【投資初心者向け】投資を始める際に押さえておきたいポイント

投資を行う際のポイントは？

投資はお金があれば始める事自体は簡単ですが、いかに利益を上げていけるかの部分が非常に難しい点です。
前回の記事では、株式・FX・投資信託・不動産投資における特徴についてご紹介させて頂きました。今回は更にもう一歩深堀し、それぞれの投資をこれから実際に始める際に押さえておきたいポイントをご紹介してきます。

株式のポイント

これから株式投資を始めようとしている方にまずおすすめしたいのは「中長期投資」です。
株式はデイトレードやスイングトレードなど短期間の値動きで利益を狙う方法もありますが、これはチャート分析などが十分できないと難しい部分ですし、タイミングもシビアですので始めたばかりの方には余りお勧めできません。
ですのでまずは以下の点を参考に銘柄選びをしていくのが良いかと思います。

・中長期（1ヶ月〜半年、それ以上）でのリターンを目的とした銘柄選び
・自分の知っている企業の銘柄、気になる企業の銘柄（出来るだけ大手企業で）
・長期チャートを簡単に確認し、なだらかな推移をしている銘柄
・長期チャートでこれまでの底値をうろついており、盛り返そうとしている素振りが感じられる銘柄

まずはこういった視点で銘柄を選び、ある程度期間保有します。
その中でニュースや市場の動きなどに注意し、どういった際に値が動くのかを常々確認しておくと良い練習になるかと思います。
※大きく儲けるというよりは練習に最適という意味でご紹介させて頂きました。

FXのポイント

FXで注意したいのはレバレッジ（倍率）です。
「FXは危険だ」などと言われていますが、レバレッジ１倍であれば比較的ローリスク・ローリターンです。ニュース等をもとに為替変動を予想し中長期のじっくりとした投資も可能です。
危険で難しくなるのはレバリッジを上げた場合です。レバレッジは最大25倍まで上げられますが倍率を上げ取引を行うと世界が変わります。

レバレッジを25倍（最大値）にした場合
・FXは常々マネーゲームが行われており、超短期（数分、数時間）の値動きを予想するのは熟練者でも非常に困難
・レバレッジを25倍した場合、発生する利益or損も25倍になる。少しの時間でも激しい値動きがあった場合莫大な利益or損が発生する場合がある
・FXには一定額の損が発生した場合ロスカット（強制決済）が入る。25倍にすると損を出した場合ロスカット対象となりやすく、中長期の投資がそもそも出来なくなる可能性が高い

つまりレバレッジを上げれば上手くすれば大きな利益を掴めますが、一つ間違うと投資が続けられなくなる事もありえます。
ですので始めたばかりの方は、レバレッジを上げ過ぎず（もしくは掛け金を減らす）、まずは投資が行える環境で練習していくのが良いでしょう。

投資信託のポイント

投資信託でまず優先して考えたいのは運用タイプです。
同じファンドであっても「ハイリスク・ハイリターン運用」、「ローリスク・ローリターン運用」など様々な運用タイプを用意しています。
ファンドであっても損を出す事もあります。また初めて契約するファンドはどれほど上手く運用してくれるかも分かりませんのでいきなりハイリスク・ハイリターン運用はやや危険です。
まずはローリスク・ローリターン運用（"安定型"や"コア型"と名の付くもの）を選び投資するのが良いでしょう。

不動産投資のポイント

「不動産投資は安定」と言われることもありますが、借り手や買い手が付かなかった場合はリスクを被ります。特に最初から数千万円する不動産を購入し、いつまで経っても収益が確立しなかったら多大なリスクを被ることになってしまいます。
ですのでまずは手頃な価格の不動産から行っていくのが良いかと思います。最近はワンルームマンションの1室、初期費用数百万〜始められる不動産投資もありますのでそういったリーズナブルな物件から狙っていくのが良いでしょう。
不動産は立地・デザイン・設備などでも需要は変わってきます。一度購入すると手軽に売買できる物でもない為、投資としての目線で慎重に物件を選ぶ事も大切になります。

・儲けるだけでなくリスク管理も大切
投資の手法というのは実に様々なものがあります。ただ運任せやいきなりコアなテクニックで挑もうとすると破綻する可能性も高くなります。
ですのでこれから始めるという方は、まずはリスクを抑えたやり方で進めていき、その過程の中で理解を深めていくのが良いかと思います。
儲けるだけでなく、いかに資産を守れるか、いかに投資を続けられるかの部分も投資では大切になってきます。