パリでお茶するならココ。のんびりできる雰囲気の良いおすすめサロン・ド・テ(カフェ・喫茶店)10選
観光やショッピングで歩き疲れたら、淹れたてのお茶と甘いお菓子で一息つけるサロン・ド・テで休憩してみてはいかがでしょうか。今回は、美味しいお茶とスイーツをたっぷり味わえる、パリの素敵なムードのサロン・ド・テをご紹介しましょう。
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美味しいお茶とお菓子を楽しみながら寛げる、サロン・ド・テ
パリのカフェはビールやワインなどのアルコール類も提供しているのに対して、サロン・ド・テはお茶やカフェ、そしてスイーツや軽食を楽しめる、日本でいうところの喫茶店のようなスポットで、休憩タイムやおやつ時などに利用するのにぴったりなんです。さらにお店によってはスイーツや飲み物だけでなく、しっかりしたランチを取ることもできます。パリの個性的で魅力あふれるサロン・ド・テで、ぜひ優雅なアフタヌーンティーを楽しんでみてはいかがでしょうか。
風格感じる歴史ある名店「Angelina(アンジェリーナ)」
1903年創業の老舗パティスリーで、フランスを代表する文豪マルセル・プルーストやココシャネルらも愛した名店です。チュイルリー公園のすぐ近くやルーヴル美術館、ギャラリーラファイエットなどパリ市内に6店舗のティーサロンを展開しています。観光やショッピングに疲れたらほっと一息つける立地ですね。
アンジェリーナの名物は、厳選されたアフリカ産のカカオを使用したホットココア「アフリカン・ショコラ」、そしてメレンゲ・ホイップクリーム・マロンクリームが贅沢に使用された絶品のモンブランです。また、ランチも楽しめます。
Angelina(アンジェリーナ)
詳細はリンクを参照してください。
平均予算 49ユーロ
英語のページもあります。
フランスを代表するティーブランドのお店「Mariage Frères(マリアージュ・フレール)」
ルイ14世に仕えた名門のマリアージュ家が創設した、150年以上の歴史を誇る、フランスを代表するティーブランドです。世界各地の茶葉や香料を厳選し、薫り高いお茶を作り続けています。
そんなマリアージュ・フレールのお茶が楽しめるサロン・ド・テは、マレ地区・凱旋門エリア・ルーヴル美術館・エッフェル塔エリアなどパリ市内に5か所あります。ティータイムのみならず、ブランチやランチも楽しめます。さらに、お茶やフルーツをふんだんに使ったオリジナルのカクテルも人気を呼んでいます。
Mariage Frères(マリアージュ・フレール)
詳細はリンクを参照してください。
平均予算 34ユーロ
英語のページもあります。
かの文豪も愛した高級ホテルのサロン・ド・テ「Salon Proust (サロン・プルースト)」
『失われた時を求めて』で知られるフランスの文豪マルセル・プルーストの名が冠されたリッツホテル内にあるティーサロンです。こちらのお店には、プルーストも足繫く通っていたのだとか。オペラやマドレーヌにほど近い、高級ブティックの立ち並ぶヴァンドーム広場にあります。
「サロン・プルースト」のティーセットには、リモージュ地方の高級食器ブランド「アビランド」の白磁器が贅沢に使用されています。こちらでは、こだわりのお茶と共にマドレーヌやビスケットなど、フランスの伝統焼き菓子を楽しむことができます。ぜひ、プルーストになったつもりで贅沢なアフタヌーンティーを堪能しましょう。
