在住者が選ぶパリのおしゃれな雰囲気の個性派レストラン10選
もっとパリを楽しみたい、忘れられない体験がしてみたい…今回は、そんな方にぴったりのパリの個性豊かなレストランをご紹介しましょう。ぜひ美食を堪能しながら、パリでの忘れられない思い出を作りましょう。
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アイキャッチ画像出典:www.bustronome.com
パリは個性派レストランの宝庫
グルメの町として名高いパリには、美味しいだけに留まらない素敵な個性を売りにしているレストランがたくさんあります。フランスの歴史や豊穣な文化、そしてパリジャンらしい遊び心が活かされたレストランは、唯一無二の存在です。五感を使って楽しめるレストランは、さながら大人の遊園地です。しばし日常を離れて、それぞれのレストランが創り出す素晴らしき世界に舟を漕ぎ出しましょう。
フランス人の先祖・ガリア人の食卓で豪快に飲み食いしよう!「Nos Ancêtres les Gaulois(ノ・アンセトル・レ・ゴロワ)」(閉業中)
フランス人のルーツであるガリア人の時代をイメージした、パリのおしゃれスポットのサン・ルイ島にあるレストラン。1969年から続く素朴な雰囲気の店内には、ガリア人の武器や鹿トロフィーなどが飾られています。豪胆なガリア人のように、にぎやかでざっくばらんな雰囲気が魅力的です。ミュージシャンの奏でる音楽に合わせて、歌をうたって盛り上がることもあります。仲間と楽しく食事をしたい時におすすめです。
生野菜がたっぷり詰まったバスケット、取り放題の前菜、薪焼きのステーキ、チーズ、デザートなど盛り沢山な内容で40ユーロと、大変リーズナブルです。樽に入った赤ワインも飲み放題なのが嬉しいところです。エネルギッシュなガリア人のように、ワインや料理をたっぷり楽しみましょう。
Nos Ancêtres les Gaulois(ノ・アンセトル・レ・ゴロワ)
住所 39 Rue Saint-Louis en l’Ile 75004 Paris
電話 +(0)1 46 33 66 07
Eメール contact@nosancetreslesgaulois.com
オープン時間 ランチ:12時~15時、ディナー:19時~1時
アクセス メトロ7号線「Pont-Marie(ポン=マリー)」、メトロ1号線「Saint-Paul(サン・ポール)」
平均予算 40ユーロ
英語・日本語のページもあります。
オリエント急行の列車がビストロに!「Le Wagon Bleu(ル・ワゴン・ブルー)」
ミステリー作品や数々の映画で有名なオリエント急行。その列車を利用したレストランが、サン・ラザール駅にほど近いパリの17区にあります。アール・ヌーヴォー調の豪華な装飾が素敵な店内です。青いシートに腰掛ければ、たちまち旅心を誘われます。鉄道ファンや旅好きにおすすめのレストラン。
こちらのスペシャリテはコルシカ料理です。コルシカの豚は自然の中で育つので肉質が締まっていて脂身も少なく、高品質。だから、おつまみにはハムやソーセージなどの豚肉を堪能できるシャルキュトリーがおすすめです。その他にもタルタルステーキやマグレ・ド・カナールなど伝統的なフランス料理も味わえます。
Le Wagon Bleu(ル・ワゴン・ブルー)
住所 7 rue Boursault 75017 Paris
電話 +33(0)1 45 22 35 25
オープン時間 月曜~金曜:17時~0時半
土曜・日曜:12時~15時半、17時~0時
アクセス メトロ2号線「Rome(ローム)」
平均予算 35~70ユーロ
パリの空を旅する高級レストラン「L'Oiseau Blanc(ロアゾー・ブラン)」
凱旋門のそばの高級ホテル「ペニンシュラ」の最上階にあるレストラン&バーです。パリの町並みを一望できる、ロマンチックで素敵なスポット。レストランに面した中庭には、1927年にパリ・ニューヨーク間飛行を試みた「ロワゾー・ブラン(白鳥号)」の75%縮尺レプリカが飾られており、空の旅気分を醸し出しています。
エグゼクティブ・シェフのジャン=エダン・ハーセル氏の厳選した最上級のフランス料理は、フランスの伝統を守りながらもモダンで独創的。舌で楽しむだけでなく、目でも楽しめる贅沢で魅力的な料理が堪能できます。
L'Oiseau Blanc(ロアゾー・ブラン)
住所 19 Avenue Kléber, 75116 Paris (ペニンシュラホテルの6階)
電話 +33(0)1 58 12 67 30
Eメール oiseaublancppr@peninsula.com
オープン時間 ランチ:12時~14時半、ディナー:19時~22時半、バー/テラス:12時~25時半
アクセス メトロ6号線「Kléber(クレベール)」
平均予算 57ユーロ~109ユーロ
ドレスコード スマートカジュアル
