【北海道】日帰りにもおすすめのツーリングスポット10選

風を感じて北の大地を駆け抜ける

世界遺産の知床をはじめ、風光明媚な観光名所が多彩に揃う北海道。都市計画に基づいて設計された広々とした道路が多く、トップシーズンには多くのライダーがツーリングに訪れます。そして北海道ならではの美味しい物が沢山あることも魅力的。観光や温泉・グルメなどと組み合わせて、天気の良い日には気軽に日帰りツーリングなどいかがでしょう。

夏の北海道で日帰りにもおすすめするツーリングスポット、グルメ・観光・温泉などと組み合わせた10スポットをご紹介しましょう。

オロロンライン～「サロベツ原野・稚内」

国道232号を日本海に沿って北に向かい、道の駅「てしお」の手前から道道106号へ。道道106号は国道232号と共にオロロン鳥にちなんでオロロンラインと呼ばれており、サロベツ原野の中を走ることができる道路です。サロベツ原野はラムサール条約にも登録された広大な湿原で、夏には多くの花々が咲き誇る花園でも。開放的な空と地平線を望みながら北海道らしい真っすぐな道をツーリングできるスポットです。

サロベツ原野のツーリングを楽しんだら、坂の下海水浴場の先で道道254号に入りノシャップ岬へ。イルカのモニュメントと記念撮影をしたら稚内に向かいます。稚内にはおすすめするグルメスポットがあり、港の目の前に立地する「海鮮炉端 うろこ亭」。豪華な海鮮丼をはじめ、名物の「ほっきカレー」や焼き物など多彩な海鮮メニューを用意します。

国道238号～「宗谷岬・エサヌカ原生花園」

稚内市から国道238号線を宗谷湾沿いに北へ。宗谷岬に近づいたら標識に従い道道889号に入って宗谷丘陵へ向かいます。道道889号は美しい宗谷丘陵の中を走ることができる爽快な道。風力発電機が立ち並ぶ丘陵地帯はゆるやかな稜線で適度なアップダウンとコーナーが続き、感動するツーリングができるスポットです。

ビュースポットは道の途中にある宗谷丘陵駐車帯。こちらで眺望を楽しんだら国道238号に戻って宗谷岬へ向かいます。宗谷岬でおすすめするグルメは「間宮堂」で、名物の「帆立ラーメン」をはじめ毛蟹の味噌汁が付いた海鮮丼などを用意。岬近くにある「安田石油」では、ガソリンを給油すると最北端給油証明書を発行してくれますのでこちらもいかがでしょう。

宗谷岬を後にしたら再び国道238号で太平洋側へ走り、猿払村のポロ沼を越えたら海側を走るエサヌカ林道へ。こちらはエサヌカ原生花園の中を走ることができるルートで、真っすぐで開放的な道が花園を貫く中で気持ちの良いツーリングができます。

花人街道～「富良野」

旭川市の中心部から国道237号・花人街道を走って南へ。神楽岡駅を過ぎると開放的で真っすぐなロングストレートをツーリングすることができます。しばらく走るとパッチワークの丘やケンとメリーの木など、ビューポイントが揃う美瑛町へ。道路沿いにも花々が咲き誇る中を走り富良野へ向かいます。

富良野車両センターがある交差点を左折したら直進して、春日町6の交差点から道道235号へ。山沿いに入ると道沿いに「ハートヒルパーク」があり、富良野の街並みを見渡せるビュースポットです。さらに道を進んでドラマの撮影などで有名な麓郷のエリアへ。こちらは日本農村百景にも選ばれた雄大な景色の中、花畑や山々の絶景を眺めながらツーリングできます。

麓郷でおすすめするグルメは、道道544号との交差点近くにある「富良野 とみ川」。地産地消と自家製粉・製麺で「石臼挽き中華そば」など、絶品の富良野ラーメンを供しています。

オホーツクライン～「サロマ湖・能取湖・網走湖」

紋別市のエリアから国道238号・オホーツクラインを南東へ。こちらはコムケ湖をはじめ海沿いに点在する湖の間を走るルートで、サロマ湖や能取湖など多彩なビュースポットの中をツーリングできます。中でもサロマ湖は北海道で最大の湖であり、国内でも3番目の大きさ。道沿いからも雄大な湖の景色が望めます。

サロマ湖を過ぎたら能取湖を半周して網走方面へ。目的地は網走川の河口を目の前に立地する道の駅「流氷街道網走」で、おすすめするグルメスポットの「フードコートキネマ館」があります。こちらでは網走のご当地グルメ「網走ザンギ丼」を用意。網走産オホーツクサーモンを使い、白魚醤油に漬けてから揚げる「網走ザンギ」がトッピングされた逸品をどうぞ。

知床横断道路～天に続く道

標津町のエリアから国道335号を走り、国後島が望めるシーサイドをツーリングして羅臼町方面へ向かいます。今回は先にグルメスポットのご紹介で、道の駅「知床・らうす」に隣接する「知床食堂」。羅臼産のエゾバフンウニやイクラを使った海鮮丼をはじめ、キンキ焼きやサメガレイ焼きの定食など多彩に取り揃えています。

