ロードバイク用サドルの人気おすすめ15選
ロードバイクの乗り心地とライディングのパフォーマンスを左右するサドル。体にあったサドルに交換することでペダリングしやすくなり、快適な乗り心地が手に入るでしょう。ロードバイクのサドルは形状やマテリアルも様々でセレクトに迷うところ。今回はロードバイク用サドルの選び方などを解説してからおすすめするモデルをご紹介しましょう。
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アイキャッチ画像出典:www.podium.co.jp
サドル交換で快適&ハイパフォーマンスを
ロードバイクと体が接する重要なパーツの一つで、快適性やパフォーマンスを左右するのがサドル。自身の体にあったサドルを選ぶことでより走りやすく快適になり、レースでのパフォーマンスを発揮することもできるでしょう。
ロードバイク用のサドルは目的や体にあわせてそれぞれ形状や材質が異なり、選択肢が多いことから"サドル沼にはまる"ともいわれます。今回はロードバイク用サドルの選び方などを解説してからおすすめするモデルをご紹介しましょう。
ロードバイク用サドルの選び方
座面前後方向の形状で選ぶ
【フラット】上図左のFALCON・GRIFFON
サドルを真横から見た時に前後方向が平らで前傾姿勢が取りやすいタイプ。座面の前後方向にポジションを移動しやすいためロングライドでも疲れにくい形状です。反面フィット感は低くペダリングの安定性には欠けるといえるでしょう。
【ウェーブ】上図左のTURNIX
サドルを真横から見た時に中央部後方が凹んでいる形状のタイプ。お尻にフィットするため安定性の高いペダリングができますが、反面ホールド感が強いと痛みを感じる場合があります。
座面左右方向の形状で選ぶ
【フラット】上図右のFALCON
お尻に面でフィットするため疲労感が少なく、ポジションを移動しやすいタイプです。
【ラウンド】上図右のGRIFFON
座面が丸みを帯びた形状のため安定してペダリングできるタイプ。反面圧力が集中するためロングライドには不向きで痛みが出る場合もあります。
【セミラウンド】上図右のTURNIX
フラットとラウンドの中間的なタイプです。
座面の幅で選ぶ
【ワイド】
坐骨の幅が広い方におすすめするタイプで、安定感が高くアップライトなポジション向きです。
【ナロー】
坐骨の幅が狭い方におすすめするタイプで前傾ポジション向き、痛みが出にくいこともポイントです。
座面の長さで選ぶ
【レギュラー】
座面が長いため前後にポジションを移動しやすくロングライドでも快適なタイプです。
【ショート】
座面が短いため深い前傾姿勢を取ることができ、レースなどで力強いペダリングが可能なタイプ。昨今のトレンドですが、積極的にポジション移動をしたい方には不向きといわれています。
オープンかクローズかを選ぶ
オープン
【オープン】
中央部に空いたカットアウトによって股間の中心部に圧迫感がないため痛みが出にくいタイプ。反面坐骨周辺に痛みが出る場合があります。
【クローズ】
現状で特に痛みを感じていない場合はクローズタイプを選ぶとよいでしょう。
パッドの厚みで選ぶ
【薄い】
硬質かつ低反発なため高ケイデンスなペダリングをする方におすすめするタイプ。重量も軽いですがロングライドでは痛みが出やすいタイプです。
【厚い】
クッション性が高いために快適で安定感の高いライディングができるタイプ。反面重量は重くなりスタイルによってはペダリングに影響がでます。
レール素材で選ぶ
サドルをシートポストに固定するためのレールは主にクロモリやスチールなどの金属系か、カーボンが使用されています。金属系レールの方が扱いやすくリーズナブルで、軽さを求めるならカーボンですが高価です。
痛みは姿勢や乗り方かも?
