【現役ホステスに学ぶ】必ず上手くいく！接待術

売れっ子ホステスの特徴とは

お客様をきちんと「おもてなし」することは、私たちホステスにとっても重要な課題です。売れっ子ホステスのもてなし術には、きっと「成功する接待」に通ずるものがあるはず・・・お客様を気持ちよくさせるような接待とは、一体何なのでしょうか。
良くない例として、自分の話ばかりしてしまう、というのがあります。私も新人のころはそうだったのですが、話題作りにと、相手の話を聞く余裕もなく、必死で自分の話ばかりしてしまう時期がありました。お客様も最初は聞いてくれていても、だんだんと退屈し、最後には店に来てくれなくなることも・・・
一番大切なのは、お客様に「語っていただくこと」だと思います。売れっ子ホステスとは、お客様に語らせ、和ませることができる人物なのです。
では、お客様に「語らせる」ためにはどうすればいいのか。それは、あなたが質問を投げかけることから始まります。例えば、「最近どうでした？」と質問すれば、お客様は否が応でも「最近どうだったかなあ？」といろいろなことを考え始めます。この質問が呼び水となり、だんだんとお客様の記憶が活性化されていくのです。お客様が話し始めたら、すかさず相槌を打ったり、お客様の言葉を繰り返しながら、相手の話にただただついていきます。
ここでポイントなのは，自分が聞きたい話ではなく，あくまでお客様が話したい話を探りながら聞くことです。

能ある鷹は爪を隠す

「自分の話を得意気にするなんてこと、しないよ。」なんて人も油断は禁物です。お客様が話をしているのに、ついつい話を奪っていることがあるかもしれません。
例えば、お客様が話している話題の中で、自分が知っていることが出てくると、「それ、私も聞いたことあります。」と言って、自分の知識も提供する。すると、お客様からは「よく知っていますね」と感心され、あなたはまんざらでもない。そして、気がつくと、お客様と意見を戦わせていた・・・
お客様と共通な話題を探し、きちんと勉強して知識を蓄えていくことも大事ですが、それをひけらかしすぎると逆効果。お客様は「よく知っているね」と笑っていても、あまりいい気分ではないというのが本音でしょう。
大事なのは、たまには「それって、どうなんですか？」と、無知の立場からお客様の話に感心すること。あくまで主役はお客様なのです。お客様が話している「話題」でもなければ、ましてや自分ではないことを肝に銘じておかなければなりません。

無知を装った聞き上手というのは、意外に難しいのだ。頭の回転が速くなくては無理で、本物のおバカさんには、できない芸当なのである

出典：『銀座バイブル』より

ホステスほど全てを「無知」なフリをするのも、頼りない感じがしてしまうかもしれませんが、「知識」をひけらかすよりも、たまには自信を持って「無知」になることがポイントです。

聞き上手になるには？

お客様に語らせ、「聞き上手」であることが大切なのは分かったけど、自分の興味のない話もあるし、やっぱり難しそう・・・
いえいえ。実は、やっていることは極めて単純です。
基本は、
・ 相槌を打つ
・ 「Yes」「No」で答えられる質問をしない
の二つであると言われています。
正直、自分の興味のない話をされている時、話の内容が入ってこないこともあるでしょう。そんな時、内容を「理解する」努力をするよりも、とにかく「聞く」（フリをする笑）ことが大切です。自分が理解した/しないより、自分が聞いている姿を見て相手がどう思うか、つまりきちんと誠意が伝わるかが大事なポイントになるわけです。

とにかく相手を見て 相手の今の状態を知ることが大切！

どうでしたか。近年、様々なHow to本が出版されており、確かにいろいろなスキルや方法はありますが、それらを使いこなすためにも、まずは相手が今どんな状態にいるのかを知ることが基本です。
お客様の状態は刻一刻と変わっていきます。例えば、あなたの言葉や表情からにも、どんどん影響を受けて変化していきます。お客様からも予想通り、あるいは予想外の反応を受けることもあるでしょう。そんな時、どんな反応であってもうろたえることなく、それに臨機応変に対応し、お客様の話したい話をどんどん引き出していくことで，上手くいくこと間違いなし。良かったら意識してみてくださいね。

実際にクラブに行った時に気を付けたいことは，こちらから