アメリカ在住者が選ぶ!シカゴの人気定番おすすめ観光スポット15選
イリノイ州シカゴは、アメリカで三番目に大きな都市。ダウンタウンにそびえる超高層ビル、ミシガン湖畔には美しい公園が連なり、文化施設や美術館も豊富です。今回は魅力あふれるシカゴでぜひ訪れたい、定番の観光スポットをご紹介します。
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建築と芸術の都【シカゴ】で押さえておきたい観光名所
中西部を代表する大都市シカゴは、ニューヨークや西海岸に比べると観光地としてのイメージが薄いかもしれません。しかし、古くから産業や商業の中心として栄えてきたシカゴは、歴史、芸術、建築に恵まれた魅力あふれる都市です。今回はそんなシカゴ観光で押さえておきたい、定番の観光スポットをご紹介します。
Millennium Park(ミレニアムパーク)
高層ビルの立ち並ぶダウンタウンとミシガン湖の間にあるミレニアムパークは、独創的なアートやモニュメントが並ぶシカゴ市民の憩いの場。シカゴのスカイラインを反映する巨大なステンレス彫像「クラウド・ゲート」や、2つのタワーにシカゴ市民1000人の顔が映し出される「クラウン・ファウンテン」など、大都市シカゴの魅力を感じさせる都市型公園です。
Millennium Park(ミレニアムパーク)
住所:201 E Randolph St, Chicago, IL 60602
電話番号:(312) 742-1168
営業時間:8:00~23:00
Buckingham Fountain(バッキンガム噴水)
グラントパーク内にあるバッキングガム噴水は、1927年に建設された世界でも最大級の噴水です。ミシガン湖とシカゴの高層ビル群を背景にしたロココ・ウェディングケーキ様式の噴水は、夜になるとライトアップされ幻想的な美しさです。4月から10月までは夜間にライトショーがあり、冬季はクリスマスのデコレーションと共にライトアップされます。
Buckingham Fountain(バッキンガム噴水)
住所:301 S Columbus Dr, Chicago, IL 60605
電話番号:(312) 742-7529
Skydeck Chicago at Willis Tower Skydeck(ウィリスタワー・スカイデッキ シカゴ)
1973年に完成したウィリスタワー(旧シアーズタワー)は、2013年にニューヨークの1ワールドトレードセンターが完成するまで、アメリカで最も高い超高層ビルでした。地上110階でアンテナを除く最頂部は地上442.3メートル。このウィリスタワーの103階には、「スカイデッキ・シカゴ」と呼ばれる展望室があります。床もガラス張りになっている「ザ・レッジ」では、シカゴで一番高い場所から高層ビル群を見下ろすスリル満点の絶景が楽しめます。
Skydeck Chicago at Willis Tower Skydeck(ウィリス タワー・スカイデッキ シカゴ)
住所:233 S Wacker Dr, Chicago, IL 60606
電話番号:(312) 875-9447
営業時間:8:00~22:00
360° Chicago at John Hancock Center(ジョン ハンコック センター・360°シカゴ)
ジョンハンコック・センターは、ウィリスタワーと並びシカゴを代表する超高層ビル。「360°シカゴ」は、その94階にある展望施設で、上空1000フィートから360度のパノラマでシカゴの景色を眺められます。2014年には、ガラス窓が外へ傾き超高層階から落ちるスリリングな感覚を楽しめるアトラクション「TILT!(ティルト!)」が登場。新しもの好き、怖いもの好きの人にはおすすめです!
