トップスの種類徹底解説【定番シャツからトレンドの変形トップスまで】
見たことはあっても名前を知らないというトップスはありませんか?この記事ではレディーストップスの種類を紹介していきます。まずはトップスの分類から確認しますが、ファッション用語の基本的なものも一つ一つ解説していくので、もしかしたら新しい発見があるかもしれません。ファッションの知識の入り口としてぜひ参考にしてみてください。
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アイキャッチ画像出典:pin.it
トップスの定義
トップスとはTopという名の通り上半身に着る服のことを指します。人が最初に見る部位が顔ということもあり、人の印象を決める上でトップスは非常に重要な部分と言えます。そんなトップス選びにはとびきり気を使いたいものですが、どれくらいの人がトップスの種類を正しく整理できているでしょうか。素材とアイテムの名前を混同しているケースも多く、もはやニアリーイコールのような使われ方もしますが、この際しっかりトップスを分類できるようになって、モヤモヤした疑問を解消しておきましょう。
トップスの分類のしかた
トップスには様々な種類がありますが、分類の仕方は主に3種類あります。以下からはそれぞれについて解説していきますが、多くのトップスは複数の要素が組み合わさっていることが多いので、一つ一つはあくまで基本形として認識してください。
型
これもざっくりとした判断基準ではありますが、「こんな形をしたものは〇〇」と言えるような、形だけで分類できるトップスがあります。
ハイブランドになればなるほど単純な型を超越した斬新なアイテムが多くなりますが、基本的な型が共通していれば一応同じ分類に入れることができます。
デザイン
トップスの中にはデザインで分類できるものもあります。例えば普通であればTシャツというけど、片方の肩が出てればワンショルダートップスと言うように、そのデザインが用いられていればデザインの名前で呼ぶことが多いです。
このようにトップスを分類する上で、どの要素を優先して分類するのかを押さえておくことも重要なポイントです。つまりここでは型<デザインということになります。
素材
素材は着心地や雰囲気を決めるという意味でトップス選びにおいて非常に重要な要素です。トップスを説明するときにいちいち素材名を述べる必要はありませんが、ポピュラーな素材はトップスの名前と混同して捉えられることも多いので素材を押さえておくことも便利でしょう。
判断基準としての優先度で言うと、素材は型・デザインと同じくらいの優先度なので、トップスの名前を言うときには型・素材と並行して呼んで良いと思います。
トップスの種類
トップスを分類する際の判別基準をおさらいしたところで、以下からはトップスの分類のポイントを押さえつつ、上手な大人の着こなしを解説していきます。
キャミソール
キャミソールはストラップが細い紐になっているトップスのことなので、型で分類します。基本薄い生地なのでインナーとして用いることが多く、インナーとしてならコットンなどの柔らかい素材が一般的です。しかし最近ではデニムパンツにキャミソール一枚を合わせるような”攻め”のコーディネートも流行っているので、その場合は肌着感の強いコットンよりもサテン生地等の高見えアイテムを使うのが良いでしょう。
ノースリーブ
スリーブとは袖のことなので、ノースリーブとは袖のないトップスのことです。こちらも袖がなければノースリーブと言えるので型で分類するトップスになります。
写真はコットン生地のものを挙げましたが、素材次第で仕事にもデイリーにも使えるので、ノースリーブは用途にあった素材を選ぶのがポイントです。
キャミソールよりも露出度が少ないので一枚でも普通に着れてしまいますが、上にカーディガンなど合わせれば上手に体型カバーができます。
Tシャツ
こちらは誰もが馴染みのあるTシャツですが、その定義は狭義・広義様々あるので「Tシャツとはこういうもの!」と一言で言うのが難しいです。しかしTシャツの語源は広げたときのT字から来ているので、あえてここで定義するならTシャツとは「襟のついていないT字のシャツ」になります。
半袖が一般的なので夏に大活躍するアイテムですが、下にロングTシャツやYシャツを合わせると秋や冬でもTシャツを活用することができます。年中使えるTシャツは衣替えしてもずっと出しておいてOKと言うことです。
オフショルダー
こちらは近年特に若者の人気を呼んでいるオフショルダー。その定義は肩が露出したトップスのことで、写真のように肩だけが出たものもあれば、デコルテまでガバッと開いたものもあります。したがってオフショルダーが肩が出たデザインかどうかで分類できます。
露出度が高いアイテムは大人女子に合わないかと言うとそんなこともありません。むしろ大人な着こなしには上品に抜け感を表現するための適度な露出が重要なポイントになってくるので、オフショルダーはどんどん取り入れたいものです。
