜に。村の雰囲気も以前とは変わっていくのですが・・・
ジョニデは村に流れ着くジプシーの青年のリーダー、ルーを好演。宗教や伝統と人々の関わり、お互いに理解しようと努めることの大切さをおしゃれな映像とおいしそうなチョコレートと共に描いた『ショコラ』。主演のジョニデとフランス人女優、ジュリエット・ビノシュも絵になるような美男美女カップル!心のわだかまりが溶けてなくなるような、大人のためのファンタジック・ラブストーリーです。
公開 : 2001年5月28日
監督 : ラッセ・ハルストレム
出演 : ジュリエット・ビノシュ、ジョニー・デップ
7. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち (2003)
子供も大人も大好き!ジャック・スパロウ
ジョニー・デップの代表作の1つといえばこの『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズではないでしょうか?その第1作目がこちらの『パイテーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』です。世界中のディズニーパークにあるアトラクション『カリブの海賊』をモチーフに制作されたのだそうです。
18世紀のカリブ海を舞台に、ブラックパール号の元船長ジャック・スパロウとイギリス海軍総督の娘エリザベス、そして青年ウィル・ターナーの冒険と海賊たちの戦いを描いたこの作品。今までにない子供も大人も楽しめる海賊映画として、シリーズは全世界で大ヒット!ジョニデ演じるユーモラスなジャック・スパロウは大人気キャラクターとなりました。
海を舞台に繰り広げられるお宝をめぐる冒険、そして奇妙で魅力的な海賊たちはいつ見てもワクワクさせられますし、ロマンを感じますよね!そんな『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズは2017年7月1日に最新作『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』が公開されます。ぜひ最新作を観る前に、シリーズをもう1度ご覧になってみてはいかがですか?
公開 : 2003年8月2日
監督 : ゴア・ヴァービンスキー
出演 : ジョニー・デップ、キーラ・ナイトレイ、オーランド・ブルーム
8. ネバーランド (2004)
『ピーター・パン』誕生にまつわるストーリー
世界的に有名な児童文学であり、ディズニーでもアニメ化されている物語『ピーター・パン』。その『ピーター・パン』にまつわる秘話を描いた作品が『ネバーランド』です。
スランプに陥っていたイギリス人の劇作家、ジェームズ・マシュー・バリ。ある日彼はひょんなことから、若き未亡人のシルヴィアと彼女の4人の息子たちに出会います。3男のピーターは父親の死から心を閉ざしてしまっていました。そんなピーターにジェームズは空想の世界の物語を聞かせ、そこから自身も物語の着想を得ます。しかしピーターにはさらなる試練が待ち受けていて・・・
シルヴィアを演じるのは『タイタニック』に出演するケイト・ウィンスレット。現実と空想の世界が入り混じった美しい映像と、少年と劇作家の心の交流を描いた優しくも切ない映画『ネバーランド』はアカデミー賞7部門にノミネートされました。ファンタジー映画の主人公を演じることの多いジョニデが、創作側の人物を演じているなんてなんだか興味深いですよね!『ピーター・パン』にまつわる知られざる物語をぜひ、のぞいてみてください。
公開 : 2005年1月15日
監督 : マーク・フォースター
出演 : ジョニー・デップ、フレディ・ハイモア、ケイト・ウィンスレット
9. シークレット・ウィンドウ (2004)
寒気がとまらない・・・戦慄のミステリー
これまでファンタジー映画やラブストーリーを多くとりあげてきましたが、ジョニデはこんなスリラー映画にも出演しています。
主人公で作家のモートは売れっ子として名前を馳せていたものの、最近は妻とのいざこざが原因でスランプ気味でした。そんな彼の前に「作品を盗まれた」と言う男、ジョンが現れます。次第に嫌がらせをうけるようになるモートは心身共に憔悴していき、やがて不可解な出来事も起こるようになり・・・