360° Chicago at John Hancock Center(ジョン ハンコック センター・360°シカゴ)
住所:875 N Michigan Avenue, Chicago, IL 60611
電話番号:(888) 875-8439
営業時間:9:00~23:00
Art Institute of Chicago(シカゴ美術館)
ニューヨークのメトロポリタン美術館やボストンのボストン美術館と並び、アメリカの三大美術館の一つにとされるシカゴ美術館。ミレニアムパークの南側、ミシガン通りに面したボザール様式の重厚な建物で、青銅のライオン像が目印です。クロード・モネの「睡蓮」、ルノワールの「二人の姉妹」、スーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」、ゴッホの「ファンゴッホの寝室」や「自画像」など、西洋の有名な作品が多く所蔵されています。安藤忠雄氏の設計した日本ギャラリーでは、シンプルで美しい空間の中に日本の浮世絵や屏風絵なども展示されています。
Art Institute of Chicago(シカゴ美術館)
住所:111 S Michigan Ave, Chicago, IL 60603
電話番号:(312) 443-3600
営業時間:月~水・金~日 10:30~17:00、木 10:30~20:00
Museum of Contemporary Art(シカゴ現代美術館)
ジョンハンコック・センターの近くにあるシカゴ現代美術館は、1967年に創設された世界最大級の現代美術館です。1940年代から現代までの、シュールレアリスム、ポップアート、コンセプチュアル、ポストモダニズムなど、幅広い分野の絵画、彫刻、写真などを収蔵しています。1996年に開館したベルリンの建築家ヨーゼフ・クライフスの設計による新館の建物も一見の価値ありです。
Museum of Contemporary Art(シカゴ現代美術館)
住所:220 E Chicago Ave, Chicago, IL 60611
電話番号:(312) 280-2660
営業時間:火・金 10:00~21:00、水・木・土・日 10:00~17:00、月曜定休
Museum of Science and Industry(シカゴ科学産業博物館)
ダウンタウンの南、ハイド・パーク地区にある博物館で、1893年のシカゴ万国博覧会でパレス・オブ・ファイン・アーツとして建設された建物を使い、1933年のシカゴ万国博覧会で科学や産業を紹介する博物館として開館しました。歴青炭鉱を再現し内部をツアーできる展示、第二次世界大戦中のドイツ軍の潜水艦、実物の航空機や蒸気機関車、330平方メートルもある鉄道模型のジオラマ、初めて月を周回したアポロ8号計画宇宙船など、大人も子供もじっくり楽しめる内容になっています。
Museum of Science and Industry(シカゴ科学産業博物館)
住所:5700 S Lake Shore Dr, Chicago, IL 60637
電話番号:(773) 684-1414
営業時間:9:30~16:00
The Field Museum(フィールド自然史博物館)
ミュージアムキャンパス内にある、人類学、動物学、植物学、及び地質学の4つの主要部門に分かれた博物館です。世界最大のティラノサウルスの「スー」の展示が有名。その他にも虫から見た地下世界、5千年前のエジプト遺跡の再現、40億年前に恐竜が生きていた時代を旅するなど、ユニークな視点での展示が多いのが特徴です。
The Field Museum(フィールド自然史博物館)
住所:1400 S Lake Shore Dr, Chicago, IL 60605
電話番号:(312) 922-9410
営業時間:9:00~17:00
Garfield Park Conservatory(ガーフィールド温室植物園)
ダウンタウンから西へ約7キロほど行ったガーフィールド公園内にある、世界最大級の温室植物園。パークの敷地内に地下鉄グリーンラインの駅もあり、ダウンタウンからもアクセスは悪くありません。ガラス張りの巨大な温室の中には、ヤシ、シダ、サボテンなどの温暖な地域の植物、チューリップや紫陽花などの季節の花、シカゴ周辺でよく見られる植物など、さまざまなテーマの植物が楽しめます。また芸術の街シカゴらしく、ここにもカラフルな彫刻やオブジェが多く設置されており、芸術と植物の両方を楽しめるスポットです。
Garfield Park Conservatory(ガーフィールド温室植物園)
住所:300 N Central Park Ave, Chicago, IL 60624
電話番号:(312) 746-5100
営業時間:月~水・金~日 9:00~17:00、木 9:00~20:00
Adler Planetarium(アドラー・プラネタリウム・アンド・天文学博物館)
ミュージアム・キャンパスのミシガン湖に突き出したノーザリー・アイランドの先端にあるプラネタリウム施設。1930年に開館し、現存する世界最古のプラネタリウムです。ドーム屋根の中にあり1930年の開館から続く「スカイシアター」、1999年にオープンしたデジタル式投影機による「デフィニティ・スペース・シアター」、3Dも楽しめる「ジョンソン・スターシアター」の3つのシアターがあります。プラネタリウム以外にも、世界の天文学や宇宙科学に関する展示があり楽しめます。