Salon Proust (サロン・プルースト)
住所 15 place Vendôme 75001 Paris
電話 +33 (0)1 43 16 30 70
オープン時間 ティータイム 14時30~18時
アクセス メトロ7・14号線「Pyramides(ピラミッド)」
平均予算 65~85ユーロ
日本語のページもあります。
趣あるレトロなパッサージュでお茶を「Le Valentin(ル・ヴァロンタン)」
古きよきパリの姿を今に伝えるレトロな「パッサージュ・ジュフロワ」内にある、フランス東部のロレーヌ地方のお菓子や料理を味わえるサロン・ド・テです。果物をふんだんに使ったスイーツやリンツァートルテ、サントノーレなどバラエティ豊かなラインアップ。甘すぎない大人のためのスイーツです。キッシュロレーヌなどボリュームのあるランチメニューもおすすめです。
Le Valentin(ル・ヴァロンタン)
住所 30 Passage Jouffroy, 75009 Paris
電話 +33(0)1 47 70 88 50
オープン時間 月曜~土曜:8時30分~19時30分、日曜:10時00分~19時00分
アクセス メトロ8・9号線「Grands Boulevards(グラン・ブルヴァール)」
平均予算 11~20ユーロ
英語のページもあります。
エレガントな時間を約束してくれる「Café Antonia(カフェ・アントニア)」
エリゼ宮にほど近い、1925年創業の高級ホテル「ル・ブリストル」内にあるサロン・ド・テです。メニュー表を見てお茶を選ぶのではなく、実際に茶葉の香りを確かめながらチョイスができるのが魅力的です。18世紀様式のまるで貴族の邸宅のように瀟洒なホテル内で、お茶と共にシェフパティシエが厳選したスイーツやフィンガーフードをつまみながら、優雅な午後のひと時を過ごしてみてはいかがでしょう。
Café Antonia(カフェ・アントニア)
住所 112 Rue du Faubourg Saint-Honoré 75008 Paris
電話 +33(0)1 53 43 43 42
オープン時間 月曜~日曜 8時~12時
アクセス メトロ9号線「Saint-Philippe du Roule(サンフィリップ・デュ・ルール)」
メトロ9・13号線「Miromesnil(ミロメニル)」
平均予算 21~81ユーロ
英語のページもあります。
サロン・ド・テの祖でもある「Ladurée(ラデュレ)」
元祖サロン・ド・テといえばやっぱり「ラデュレ」。間にガナッシュクリームを挟んだマカロンも、実はラデュレが初なんだとか。パリらしいロマンチックな内装のサロン・ド・テは、彼女や奥様とのデートにぴったり。シャンゼリゼ通りやマドレーヌ、サンラザールなどパリだけで7店舗もあります。定番のマカロンの他、様々なフランス菓子を楽しめます。ランチタイムには、しっかりしたフレンチも食べられますよ。
Ladurée(ラデュレ)
詳細はリンクを参照してください。
平均予算 35ユーロ
Maison Ladurée presents its brands Fabricant de Douceurs, Ladurée Beauté and les Marquis de Ladurée. Choose your favourite products online and receive them at home.