ワンショルダー
オフショルダーと類似したこちらのトップスは、片方の肩だけ露出しているのでワンショルダーと言います。アシンメトリーのデザインはシンプルなルックスでも個性的な味が出せるのでいつものおしゃれにワンポイント加えられるのが嬉しいところ。両肩出すのが恥かしい人はワンショルダーからトライしてみてはいかがですか。
カシュクール
カシュクールはトップスの名前と言うよりは、胴着のように前で重ね合わせたデザインのことを言いますが、カシュクールトップスと言うことが多いのでご紹介します。
シンプルなデザインで上品なひだを作り出すカシュクールはフワッとしたゆとりがありつつも腰回りでシュッと引き締められてるのでスタイルアップが期待できます。ガーリーと言うよりはクールだったりエレガントなイメージなので大人っぽくまとめたいときにぴったりのアイテムです。
ポロシャツ
ポロシャツというのはポロ競技で使用されていたことからそう呼ばれていますが、その可愛らしいルックスは老若男女に強い人気があり、スポーツの領域を超えて多くのおしゃれ好きに愛されています。一般的な定義としては鹿の子などの通気性に優れた素材が使われた襟付きのシャツで、胸にはポケットがついていることが多く機能性にも優れた点が推しポイントです。
Yシャツ
こちらも馴染みのあるトップスの一つですが、Tシャツと違ってYシャツはWhite Shirt(白いシャツ)の発音から由来しています。ビジネスの場だけでなくプライベートでも使える最強アイテムなので、一人で何枚も持っていることがザラにあるでしょう。
また、Yシャツは襟や素材、柄の種類でさらに細かく分類できるのが特徴的です。襟はカラーと呼ばれ、スタンドカラーシャツやバンドカラーシャツなどがあります。素材は一番メジャーなのがデニムシャツ、柄であればチェックシャツなどがあります。
ブラウス
女性もののトップスの中でも最も説明が難しいのがブラウス。語源が「ゆったりとした」という意味から来ているように、定義もあやふやなのです。素材は織物生地を使うことが多いのでシャツよりも柔らかいのが特徴ですが、襟の有無や袖の有無も自由なのでバリエーションが多く、女性らしいフェミニンなトップスはブラウスと呼ばれる傾向があります。
ペプラムトップス
ペプラムというのはゴムなどでウエストを絞り、裾までの部分がふわっと広がったデザインのことを言います。フリルになった部分がフェミニンな可愛さを演出してくれ、ガーリーなコーデと相性がいいです。非常に特徴的なトップスなだけにボトムスに悩んでしまいがちですが、タイトなスカートやスキニーパンツと合わせてフレアを強調するのがおすすめです。
パーカー
パーカーはフードのついたトップスのことで、前にファスナーがついたタイプと、上から被るタイプ、大きく2種類があります。ラフでちょっぴりスポーティーなパーカーはカジュアルなコーデに使われがちですが、違う要素をドッキングさせるミックスコーデにも用いやすいアイテムです。一枚持っていればコーデの幅が無限大に広がるパーカーは一枚持っていれば間違い無いでしょう。
トレーナー
スウェットとトレーナーはよく混同されますが、スウェットは生地の名前で、トレーナーはそのスウェットを使ったトップスのことを指します。
ゆるっとしたシルエットと厚めの生地感は部屋着感がどうしても強いですが、きっちりとコーディネートをすれば誰でもカッコよく着こなせます。コツはハードなアイテムを合わせることで、そうするとラフな印象とモードな印象が相殺され、うまい具合にカジュアルな装いになります。
セーター
こちらもニットとセーターが混同されがちですが、ニットは一本の糸で編んだ生地のことで、セーターはニット素材を使ったトップスのことを言います。なのでデザインの種類は非常に多く、冬になると多くの人がセーターを愛用しています。
特にハイネックのセーターは垢抜けた雰囲気を演出してくれるので、シンプルなデザインでさらっとキメるのが大人な着こなしといえます。
カーディガン
カーディガンはアウターとして分類されることもあり、定義もセーターの中で前開きのものということでややこしいのですが、よく使われるアイテムなので一応紹介しておきます。
カーディガンは一枚で着ることもありますが、一般的には何かしらのトップスと合わせて使うことが多く、冬本番などの寒い時期には防寒とおしゃれを両立させてくれるアイテムとして大活躍します。
基本的なファッション用語をマスターしておきましょう!
ここまでトップスの種類をご紹介してきましたが、基本のファッション用語もおさらいできたかと思います。細かい用語は押さえなくとも基本的な知識があればファッションがもっと身近になるはず。
基本に立ちかえりたい時の参考に、ぜひこの記事を利用してください。
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この記事のライター
ファッション大好きエドナです。