痛みが原因でサドル交換を考えているロードバイク初心者の方にワンポイント。ロードバイク特有の乗車姿勢に慣れていないと、ハンドル・ペダル・サドルに対してバランスよく体重をのせることができない場合があります。乗り慣れてくると自然に痛みが改善することもありますので、最初の内は様子見でもよいでしょう。
おすすめするロードバイク用サドル15モデル
快適さと走りやすさを生み出すロードバイク用サドルのおすすめ15モデルをご紹介しましょう。
1. シマノPRO「ターニックス CrMo」
アナトミックフィットデザインを採用したシマノPRO「ターニックス CrMo」。軽量なナイロン製ベースに厚めのパッドを組み合わせることで快適性を向上、レールはしなやかな乗り心地のクロモリ製でエントリーライダーにおすすめするサドルです。
【スペック】
サイズ:279×142mm
レール:クロモリ、φ7mm
重量 :277g
カラー:ブラック
価格 :7,150(税込み)
2. ジャイアント「アプローチ」
ジャイアントのパーティクルフローテクノロジーによって、従来モデルよりも骨盤にかかる圧力を20%以上低減したニューモデル「アプローチ」。人間工学に基づいたシェイプとカットアウトが汎用性の高いポジショニングを実現、軽量な高弾性PUフォームや最適なレールジョイント構造を採用しています。オリジナルのUNICLIPシステムを搭載しており、テールライトやサドルバッグなどをスマートに取り付けることが可能です。
【スペック】
サイズ:270×145mm
レール:スチール、φ7mm
重量 :310g
カラー:ブラック
価格 :6,600(税込み)
3. ジャイアント「コンタクト コンフォート ナチュラル」
パーティクルフローテクノロジーで体にかかる圧力を最適化したジャイアント「コンタクト コンフォート ナチュラル」。衝撃吸収性の高いインフォームを備え、バキューム成型された本体は手触りの良い素材NP-20-31でカバーしました。UNICLIPシステムによって対応アクセサリーの取り付けもOK、フォワードタイプとアップライトタイプも用意します。
【スペック】
レール:クロモリ
重量 :325g
カラー:ブラック
価格 :5,500(税込み)
4. フィジーク「ARGO TERRA X5 S-Alloyレール」
様々な走行シーンに対応するオールテレインのショートノーズサドルがフィジーク「ARGO TERRA X5 S-Alloyレール」。カーボン強化ナイロンシェルにS-Alloyレールをセットし、人間工学に基づいたカットアウトを施しています。座骨エリアに厚めのタイプ2フォームを備えることで快適性を向上、ワイド&ナローの2タイプを用意しました。
【スペック】
サイズ:270×150/160mm
レール:S-Alloy、φ7mm
重量 :250g(150mm)、257g(160mm)
価格 :11,880(税込み)
5. フィジーク「ARGO VENTO R5 S-Alloyレール」
適切な重量配分で優れた安定性を発揮するショートノーズ仕様のフィジーク「ARGO VENTO R5 S-Alloyレール」。ドロップノーズによって前傾姿勢で攻めのペダリングが可能に、エルゴノミクスデザインのカットアウトを施しました。弾力性と反応性に優れたフォームがライダーのパワーを伝達、ワイドとナローの2種を用意します。
【スペック】
サイズ:265×140/150mm
レール:S-Alloy、φ7mm
重量 :225g(140mm)、232g(150mm)
価格 :12,760(税込み)
6. セライタリア「ノヴァス ブースト エボ TM スーパーフロー」
座面形状を改良することで快適性を向上させたセライタリアのニューモデル「ノヴァス ブースト エボ TM スーパーフロー」。ノヴァスシリーズのアイコンであるウェーブ形状はフィット感が高く、衝撃吸収性に優れたマンガンチューブをレールに採用、最適なカットアウトを施しました。
【スペック】
サイズ:248×145mm
レール:マンガンチューブ、φ7mm
重量 :255g
価格 :12,650(税込み)
7. セライタリア「フライト ブースト TM」
フライトシリーズのデザインを継承したセライタリアのニューモデル「フライト ブースト TM」。座面はよりコンパクトになりエアロダイナミクスに優れた形状に、衝撃吸収性の高いマンガンチューブをセットし、サイズも2種を揃えます。
【スペック】
サイズ:248×135/145(mm)
レール:マンガンチューブ、φ7mm
重量 :240g(135mm)、243g(145mm)
価格 :16,500(税込み)
8. セラサンマルコ「アスピデショート オープンフィット スポーツ」
