パブリックスピーキングで共感を得るためのたった3つの要素と2つの大切なこと
スピーチやプレゼンはビジネスマンに必須なスキル。その中でもうまく使うと共感を非常に得られやすくなるのがパブリックスピーキングという技法です。今回はこのパブリックスピーキングについて紹介していきます。
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スピーチやプレゼンはビジネスマンに必須なスキル
仕事上、何かと必要なスピーチやプレゼン。
ビジネスマン必須のスキルと言えます。
しかし、それにも関わらず苦手だと思う人が多いスキルでもあります。
スピーチやプレゼンは、「いかに相手の印象に残るか」「いかに共感を得られるか」がとても大切です。
スピーチには多くの方法があります。
その中で、練習や意識付けなどで格段に上達するのが「パブリックスピーキング」です。
今回はこのパブリックスピーキングの方法に必要な3つの要素と2つの大切なことを紹介していきます。
パブリックスピーキングとは?
パブリックスピーキングとは一言で表すと、日常の言葉でスピーチやプレゼンを行う手法です。
例えば、一般的なスピーチなどは、
「スピーチというのは、人前に立って丁寧で分かりやすい言葉で話す。それが一般的な話し方です。実際、私もそういった話し方が適当だと思っていました。しかし、パブリックスピーキングを知り、使用してみたところ、今まで以上に共感を得ることができ、成果に繋がりました。」
といった話し方になります。
これをパブリックスピーキング的な話し方にすると次のようになります。
「スピーチというのは、人前に立って丁寧で分かりやすい言葉で話すことなんですね。それが一般的な話し方ではないでしょうか。実際、私もそういった話し方が普通だと思ってたんです。ですが、パブリックスピーキングというものを知って、使ってみたら、今まで以上に共感を得ることができて、成果に繋がりました。」
いかがでしょうか。
全然違いますよね。
これがパブリックスピーキングです。
人に話すようなスピーチ、プレゼンの仕方のため、身近に感じることができます。
結果として共感や印象に残るようになります。
パブリックスピーキングで共感を得る3つの要素
1.「演出」の仕方
出典:gahag.net
まず、演出の仕方です。
演出というのは、服装(衣装)やスライド、音(音楽)をはじめとするもののことです。
例えば、これから新しい男性向けのライフスタイル誌でターゲットは20代後半から30代のサラリーマンのプレゼンです。
話し手が女装をして派手なヘアスタイル、音楽はクラブミュージックがバックで流れ、照明はピンクでプレゼンを始めたらどうでしょうか?
誰もがわかるように、演出としてかなり不適切です。
つまり、この場合なら、スーツに20代後半から30代で流行しているヘアスタイル、音楽は重要な部分のみか集中できるような音楽にする。
照明も普通で問題ありません。
このように、聞き手が集中できない環境、共感できない環境ではなく、その逆である、集中して世界観に引き込まれるような演出が大切になってきます。
2.「演技」の加え方
演技と言えど、演劇やドラマなどのような演技は不要です。
必要な場所、適切なポイントで、声色や身振り手振りなどを変えたり、くわえたりすることが、パブリックスピーキングで言う「演技」を加えるということです。
重要なポイントで、「ここが大切だ」というのを相手に印象付けることができます。
3.「シナリオ」構成
シナリオは原稿のことですが、いちから全て原稿を書かないようにしてください。
メモ程度で問題ありません。
スピーチやプレゼンを一言一句暗記して話すのは、パブリックスピーキングに適していないからです。
とはいえ、メモの中でも、ここではこれを強調する、などといった大切だと思われる部分は加えていきましょう。
また、こうすれば相手は共感してくれるだろう、というようなシナリオを作るのはNGです。
実際に自分が話されて感動や共感を得られるようなシナリオを作っていくことが大切になってきます。
パブリックスピーキングで大切な2つのこと
1.「声」の出し方
パブリックスピーキングの3つの要素をクリアしたからと言って、小さな声であったり、何を話しているか分からない、イントネーションがないなどといった話し方では、パブリックスピーキングの意味がありません。
それだけ「声」というのは重要です。
練習をするのであれば、録音などをして、自分の声を聞き、都度修正をしていくという方法がおすすめです。
どうしてもそれでは難しいという場合には、ボイトレや声に関するセミナーなどを受けてみましょう。
2.嘘は言わず「本音」で話す
出典:gahag.net
人は上辺だけであったり、形式的なことは本能的に分かる生き物です。
日常はもちろんのこと、スピーチやプレゼンなども同様です。
嘘や建前などではなく、本当の気持ちで話すこと、本気であることを意識していきましょう。
パブリックスピーキングを身につけてより共感を得られるスピーチを
いかがでしたでしょうか。
パブリックスピーキングの3つの要素と大切な2つのことについて説明しました。
この手法は、スピーチやプレゼン、特に多くの人の前で効果的です。
身につけることでとても強い武器となります。
少しずつ仕事などで取り入れて、強みにしていってください。
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この記事のライター
元webデザイナー。ガジェット系が最近ブームです。