一度は乗りたい!北海道のおすすめローカル線10選
一度は乗りたい北海道のおすすめローカル線をご紹介します。手つかずの自然や動物たち、美しい海と魅力がたっぷりの北海道はローカル線の車窓から見える眺めも格別です。また秘境駅も多く、今多くの人に注目されているスポットです。今度の休みはそんな北海道のローカル線で車窓からの眺めに癒されに出かけてみませんか?
- 12,967views
- B!
アイキャッチ画像出典:instagram.com
一度は乗りたい!北海道のおすすめローカル線10選
広大な大地の北海道には手つかずの自然やなかなか見られないような動物たちが車窓から眺められるローカル線が多く走っているのが魅力的。ツアーなどでは見られない、ありのままの北海道の姿を見るのならローカル線の旅がおすすめですよ。
1.釧網本線
全長166.2㎞の釧網本線は東釧路駅と網走駅をつなぐローカル線。こちらのローカル線は手つかずの自然が多く残る釧路湿原に入り、湿原を縦断しているので様々な絶景を車窓から眺めることができるのが魅力的。季節それぞれ見られる風景が違うので、いつ行っても新しい発見を感じることができるはずです。
春から秋にかけてはくしろ湿原ノロッコ号という臨時の列車が運行しており釧路から塘路までの間をのんびりと運行するのでより自然の美しさを堪能できます。
車窓からは北海道でしか見ることができない貴重な野生動物たちと出会うことができます。エゾシカやタンチョウなどは季節を問わずにである可能性がありますよ。
「釧路湿原ノロッコ号」や「SL冬の釧路湿原号」などの観光列車が数多く運行される路線で、車窓からは季節を問わずにエゾシカやタンチョウなどの貴重な野生動物たちを、しばしば見ることができます。
2.JR北海道 花咲線
釧路駅から根室駅までの間のローカル線はJR北海道 花咲線という愛称で親しまれています。車窓からは丘陵地帯や湿原、海など様々な風景を見ることができるのでのんびりと眺めていても飽きることがないのがうれしいところ。特に厚岸駅から糸魚沢駅までの間では湖の岸ぎりぎりのところを列車が走る様子が印象的です。
特に海が見える車窓は人気なのでぜひ海側の席を選んでみてください。
「根室本線」の釧路駅~根室駅の区間を「花咲線」という愛称で呼んでいます。車窓からは、太平洋に面した荒々しい海岸線や、国際的にも評価の高い湿地の風景が広がっています。
3.JR北海道 富良野線
北海道のローカル線の中でも本数が比較的多く、ローカル線の旅の初心者へもおすすめなのがJR北海道 富良野線です。旭川駅から富良野駅までをつなぐローカル線でのんびりとした風景が魅力です。
こちらのローカル線の車窓からは観光スポットとしても人気である十勝岳連峰や美瑛などが眺めることができるのも嬉しいところ。特に7月頃はラベンダーが一面に咲き誇る時期なので息が飲むほど美しい光景が広がります。
4.宗谷本線
日本最北の駅として知られる稚内と旭川を結ぶ宗谷本線は田園風景が広がるのどかな景色が車窓からは楽しめます。夏は牧歌的な景色が広がりますが冬は一気に姿を変えるのがこちらのローカル線のまわりの風景の特徴。北海道の中でも特に寒さが厳しいエリアを走っているので雪にすべてが埋もれてしまうかのような圧倒的な自然に力を目の当たりにします。
日本最北の駅「稚内(わっかない)」と北海道第二の都市「旭川」駅を結ぶのが、全長259.4㎞の鉄道路線「宗谷本線」。旭川を出発すると次第に田園風景が車窓に広がり、電車は牧草ロールが転がる酪農地帯を走り抜け、北上していきます。広大な「サロベツ原野」を開拓して作った牧場の数々に心打たれることでしょう。北海道のなかでも最も寒さが厳しいエリアを走るので、冬には線路上の雪をかきわけながら走る‶ラッセル車”が登場します。力強く走る姿に鉄道ファンならずとも魅了されるのではないでしょうか。運行本数自体も少なく駅員が不在で、駅前のお店や民家もない秘境駅も数多くあるため、旅の上級者向けの鉄道路線です。
北海道の中でも冬の寒さが厳しいエリアであるためこちらのローカル線では線路上の雪をかき分けながら走るラッセル車を見ることができます。その力強く道を切り開く姿にはきっと見入ってしまうはずです。
5.JR北海道 日高本線
苫小牧から襟裳岬方面へ走るローカル線が日高本線です。海岸線に沿って線路が走っているところが多いのが特徴で太平洋の波が間際まで打ち寄せるので迫力もかなりのもの。海と広大な牧場に囲まれた最高のロケーションから写真を撮りにきたり車窓からの景色を楽しむ人が多いのが特徴です。
6.石北本線
石北本線は新旭川駅から網走駅までを結ぶローカル線です。雄大な自然の中を進む列車はどこかレトロで思わず写真を撮りたくなる雰囲気。
こちらのローカル線には古い木造の駅舎が残っています。秘境駅として知られている下白滝駅は山並みの美しい風景と牛の鳴き声が響いているのが特徴です。
駅のまわりは全方位牧草地というのどかさが魅力の生野駅はぽつんとそこに自分だけが取り残されているかのような気分になる場所。秘境駅としても有名で写真を撮りに来る人も多いです。
7.JR室蘭本線
JR北海道の幹線であるJR室蘭本線は長万部駅から岩見沢駅を結ぶ本線と東室蘭駅から室蘭駅までを結んでいる支線から構成されています。
こちらのローカル線では無人駅が絶景ということで写真を撮る人で賑わっているのが特徴的。北舟岡駅は駅舎の無いシンプルな駅ですが、太平洋を背にしており映画のような世界が広がっているのが特徴です。
8.JR函館本線 山線
路線距離が400㎞を超すJR函館本線の中でも小樽駅から長万部駅までの区間を山線と呼ばれています。名前の通り路線の周囲には山々が連なり、まさにローカル線といった雰囲気となっています。
9.札沼線
北海道でローカル線の旅をしてみたいけど時間にそこまでゆとりはない。そんな時は札沼線がおすすめです。札幌からたった30分離れるだけでローカルな雰囲気がしっかりと感じられる札沼線は車窓から大自然を眺めることができます。
気になった駅に思いつくままにおりてしまうような旅も札幌から30分なら不安なく楽しめてしまいますよ。
10.留萌本線
北海道深川市の深川駅から留萌市の留萌駅を結ぶローカル線である留萌本線は距離も短い路線として知られています。車窓からの眺めはのんびりとした自然あふれる風景が広がっており、海ぎわなども走るので十分楽しむことができるはずです。
北海道でローカル線に乗ろう
北海道には大自然の中でノスタルジックな雰囲気に浸れるようなローカル線がたくさんあります。そんな魅力的なローカル線の旅をしに北海道に出かけてみませんか?どのローカル線に乗るか迷ってしまったらぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
この記事のキーワード
この記事のライター
旅行と食べること、ファッションが好き。インドア派でアウトドア派のフリーライターです。生まれは四国、大学で東京へ行き就職で大阪へ。転々とする放浪癖を生かして様々な地域の記事を書いています。