セラサンマルコ・アスピデシリーズのデザインを継承しながら28mmショート化した「アスピデショート オープンフィット スポーツ」。ショート化によってポジショニングを最適化し快適性も向上、センター部を大きくカットアウトすることで坐骨周辺をしっかりとサポートします。
【スペック】
サイズ:250×139/155mm
レール:スチール
重量 :265g(139mm)、270g(155mm)
価格 :7,700(税込み)
9. セラサンマルコ「アスピデ レーシング ホワイト フルフィット」
レーシーなデザインで優れた軽量性と快適性を持つセラサンマルコ「アスピデ レーシング ホワイト フルフィット」。シェルにカーボンを、レールに耐摩耗性の高いエクシーライトを採用して177gという軽さを実現、軽快なペダリングと安定性を兼ね備えるサドルです。
【スペック】
サイズ:277×132mm
レール:エクシーライト
重量 :177g
カラー:ホワイト
価格 :20,350(税込み)
10. プロロゴ「DIMENSION -TIROX-」
ショートタイプでありながらノーズ部分をフラットにすることでポジション移動を可能にしたプロロゴ「DIMENSION -TIROX-」。179gという軽さと高強度を併せ持ちライダーのパワーを効率的に伝達、男女を問わないユニセックスタイプでロードバイクはもちろんMTBでもOKなオールラウンドサドルです。
【スペック】
サイズ:245×143mm
レール:φ7mm
重量 :179g
カラー:ハードブラック、ホワイトブラック
価格 :14,800(税別)
11. プロロゴ「KAPPA EVO SPACE -T2.0-」
柔らかい座面を採用することでロングライドを快適にするプロロゴ「KAPPA EVO SPACE -T2.0-」。センターのカットアウト部分にもクッション性を持たせることで痛みを抑制、ユニセックスタイプでロードバイクからMTBまで対応します。
【スペック】
サイズ:273×143mm
レール:φ7mm
重量 :258g
カラー:ハードブラック、ホワイトブラック
価格 :8,900(税別)
12. サーファス「スパルタン 1」
コストパフォーマンスの高いスポーツサドルであることを追及したサーファス「スパルタン 1」。独自の凹面形状によって快適性を確保しマイクロファイバー表皮を採用することで防水性も獲得、しなやかなクロモリレールを組み合わせます。
【スペック】
サイズ:275×145/155mm
レール:クロモリ
重量 :324g(145mm)、344g(155mm)
カラー:ブラック
価格 :4,070(税込み)
13. サーファス「ヴァリアントⅡ クロモリ」
サドルのしなり具合をカスタマイズできるサーファス「ヴァリアントⅡ クロモリ」。しなり具合を調整するインサートパーツを選んで好みの座り心地にすることが可能、体圧を分散する凹面構造で防水・抗菌加工も施しました。しなやかなクロモリレールを採用したロングライド向きのサドル、付属するインサートパーツは5種類です。
【スペック】
サイズ:272×145mm
レール:クロモリ
重量 :254g
カラー:ブラック
価格 :8,580(税込み)
14. ブルックス「CAMBIUM ALL WEATHER C15」
防水性と耐久性に優れたナイロントップカバーを備えることで、様々な天候に対応するブルックス「CAMBIUM ALL WEATHER C15」。硬化天然ゴムベースが快適な乗り心地を生み出し前傾姿勢でのペダリングに好適、サドルバックなどを取り付けやすいファイバーグラスバックプレートを装備します。
【スペック】
サイズ:283×140mm
レール:スチール
重量 :450g
カラー:ブラック
価格 :18,480(税込み)
15. ブルックス「B17 STANDARD CLASSIC」
100年以上の永きにわたり生産され続けるブルックスの定番サドルが「B17 STANDARD CLASSIC」。クラシカルなフレームのバイクによく馴染むデザインと風合いが魅力的、レトロな鋲打ちやブランドの型押しに加えてロゴプレートもセットしました。
【スペック】
サイズ:275×175mm
レール:スチール
重量 :520g
カラー:ブラック、A.ブラウン、ハニー
価格 :19,800(税込み)
スタイルにあったサドル選び
体にあわせて、目的にあわせて、様々なタイプから選ぶことができるロードバイク用のサドル。スタイルにあったサドルを選んで、より快適でハイパフォーマンスなライディングをいかがでしょう。
※ 掲載内容は執筆時点、スペック・価格等は参考で変更になる場合があります。
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この記事のライター
信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。