【デートプラン探求】ゴールデンウィークでも花見ができる!?「秩父・芝桜の丘」
ゴールデンウィークもすぐそこに迫りましたが、デートの行き先は決まっているでしょうか。
今回は花見をし損ねたカップルにもオススメな「秩父市・羊山公園 芝桜の丘」を紹介します。楽しいひとときのお手伝いとならんことを。
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吉高由里子のCMで注目度が高まる秩父
2013年3月から西武鉄道では女優の吉高由里子をイメージキャラクターとして起用し、「秩父さんぽ旅」というCMを放映しています。
2014年以降は「秩父金よる旅」として、池袋駅から西武秩父駅まで特急レッドアロー号を利用すれば最短78分で到着できることから「仕事終わりの金曜日の夜からでも出発できるお手軽な女子旅」を紹介し注目を集めています。吉高由里子が秩父の名所を楽しそうにはしゃぐCMは、一度見たら行ってみたくなること間違いなし。放送以来実際に多くの観光客が秩父を訪れるようになったようです。
秩父までは池袋から1時間強。風情を高めるなら西武デパートで買い出しを。
埼玉県秩父市までの道のりは「西武池袋線特急レッドアロー号」がオススメです。上述の通り池袋→西武秩父駅までは最短78分で到着でき、740円と他の乗り換えを使うよりも安く済みます。一方、本数は限られているため時刻表を見てから行くことが賢明です。
特急レッドアロー号のご案内。ちちぶ、むさし、小江戸の各特急電車のほか、車内設備、停車駅、臨時特急、特急券予約・購入などの情報を提供しています。
池袋駅からの乗り場では軽食やコンビニはあるものの、駅弁のような電車旅行の風情を感じるものはありません。必要であれば池袋駅直結で西武鉄道改札の手前にある、西武デパートの食品売り場で何かしらを買っていくのがベターです。
また乗り心地は普通の特急列車とさほど変わりません。新幹線のような乗り心地を期待してPC操作や読書をすると乗り物酔いは避けられないでしょう。窓が大きいので外の景色を見つつ時間を潰すのがいいと思います。
「芝桜の丘」は5月上旬まで見頃
今回の目玉は「芝桜の丘」というその名の通り芝桜が咲き乱れる公園です。
芝桜(シバザクラ)とは、和風な名前ながらアメリカが原産の多年草で、4・5月頃に桜に似た形の赤、ピンク、薄紫、白色など色とりどりの花を咲かせます。枝分かれして地面を覆い尽くすように密生し、また寒暑や乾燥に強いため芝生代わりに植えられることもあるようです。
この芝桜が敷き詰められている羊山公園は、埼玉県秩父市と隣接する秩父郡横瀬町との間に位置します。
「芝桜の丘」は羊山公園の中の南寄りエリアにあり、ピーク時には40万株以上が約17600平方メートルに渡って咲き乱れます。開花時期に合わせて「芝桜まつり」が開催され、「秩父市の特産市」という出店で賑わいます。カップルや家族連れなど客層も様々。2015年の芝桜まつりは4月15日(水)~5月6日(水)を予定しているようです。
横瀬駅と西武秩父駅なら横瀬駅から行くべし
芝桜の丘がある羊山公園は駅で言うと横瀬駅と西武秩父駅の中間にあり、どちらの駅からも徒歩20分ほどかかります。
どちら経由で行くべきか筆者が吟味したところでは、横瀬駅に軍配が上がりました。
理由としては
・西武秩父側から向かうと確実に上り坂が多い
・横瀬側の方が駅周辺がのどかでピクニック気分を高める
というものです。
逆に言えば西武秩父側の方が駅の規模が大きく、買い物をするにも便利のため買い出しをして行きたい場合はこちら経由で行くといいでしょう。
どちら側からスタートするにしても、コースは横瀬→公園→西武秩父か西武秩父→公園→横瀬となるはずです。合計1時間強は歩くことになるので、歩きやすい格好をしていくことを推奨します。
日帰りでも宿泊でも温泉へ行きたい
秩父は江戸時代から秩父札所巡りという34か所の観音霊場を回る巡礼者で賑わいを見せていた温泉地と言われています。
芝桜を見た後は、日帰りにしても宿泊にしても温泉に行って足を休めたいところ。
西武秩父駅、横瀬駅から近いところだと選択肢は以下の通りになりそうです。
一息ついてビールを飲んで、旅の疲れを癒していきましょう。
帰りの特急はチケットを先に買っておきたい
さて、いよいよ帰る段となった時に気を付けたいのが帰りの特急です。
西武秩父も横瀬も利用は可能ですが、筆者は30分前に駅に到着しても満席で買えないという事態に陥りました。その場合は飯能で乗り換えて行く必要が生じ、若干の煩わしさを感じずにはいられません。
可能な限り先にチケットを入手し、時間を決めて行動する方がベターでしょう。
さて、今回のプランはいかがだったでしょうか。実は秩父はアニメ「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」(略称:あの花)の舞台となったことでも知られており、アニメ好きのカップルは話が盛り上がるスポットとも言えるでしょう。
今回のプランが皆様の楽しいひとときのお手伝いとなれば幸甚です。
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この記事のライター
慶應大学卒業→大手証券会社→外資系コンサルティングファーム。表参道に在住し「日常をドラマに」することに腐心し人生の上質化を目指す日々。酒を飲むこと、酒を飲むように本を読むことが好き。目を離せばすぐに眠りこもうとする遊び心をジャズとビールで蹴飛ばしながら、今日も都心で生きてます。