Adler Planetarium(アドラー・プラネタリウム・アンド・天文学博物館)
住所:1300 S Lake Shore Dr, Chicago, IL 60605
電話番号:(312) 922-7827
営業時間: 9:30~16:00
Shedd Aquarium(シェッド水族館)
ミシガン湖に面するミュージアムキャンパス内にある、世界最大級の屋内水族館です。水量は1900万リットル、1500種類25,000匹の海の生き物を展示しています。シロイルカやカマイルカなどの海生哺乳類を多くあつめたオーシャナリウム、カリブ海のサンゴ礁を再現したカリビアン・リーフ、フィリピンのサンゴ礁を再現しサメやエイなども展示しているワイルドリーフなど、大陸の真ん中にいるとは思えない展示がたくさんあります。
Shedd Aquarium(シェッド水族館)
住所:1200 S Lake Shore Dr, Chicago, IL 60605
電話番号:(312) 939-2438
営業時間:月~金 9:00~17:00、土・日 9:00~18:00
The Chicago Theatre(シカゴ・シアター)
「CHICAGO」と書かれた真っ赤な看板が夜になるとネオンで煌びやかな装飾される、シカゴを代表する劇場です。1921年に設立されて以来、国内外の著名なアーティスト達がこのステージで公演を行ってきています。ブロードウェイミュージカル「シカゴ」の題材となった劇場としても知られています。コメディからロック、クラシック、演劇、ミュージカルまで、幅広いジャンルのコンサートや公演が行われています。毎日午後12時より劇場内ツアーも行われており、7階建ての美しいネオバロック様式の建物をじっくりと見学することができます。
The Chicago Theatre(シカゴ・シアター)
住所:175 N State St, Chicago, IL 60601
電話番号:(312) 462-6300
営業時間:公演による、劇場ツアーは毎日午後12時より(要予約)
Wrigley Field(リグレー・フィールド)
シカゴ市民に愛されるシカゴ・カブスの本拠地である「リグレー・フィールド」は、1914年に開場したメジャーリーグで二番目に古い歴史のある球場です。外野のフェンスに生い茂ったツタや、1934年に建てられた赤い看板、1973年に建てられたスコアボードなど、歴史の長さを感じさせる魅力ある球場です。春から秋にかけてのベースボールシーズンにシカゴを訪れる時は、ぜひ試合スケジュールをチェックしてみてください。
Wrigley Field(リグレー・フィールド)
住所:1060 W Addison St, Chicago, IL 60613
電話番号:(773) 404-2827
営業時間:試合スケジュールによる
Navy Pier(ネイビー・ピア)
出典:navypier.com
ミシガン湖に張り出した桟橋で、レストランやショップが多く集まる観光客にも人気スポット。高さ46メートルの巨大な観覧車が目印で、一年中で最も混雑する夏期には毎週花火の打ち上げがあります。メリーゴーランドやミニゴルフコース、映画館、ミシガン湖ツアーやディナークルーズの拠点にもなっており、シカゴのエンターテイメントの中心になっています。ランチやディナーのついでに、散策するだけでも楽しいですよ。
Navy Pier(ネイビー・ピア)
住所:600 E Grand Ave, Chicago, IL 60611
電話番号:(312) 595-7437
営業時間:月~木 10:00~22:00、金・土 10:00~0:00
Chicago Riverwalk(シカゴ・リバーウォーク)
ダウンタウンを南北に分けるシカゴ川に沿って散策できる遊歩道。シカゴ川にかかるミシガン大通橋(DuSable Bridge)や、高層ビル群を眺めながら、ゆったりと一周できるようにデザインされています。途中で買い物をしたり食事を楽しんだりしながら、散歩してみるのも良いですね。ここから眺めるシカゴの夜景も素敵です!
Chicago Riverwalk(シカゴ・リバーウォーク)
住所:Chicago Riverwalk, Chicago, IL 60601
電話番号:(877) 300-6746
営業時間:24時間営業
見どころのある観光スポットが多いシカゴ
歴史のある博物館や美術館、超高層ビルの展望台、パブリックアートが多く設置されたダウンタウンの公園など、シカゴで定番の人気観光スポットをご紹介しました。ニューヨークや西海岸に比べると日本人にとっては馴染みの薄い都市かもしれませんが、一度行けばシカゴの魅力が分かるはず!特に美術、建築、産業科学好きには魅力ある施設があふれています。ぜひ、訪れてみてください。
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この記事のライター
東京出身。興味があるのは建築&インテリア。