食事の後は国道334号・知床横断道路を走って知床の大自然の中へ。ビューポイントは標高738mの位置にある知床峠で、展望台からは知床半島をはじめ天候が良ければ国後島まで望むことができるでしょう。展望台を過ぎると斜里町に入りますので、峠を抜けたら半島反対側のシーサイドを走ります。目印が分かりにくいですが、峰浜神社の鳥居を過ぎたら左折して内陸方面へ。舗装路の突き当りをL字に右折すると、ライダーに人気の絶景道路「天に続く道」を走ることができます。

国道244号～ミルクロード～「開陽台」

網走市から海沿いを走る国道244号は、トウフツ湖のエリアから小清水原生花園の景色を眺めながら走ることができるルート。道沿いにはインフォメーションセンターの「Hana」があり、海側にある天覧ヶ丘展望台は花園を一望できるビュースポットです。

斜里町の中心部近くまで走ったら、ランチにおすすめする「しれとこ里味」へ。斜里岳田舎蕎麦やこだわりの丼を取り揃えており、名物「つぶのかき揚げ大盛り丼」が一押しです。食事の後は再び国道244号を走り「標津町営金山スキー場」を過ぎたら標識に従って開陽台方面へ向かう道道975号へ。突き当りを右折して道なりに左折するとライダー垂涎のツーリングスポットである北19号・ミルクロードを走ることができます。目的地の開陽台は標高270mの丘にありますので、地平線が広がる大パノラマの景観をどうぞ。

国道272号～「野付半島」

釧路市のエリアから、長閑な田園風景や緑溢れるワインディングが楽しめる国道272号を中標津町に向かってツーリング。中標津町に入ったらランチにおすすめする「回転寿司 根室花まる 中標津店」があります。こちらは根室を中心に厚岸や釧路などで水揚げされる新鮮な魚介を厳選してネタに使用。漁師町根室を感じるに絶品の鮨を味わえます。

絶品の鮨を味わったら国道272号を標津町へ向かい、突き当たりを右折して国道244号へ。標識に従って道道950号へ入り野付半島に向かいます。野付半島は全長が約26kmあり、国内で最大の砂の半島。トドワラやナラワラなどの幻想的な風景を眺めながら、海に囲まれた道を走ることができるツーリングスポットです。

国道391号～「屈斜路湖・摩周湖」

釧路市から国道391号で塘路湖（トウロコ）やシラルトロ沼の間を走り抜けて弟子屈方面へ。国道243号に突き当たったら左折して屈斜路湖へ向かいます。湖の手前で道道52号に入り、木立の間に見える屈斜路湖を眺めながらレイクサイドのツーリング。屈斜路湖を後にしたら川湯温泉方面に向かって走ります。

川湯温泉の手前には名所の硫黄山があり、駐車場からは幻想的な噴煙が立ち上る風景を鑑賞できるでしょう。そして釧網本線を越えたら次の目的地である摩周湖へ。阿寒摩周国立公園に属する摩周湖は、日本一透明度が高く、神秘的な雰囲気に包まれるカルデラ湖。湖の南側には「摩周湖レストハウス」や「摩周第一展望台」がありますので、立ち寄って摩周ブルーを眺めてみてはいかがでしょう。

摩周湖を後にしたら弟子屈の町中に戻ってランチタイム。おすすめは摩周駅からも近い「いぶき」で、人気の「元祖いぶきラーメン」をどうぞ。

国道38号～「釧路湿原」

帯広市の中心部から国道38号線を走って海沿いへ。雄大な草原が広がる中やオーシャンビューのツーリングをしながら釧路方面に向かいます。

阿寒川を越えたら標識に従って道道53号に入り、釧路市湿原展望台へ。釧路湿原はラムサール条約に登録された国内最大の湿原で、希少な動植物も生息しています。3Fにある展望室と屋上からは壮大な湿原の景色をはじめ、釧路の街並や阿寒の山々まで一望できる大パノラマ。幻といわれる淡水魚のイトウをはじめ、様々な展示を鑑賞することができます。

釧路湿原を後にしたら釧路市内へ。釧路でライダーのためのグルメといえば外せないのが「釧路和商市場」の勝手丼です。ご飯の量も豊富な種類のネタもお好み次第、自分だけの絶品丼をどうぞ。

国道36号～「登別温泉」

札幌市のエリアから国道453号を南へ向かい、多くのゴルフ場や木立に囲まれたワインディングを走り抜けて支笏湖方面に。恵庭岳の裾野を走ったら神秘的な支笏湖のレイクサイドをツーリングして苫小牧市に向かいます。

苫小牧の市内で国道36号に突き当たったら登別方面に向かい、登別駅前の交差点から道道2号で登別温泉を目指します。目的地は温泉街の入口に宿を構える「登別万世閣」。日帰り入浴ができる温泉宿で大浴場や露天風呂をはじめ屋内プールなど多彩に取り揃え、登別の名湯を手軽に楽しむことができます。

日帰り入浴はランチやディナーとセットになったプランがあり、土日祝日限定の「カレーランチバイキング」がおすすめ。温泉街の周辺には観光名所の地獄谷やクマ牧場もありますので、こちらも合せていかがでしょう。

北海道の大地を感じるツーリングは美食や温泉も一緒に

雄大な北の大地を巡るツーリング。北海道ならではの美食や温泉など組み合わせて楽しみたいスポットも多彩に揃っています。北海道で日帰りにもおすすめするツーリングスポットをご紹介しました。

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