人気のおしゃれブランド「Scye」から学ぶ2016春夏ファッションのポイント!
暖かい季節になってくると重ね着も思うようにできなくなり、着こなしの中に自分らしさやこだわりを取り入れるのが難しくなってきます。そこで、今回は人気ブランドScyeの2016春夏コレクションから、コーディネートをおしゃれにするポイントを読み解いていきます!
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こだわり抜かれたデザインとクラシック感の見事な調和
クラシックな雰囲気の中にモダンなエッセンスが入ることで流行に流されすぎないデザインのアイテムを展開しているこのブランド。デザイナーの日高久代氏とパターンカッターを務める宮原秀晃氏が2000年に設立したことから始まりました。
ブランド名の「サイ(Scye)」はテーラー用語で襟ぐりや鎌を意味しており、彼らのシルエットの美しさやアイテム製造の上での技術をいかに大切にしているかということを感じさせます。
このブランド、シンプルながらもセンスの良さを感じさせるデザインはもちろんですが、着心地が抜群ということで設立当時から多くのファンがいました。着用した時の美しさ、シルエットの良さは他ではなかなか感じられません。
ちなみにデザインは19世紀の英国式のテーラリングをベースにしています。そこに現代のトレンドや新たな解釈を加えて再構築することで時代に左右されないアイテムとなっているのです。
「つまり首」のデザインは春夏も要チェック
タートルネックやつまり首デザインのニットなど、首元を隠したデザインのトップスが多く見られた2015-2016秋冬スタイル。実はこの首回りのレイヤードの感じは2016年の春夏ファッションの中でも継続中の模様です!
冬はニットが多いですが、暖かい季節になってくるとスウェットトップスやコットン生地のアイテムが多く出てくるでしょう。
ニットとはまた違ったカジュアルな雰囲気のこれらのトップス。タートルネックのクラシカルな雰囲気と絶妙にマッチして、また今までとは違った雰囲気を演出してくれることでしょう。
「セットアップ」でお手軽ワントーン
秋冬スタイルのトレンドキーワードだった「クラシカル」な雰囲気は春夏コーデの中でも継続中です。
そこで、簡単にクラシカルな雰囲気を演出できる「セットアップ」はこれからの季節、要チェック&マストハブアイテムとなるでしょう。
セットアップというとジャケット&パンツの組み合わせのイメージが強いというからもいるのではないでしょうか。そこで、トップスをあえてブルゾンにすることでよりカジュアルでデイリーユースのしやすい組み合わせにしています。
パンツは太めのものを選んでリラックス感のある着こなしに。トップスがブルゾンでカジュアルな雰囲気なので、インナーはシャツやノーカラーのものを合わせてかっちり要素をプラスするのもいいかもしれません。
ジャケットには「短パン」を合わせて軽やかに
ジャケットは秋冬コーデの中で多く登場しましたが、その人気は春夏スタイルになっても衰えることはありません。
秋冬コーデではジャケットにロングトラウザーを合わせることがほとんどですが、気温の上がってくる春夏の季節ではぜひとも短パンを合わせて軽やかに、季節感を意識しながらコーディネートを組んでみましょう。
ジャケットでかっちり感は演出されているのでインナーはシャツでかためにまとめても、カットソーでカジュアルにしても、タートルネックでクラシカルな雰囲気にしても、どんなアイテムでも合わせることができます。
マニッシュシューズなのか、スニーカーなのか、合わせるシューズでも雰囲気を変えることができますよ。
柄物は「ストライプ」が気分
秋冬のコーディネートの中では柄物といえばチェックが多かったですが、コーディネートに軽やかさが生まれる春夏の季節ではストライプが要チェックパターンとなりそうです。
ストライプはマニッシュな雰囲気がつよい柄ですが、淡い色の組み合わせのものだったり、ややゆるっとしたシルエットのアイテムを選べば程よいカジュアルさも取り入れながら着こなしをまとめ上げることができます。
ストライプをおしゃれにするには全身にかっちり要素を散りばめることが重要です。ジャケット、つまり首トップス、マニッシュシューズ…。それぞれ点になっていたかっちり要素が繋がると全体的にもまとまってくるのです。
「トレンチコート」を羽織ればクラシカルに見える
やっぱり暖かい季節の定番アウターといえばトレンチコートです。冬場に着るものと比べて生地も薄くなっているのでくたっとした生地感や、パリッとした質感など、アイテムごとの違いを楽しむことができます。
トレンチコートは暖かい春の季節ならベージュ一択。ネイビーやブラックも着こなし方によっては大人っぽい雰囲気で着ることができるかもしれませんが、いささか重たくなりすぎてしまうでしょう。
ベージュはどんな色とも相性が良いですが、より春っぽく着るためには全体的に白の割合を大きくするのがおすすめです。アイテムを全て白にしてもいいですが、ベージュも締め色ではないのでなんとなくぼやっとした雰囲気になってしまうでしょう。ストライプなど、どこかに柄物アイテムを加えると着こなしにアクセントが生まれてスタイリッシュに見せることができます。
アイテムに一癖あるとよりこなれた雰囲気に
以上、Scyeの2016春夏コレクションから来年のおしゃれな着こなしについて解説してみました。
Scyeはシンプルでありながらおしゃれな雰囲気の漂うアイテムが多く揃えられています。その理由は多くの人が愛用しているベーシックアイテムの中にワンポイント変化を加えたデザインが施されているからです。
例えばこちらのGジャン。春夏の季節には欠かせない王道アイテムですよね。しかしこのアイテム、よく見てみると襟の部分がノーカラーで、ブルゾンのようなシルエットになっているのです。
このように一癖あるアイテムを取り入れるのが、シンプルコーデをよりおしゃれにセンス良く見せてくれる秘訣なのではないでしょうか。
Scye by Masterpiece and Co.
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この記事のライター
東京生まれ大阪育ちの慶応義塾在学の女子大生です。グルメ、ファッション、あとは旅行が大好き。でも実は、それと同じくらい手の綺麗な人が好き!