原作は『スタンド・バイ・ミー』や『キャリー』、『ミザリー』などの代表作品を持つホラー作家のスティーブン・キング。どうなるか分からない不気味な展開、静かな中に迫り来る恐ろしい“何か”、そして待ち受ける戦慄のラストとは?ジョニデらしい独特の空気が漂うスリラー『シークレット・ウィンドウ』。深夜にひやっとしたい時におすすめです。
公開 : 2004年10月23日
監督 : デヴィッド・コープ
出演 : ジョニー・デップ、ジョン・タトゥーロ
10. パブリック・エネミーズ (2009)
めずらしい?ハードボイルドなジョニデ
とにかく格好いい!男らしいジョニデを観たい!というあなたにおすすめなのがこちらの『パブリック・エネミーズ』です。
時は1930年代、大恐慌真っ只中のアメリカ。“弱い者からは奪わない”という紳士的な態度の銀行強盗、ジョン・デリンジャーはその鮮やかな手口から注目を集め、また警察からは目の上のたんこぶとして扱われていました。そんなある日ジョンは、美しい女性ビリーと出会い恋におち・・・
ジョニデ演じる強盗、ジョン・デリンジャーは大恐慌時代に実在したギャングなのだそうです。“弱者からは奪わない、傷つけない”という物腰柔らかい態度で人気を集めたジョンと、そんな彼が愛した女性ビリーの秘密の恋。やがて2人に迫りくる警察の追っ手・・・ベタな展開ではありますが、ラブストーリーとしてもとても切なくロマンチック。ジョニデもハンサムで紳士な銀行強盗という役がぴたりとはまっています。ハードボイルドなジョニデ作品を堪能したい時は、『パブリック・エネミーズ』で決まりです!
公開 : 2009年12月12日
監督 : マイケル・マン
出演 : ジョニー・デップ、マリオン・コティヤール
ジョニデとの名コンビ、ティム・バートン
出典:twitter.com
映画界に入ってから30年以上、数々の名作に出演してきたジョニデですが、そんな彼と最も親交が深い映画監督が、ティム・バートン。
『ビッグ・フィッシュ』や『ビートル・ジュース』など、心温まるドラマから独特のユーモアのセンスが効いたブラックファンタジーまで。数々の名作を世におくりだしてきた鬼才、ティム・バートン監督。そんなティム・バートン作品にジョニー・デップは、最も出演しているといっても過言ではないくらい常連俳優の1人なんです。
ジョニデの持つどこか浮き世離れした魅惑的な雰囲気は、ティム・バートンの不思議な世界にぴったり。2人のタッグは長年、唯一無二の作品で私たちを惹きつけてきました。公私共に仲が良いという2人、お次はジョニー・デップが出演したティム・バートン作品を振り返っていきましょう。
11. シザーハンズ (1990)
ジョニデ×ティム・バートンコンビ、誕生!
「おばあちゃん、なぜ雪はふるの?」そんな小さな女の子の問いかけから始まるこの物語。孫娘に祖母は、この街に伝わる昔話を聞かせるのでした。
完成間近で発明家が死んでしまったことから、両腕がハサミのまま残された人造人間のエドワード。彼を哀れに思い、家に連れて帰った女性のもとで暮らし始めるエドワードですが、その腕のために触れるもの全てを傷つけてしまう・・・心優しいエドワードと、彼が恋する女の子キムの切なく淡いラブストーリーです。
実はこの『シザーハンズ』、もとはエドワード役をジョニデではなくトム・クルーズが演じる予定だったのだとか!トム・クルーズが演じていたら、ジョニデとティム・バートンのコンビは誕生していなかったかもしれません。
このエドワードのキャラクターは、自身も孤独な少年時代を送ったジョニデの経験も反映されたのだとか。彼が強い思いれをもって演じた『シザーハンズ』は、ゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネートされました。
公開 : 1991年7月13日
出演 : ジョニー・デップ、ウィノナ・ライダー
12. スリーピー・ホロウ (1999)
殺人事件の犯人は“首なし騎士”の亡霊?