日本語のページもあります。
白い砂浜、潮風に揺れるヤシ…パリにある南国「Coco de mer(ココ・ドゥ・メール)」
カルチエ・ラタンにある、セイシェル料理を味わえるユニークなレストラン。「ジャルダン・デ・プラント(パリ植物園)」もすぐそばです。床には白い砂が敷き詰められ、ヤシの木やトロピカルな装飾が南国気分を盛り上げてくれます。海辺のバカンスをこよなく愛する、パリジャンに人気のお店です。
あまり馴染みのないセイシェル料理ですが、カレーライスや魚のグリルなど日本人の口に合うメニューが揃っています。リーズナブルにたっぷり食べられる、気取らないカジュアルなお店です。
Coco de mer(ココ・ドゥ・メール)
住所 34 Boulevard Saint-Marcel, 75005 Paris
電話 +33(0)6 20 26 77 67
Eメール cocodemer.paris@gmail.com
オープン時間 月曜~金曜 12時~24時、土曜日 19時~24時
休業日 日曜日
アクセス メトロ5号線「Saint-Marcel(サン・マルセル)」
平均予算 23ユーロ~32ユーロ
英語のページもあります。
ブランコに揺れながら食事を楽しめる「Sur un Arbre Perché(シュル・アン・アルブル・ペルシェ)」
オペラ座にほど近い2区のレストラン。店内にはブランコの席があり、ゆらゆら楽しみながら食事ができます。ブランコの席の利用は金曜日と土曜日の夜だけなので、確実に席を確保したいなら予約をおすすめします。また、この店には有料で指圧マッサージも行っているので、体をほぐしたい時にもぴったりです(15分コース18ユーロ、60分コース70ユーロ)。
アットホームでリラックスできる雰囲気のレストランです。新鮮な食材を使った、ほんのりアジアンテイスト香るオリジナリティのある創作料理が自慢。デザートの種類も豊富なので、甘いもの好きな方にもおすすめです。
Sur un Arbre Perché(シュル・アン・アルブル・ペルシェ)
住所 1 Rue du 4 Septembre 75002 Paris
電話 +33 (0)1 42 96 97 01
Eメール contact@surunarbreperche.com
オープン時間 月曜~金曜 ランチ:12時~15時、ディナー:19時半~24時
土曜 ディナー:19時半~24時
休業日 日曜日
アクセス メトロ3号線「Bourse(ブルス)」
平均予算 35~69ユーロ
18世紀の貴族のお屋敷で贅沢なひとときを。「1728(ミル・セット・サン・ヴァン・テュイット)」
こちらは、1728年にアントワーヌ・マザンが建てたラファイエット侯爵夫人の旧邸を利用した、歴史と風格あるレストラン。年間4万もの人が訪れるパリの隠れた人気スポットです。マドレーヌ寺院近くの、高級ブティックが立ち並ぶエリアにあります。18世紀の貴族の暮らしぶりが伝わる美術品や調度品で飾られた邸内は、ため息が出るほど優美です。
出典:www.yelp.com
前菜からデザートまで、王道のしっかりしたフレンチを味わえます。フランス国内の様々な一流ワインも揃っているので、ワインにこだわりがある方もきっと満足できます。
1728(ミル・セット・サン・ヴァン・テュイット)
住所 8 Rue d'Anjou 75008 Paris
電話 + 33(0)1 40 17 04 77
Eメール 1728@1728-paris.com
オープン時間 月曜~金曜 ランチ:12時~15時、ディナー:19時~24時
土曜 14時半~24時
休業日 日曜日
アクセス メトロ8号線「Madelaine(マドレーヌ)」
平均予算 60ユーロ
英語のページもあります。(一部日本語ページも)
舟に乗って行くレストラン「Le Châlet des Île(ル・シャレ・デ・ジル)」
ブーローニュの森の湖の中の小島にある、素敵な立地のレストラン。小さな舟に数分間乗ってレストランに向かいます。ナポレオン三世が后のために造った建物で、豪華過ぎないこじんまりとした雰囲気が魅力的です。パリにありながら、田舎のようにゆったりした空気が流れるスポット。
旬の素材を使った季節感のある料理は、ハーブの香りなど味付けも繊細で、日本人の舌にもぴったり。ボリュームもたっぷりで満足できます。肩肘張らないレストランですが上品な雰囲気もあるので、少しドレスアップして行くことをおすすめします。
Le Châlet des Île(ル・シャレ・デ・ジル)
住所 14 Chemin de Ceinture du Lac Inférieur 75016 Paris
電話 +33(0)1 42 88 04 69
Eメール reservation@lechaletdesiles.net
オープン時間 月曜~日曜 12時~15時、7時半~22時半
アクセス メトロ9号線「Rue de la Pompe(ルー・ドゥ・ラ・ポンプ)」