英語のページもあります。
長年に渡り地元で愛されている名店「Carette (カレット)」
エッフェル塔を目の前に臨む、リッチなムードのサロン・ド・テです。創業は1927年と古く、グルメなパリジャンたちに愛されてきました。最近は、ピカソ美術館などがあるマレ地区のヴォージュ広場にも二号店がオープンしました。
種類豊富なスイーツに目移りしてしまいます。迷ったら、軽やかで上品な味わいのミルフィーユとパリブレストがおすすめです。サンドイッチやサラダが楽しめるランチメニューもあります。
Carette Trocadéro(カレット トロカデロ)
住所 4 Place du Trocadéro et du 11 Novembre 75016 Paris
電話 +33(0)1 47 27 98 85
オープン時間 月曜~日曜 7時~23時
アクセス メトロ6・9号線「Trocadéro(トロカデロ)」
Carette Place de Vosges(カレット プラース・ドゥ・ヴォージュ)
住所 25 Place des Vosges 75003 Paris
電話 +33(0)1 48 87 94 07
オープン時間 月曜~日曜 7時~24時
アクセス メトロ1号線「Saint Paul(サンポール)」
メトロ8号線「Chemin vert(シュマンヴェール)」
平均予算 36ユーロ
ショコラ好きは絶対外せない「Jacques Genin(ジャック・ジュナン)」
世界中にファンが多いショコラトリー「ジャック・ジュナン」のサロン・ド・テは、レピュブリック広場やサンマルタン運河にほど近い、感度の高いショップが集まるエリアにあります。その場で食べられるエクレアやミルフィーユなどのスイーツは、作り立てで風味豊か。濃厚な味わいのショコラショーもおすすめです。チョコレート、キャラメル、パート・ド・フリュイなど、お土産にも喜ばれるアイテムもたくさん揃っています。「ジャック・ジュナン」のお菓子は日本ではなかなか手に入らないので、スイーツ好きは必見です。
Jacques Genin(ジャック・ジュナン)
住所 133 Rue de Turenne 75003 Paris
電話 +33(0)1 45 77 29 01
オープン時間 火曜~日曜 11時~19時
定休日 月曜
アクセス メトロ3・5・8・9号線「République(レピュブリック)」
メトロ8号線「Filles du Calvaire(フィーユ・ドゥ・カルヴェール)」
平均予算 15ユーロ
ほんわか心地よいこじんまりとしたお店「Mamie gâteaux(マミー・ガトー)」
こちらは、リュクサンブール公園やボンマルシェにほど近いサンジェルマン・デ・プレエリアにある、小さな可愛らしいサロン・ド・テです。オーナーの方は日本人なので、スイーツや料理も日本人の口に合う上品で素朴な味わいです。パリジャンにも大人気で、ランチタイムには列ができることも。おしゃれだけどほっこり落ち着く店内は、いつまでもそこにいたくなります。リーズナブルだけどしっかり満足できる、リピート必至のお店。
Mamie gâteaux(マミー・ガトー)
住所 66 Rue du Cherche-Midi 75006 Paris
電話 +33(0)1 42 22 32 15
オープン時間 火曜~土曜 11時45分~18時
アクセス 日曜・月曜
平均予算 10ユーロ
おしゃれに小腹が満たせる「Odette(オデット)」
出典:www.yelp.fr
可愛らしい色とりどりのシューが売りのお店です。ショコラ、カフェ、バニラ、キャラメルといったオーソドックスなフレーバーに加え、ピスタチオ、抹茶、プラリネ、レモンなど、バリエーション豊かです。ノートルダム大聖堂近くにある本店のほか、シャトレにも二号店があります。ショップで買ったシューをその場で楽しめるサロン・ド・テがパリジャンの人気を呼んでいます。シューを気軽につまみながらほっと一息つける、パリの隠れ家的スポット。
Odette Paris(オデット・パリ)
住所 77 Rue Galande, 75005 PARIS
電話 +33 (0)1 43 26 13 06
オープン時間 10時半~19時半
アクセス メトロ4号線「Saint Michel Notre Dame(サン・ミッシェル・ノートルダム)」
メトロ10号線「Cluny la Sorbonne(クリュニー・ラ・ソルボンヌ)」
Boutique Montorgueil(ブティック・モントゥイユ)
住所 18 rue Montorgueil 75001 PARIS
電話 +33 (0)1 40 41 03 79
オープン時間 月曜~金曜 12時~19時半、土曜・日曜 10時~19時30分
平均予算 10ユーロ
パリの一角で、お茶とお菓子を楽しもう
いかがでしたか。パリには個性あふれる様々なサロン・ド・テがあるので、気分によって色々使い分けるのもありですね。恋人や友達と楽しむのも良し、一人のんびり過ごすのもまた良し。心ゆくまでお茶やお菓子を楽しみ、忘れられない旅の思い出を作りましょう。
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この記事のライター
フランス在住です。読書・アート・料理・食べ歩きが趣味。現地の情報や、自分の気になったものをお伝えします。