ティム・バートン監督の映画に出演しているときは、だいたい元の顔がわからない特殊メイクを施していることが多いジョニー・デップ。そんな彼がめずらしく特殊メイクなしで出演している映画が『スリーピー・ホロウ』です。
舞台はハドソン川の近くの小さな村。その村で連続首なし殺人という、ぶっそうな事件が勃発していました。その事件を捜査するために訪れた刑事イカボットは、長老たちから“首なし騎士”の伝説を聞かされるのですが・・・
首がない状態で馬に乗り、人々を追いかけ回す騎士“シリーピー・ホロウ”の物語は実際にアメリカ北部で伝わる伝説なのだそうです。そんな伝説をティム・バートンらしいゴシック・ホラーな世界観で描いた『スリーピー・ホロウ』。なんと劇中では18回も首を切るシーンがあるので、ホラーが苦手な彼女と観るときはご注意を!
公開 : 2000年2月26日
出演 : ジョニー・デップ、クリスティーナ・リッチ
13. チャーリーとチョコレート工場 (2005)
楽しくて可笑しなチョコレート工場の冒険へ!
ティム・バートン作品で最も人気がある映画の1つといえば、こちらの『チャーリーとチョコレート工場』なのではないでしょうか。
世界中で大人気のチョコレート、“ウォンカ・チョコ”。工場主のウィリー・ウォンカはそんなチョコレートに、工場に招待する金のチケットを5枚忍び込ませます。チケットをひきあてたのは5人の子供達!果たして謎につつまれたチョコレート工場の中で、子供達と彼らの保護者はどんな体験をするのでしょうか?
ジョニデが演じるのはチョコレート工場のエキセントリックな工場長、ウィリー・ウォンカ。ブラックなユーモアにつつまれた、ファンタジー・コメディです。家族をテーマに描かれたこの作品は、観終わったあとは不思議と幸せな気分につつまれること間違いなし!へんてこなシルクハットをかぶったジョニデのユーモラスな演技も、お見逃しなく。
公開 : 2005年9月10日
出演 : ジョニー・デップ、フレディ・ハイモア、ヘレナ・ボナム=カーター
14. ティム・バートンのコープスブライド (2005)
恋された相手は“死んでる花嫁”?
ある村で1組の若い男女が結婚式をあげようとしていました。新郎の青年、ビクターは内気な性格。結婚式のリハーサルでも失敗を連発し、意気消沈してしまいます。そんなビクターが森の中で“誓いの言葉”の練習をしていると現れたのは、なんと花嫁姿の幽霊!ビクターはエミリーと名乗るその幽霊に、死後の世界に連れていかれてしまって・・・
この『ティム・バートンのコープスブライド』は人形を少しずつ動かして撮影する技法を用いた“ストップモーション・アニメーション”。製作者たちが思いをこめて作ったその映像の美しさにはびっくりさせられてしまいます。カラフルな死後の世界と、生きているのに陰鬱な人間たちの世界の対比もまたユーモラス!ジョニデは声のみの出演ですが、おとなしくも心優しい青年ビクターを演じています。ティム・バートンが送る怖くて楽しい?ラブストーリー、夏のひんやりしたい時にご覧になってみてはいかがですか?
公開 : 2005年10月22日
出演 : ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター
15. スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 (2007)
歌って、切って、食べまくり?