英語のページもあります。
音楽と美食のマリアージュ「Le Bel Canto(ル・ベル・カント)」
パリ国立音楽院の学生たちや駆け出しの歌手たちが生歌を披露してくれるレストラン。パリの「オテル・ドゥ・ヴィル」と郊外の高級住宅地として有名な「ヌイイ」の2ヶ所にあります。美しい歌声と美食を堪能できる、音楽好きにおすすめの大変欲張りなスポットです。ディナータイムのみ営業中。
「ベル・カント」のシェフ、エリック・レオーティ氏の手がける料理は、シンプルでありながらオリジナリティにあふれています。お好きな前菜・メイン、そしてデザートを選べる85ユーロのディナー「ムニュ・リリック(Menu Lyrique)」と、お子様向けのスペシャルディナーメニュー(42,50ユーロ)があります。
Le Bel Canto(ル・ベル・カント)パリ店
住所 72 Quai de l'Hôtel de ville 75004 Paris
電話 +33(0)1 42 78 30 18
Eメール paris@lebelcanto.com
オープン時間 月曜~日曜 19時半~
アクセス メトロ1号線「Hôtel de Ville(オテル・ドゥ・ヴィル)」
メトロ7号線「Pont Marie (ポン・マリー)」
平均予算 85ユーロ
Le Bel Canto(ル・ベル・カント)ヌイイ店
住所 6 Rue du Commandant Pilot 92200 Neuilly-sur-Seine
電話 +33(0)1 42 78 30 18
Eメール neuilly@lebelcanto.com
オープン時間 19時半~
休業日 日曜、月曜
アクセス メトロ1号線「Les Sablons(レ・サブロン)」、「 Porte Maillot (ポルト・マイヨ)」
平均予算 85ユーロ
英語のページもあります(一部日本語ページも)。
真っ暗闇のレストラン!「Dans le Noir(ダン・ル・ノワール)」
「ダン・ル・ノワール(闇の中)」という名の通り、暗闇の中で食事を楽しむ一風変わったレストランです。視界が効かない分、味覚、嗅覚、触覚を研ぎすませて料理を味わうことができます。アラカルトもありますが、何が出てくるかわからない「サプライズ・メニュー」が人気。2004年のオープン以来15万人以上の人が来店するなど大好評で、パリ以外にもロンドンなど様々なヨーロッパの都市に出店しています。貴重な体験がしてみたい方にもってこいのスポット。
Dans le Noir(ダン・ル・ノワール)
住所 51 Rue Quincampoix 75004 Paris
電話 +33(0)1 42 77 98 04
Eメール 予約フォームあり
オープン時間 リンクを参照
アクセス メトロ1・4・7・11号線「Châtelet(シャトレ)」
メトロ1・11号線「Hôtel de ville (オテル・ドゥ・ヴィル)
平均予算 41~95ユーロ
パリの名所巡り&グルメが同時に堪能できる「Bustronome(ビュストロノム)」
こちらは、上部ガラス張りの2階建てパノラマバスで凱旋門・ルーヴル美術館・オペラ座・エッフェル塔などパリの名所をめぐりながら、車内でディナーを楽しめるツアーです。車内でゆったりくつろぎながら美しい街並みと美食が堪能できるのは、文化とグルメの都・パリならでは。花の都で、ぜひ贅沢なひとときを味わってみてはいかがでしょう。
いかにもフレンチらしい、繊細な味わいの料理を堪能できます。ランチは4皿、ディナー6皿とボリュームもたっぷり。ベジタリアン向けやチキンオンリーのメニューなどもあります。ちなみに、ドリンク類は倒れないように工夫してあるので、安心して食事を楽しめますよ。
Bustronome(ビュストロノム)
出発地 2 avenue Kléber 75116 Paris
電話 +33(0) 954 444 555
Eメール contact@bustronome.com
オープン時間 リンクを参照
アクセス メトロ1・2・6号線「Charles De Gaule-Étoile(シャルル・ド・ゴール・エトワール)」
平均予算 65ユーロ~130ユーロ
英語のページもあります。
花の都で、アンソリット(Insolite)な美食体験を
いかがでしたか。パリの独創的なレストランで、時間と空間を超える一時の旅に出かけてみませんか。思いがけない発見や出会い、そして感動があなたを待っているずです。同行の方にも、きっと満足していただけることでしょう。ちなみに、ご紹介したレストランは人気のお店ばかりなので、訪れる際には必ず予約をしておきましょう。
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フランス在住です。読書・アート・料理・食べ歩きが趣味。現地の情報や、自分の気になったものをお伝えします。