舞台は19世紀のロンドン。理髪師のベンジャミンがフリート街に戻ってきたところから、悲劇の物語は幕をあけます。
実はベンジャミンは15年前、美しい妻を狙った悪徳判事の仕業で無実の罪を着せられ、国を追われていたのでした。復讐のために街に舞い戻ったベンジャミン。彼はラヴェット夫人がミートパイ屋を営む家の上で、理髪店を再びオープンさせて・・・
ジョニー・デップが演じるのは復讐に燃える理髪師、スウィーニー・トッド(ベンジャミン)。ラヴェット夫人を演じるのはヘレナ・ボナム=カーター。ティム・バートン作品常連の2人は、この映画で歌声も披露!恐ろしいスプラッター・ホラー映画ですが、その映像の美しさがどこかゴシック・ファンタジーな香りも漂わせています。
復讐の果てに待ち受ける、悲しくて切ない結末とはいかに?鮮やかな血の赤が脳裏にこびりつく『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』。食事前と後に観るのはやめておいたほうがいいかも・・・
公開 : 2008年1月25日
出演 : ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、アラン・リックマン
16. アリス・イン・ワンダーランド (2010)
ティム・バートンによる新しい“不思議の国”
ルイス・キャロルによる人気児童文学『不思議の国のアリス』。19歳となったアリスが再び“不思議の国”へ!原作ファン、ディズニーのアニメファンも嬉しい要素を交えながらティム・バートン流のアレンジを加えて完成された作品が『アリス・イン・ワンダーランド』です。
ジョニデが演じるのは帽子屋のマッドハッター。アリスがマッドハッターをはじめとする奇妙な不思議の国の住人たちが力を合わせ、赤の女王に立ち向かっていく姿にドキドキさせられます。ファンタジックな不思議の国の映像の美しさはもちろん、「ありのままの自分を愛すること」「おかしなところがあっても、自分の個性を大切にすること」そんなメッセージも詰まったドラマである『アリス・イン・ワンダーランド』。アリスを演じるミア・ワシコウスカや白の女王を演じるアン・ハサウェイの可憐な魅力にも注目です!
公開 : 2010年4月17日
出演 : ジョニー・デップ、ミア・ワシコウスカ、ヘレナ・ボナム=カーター
17. ダーク・シャドウ (2012)
現代に蘇った吸血鬼が、一悶着?
人造人間に殺人鬼、マッドハッター。奇妙なキャラクターをたくさん演じてきたジョニー・デップが続けて挑んだ役どころは“吸血鬼”です!
18世紀、ハンサムでプレイボーイのバーナバスは水産業を営んで大成功、裕福な暮らしを送っていました。そんなバーナバスが失恋させたメイドのアンジェリークの正体は、実は魔女だったのです!怒りを買ったバーナバスは恋人を殺され、自身も吸血鬼に姿を変えられ、生き埋めにされてしまいます。
それから時は変わって20世紀。封印から蘇ったバーナバスは子孫たちの住む屋敷に舞い戻り、落ちぶれた一族をどうにかしようと大奮闘!しかし再びアンジェリークの魔の手が迫っていて・・・
時代遅れの吸血鬼というおかしな役を、ユーモラスに存在感たっぷりに演じているジョニー・デップ。魔女から家族を守ることができるのか?そして彼の新たな恋の行方は?ティム・バートン好きなら大満足間違いなしな、ゴシックホラー・コメディです!
公開 : 2012年5月19日
出演 : ジョニー・デップ、エヴァ・グリーン、ミシェル・ファイファー
カメレオン俳優、ジョニー・デップ!
今後も『ハリー・ポッター』シリーズの続編、『ファンタスティック・ビースト』シリーズへの出演や人気推理小説の映画化『オリエント急行殺人事件』など見逃せない作品への出演が決まっているジョニー・デップ。変な役も普通の人間の役も、個性たっぷりに演じあげるカメレオン俳優の彼は映画界に欠かせない存在なんです!
ラブストーリーもアクションもファンタジーも彼の出演する作品は、家族や恋人とも楽しめる映画ばかり。ぜひ今回ご紹介した映画の中でまだ観たことがない!という作品がある方は、この機会にぜひチェックしてみてくださいね。
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フリーライター。主に映画のことについて執筆中。