どんでん返しがすごい!おすすめサスペンス映画10選【洋画編】
衝撃のどんでん返しが楽しめる、おすすめの海外サスペンス映画10作品をご紹介します!誰もが知っている超有名作品から、隠れた名作まで、絶対に観たくなる魅力的な作品ばかりですよ。今日、何を観ようか迷っているあなたはぜひ、参考にしてみてくださいね。
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一度観始めたら止まらない!おもしろすぎるサスペンス映画たち
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動画配信サービスによって、いつでも気軽に映画を鑑賞することが出来るようになりました。無数のタイトルの中から、何でも選び放題なのは非常に魅力的ですが、時には全然面白くない作品にあたってしまい、がっかりした経験は誰にでもあるのでは?今回は、最後まで絶対に公開させない、どんでん返しがすごいサスペンス映画(洋画編)10作品をご紹介します。
1.「エスター」(2009年)
▼作品概要・あらすじ
流産を経験してから、夜毎に悪夢に苦しめられるケイト。そんな妻を心配した夫のジョンは、養子を迎える事を提案します。孤児院で出会ったエスターという9歳の少女を1目で気に入った夫婦は、迷わずエスターを家族に迎えることを決めました。
エスターは賢く、優しい女の子で、難聴を患う実子のマックスも彼女にすぐに懐きます。しかし、兄のダニエルは、エスターを嫌っているようでした。そんなダニエルを最初はたしなめていたケイトでしたが、次第に彼女も、エスターの異常なこだわりや、子供らしからぬ発言を不審に思い、エスターの過去を調べ始めます。調べるうちにも、家族やエスターの周りでは不審な出来事が起こり続けます。ケイト達が辿りつくエスターの過去と、衝撃の正体とは?
▼誰も予想できない!エスターの正体が恐ろしすぎる
恐らく、ネタバレを知らなければ誰1人としてエスターの正体を当てられる人はいないはずです。可愛くて、賢くて、優しい女の子だと思って、養子に迎えた女の子が、やがて家族をバラバラに壊していくなんて、誰が想像するでしょうか?徐々に明かされるエスターの凶悪で恐ろしい本性と、その正体が気になり、一気観必須です。
ストーリーの他に注目したいのが、エスター役を熱演したイザベル・ファーマン。公開当時まだ11歳だったのにもかかわらず、誰よりも鬼気迫る演技で観客を圧倒しました。観れば、きっとあなたも衝撃を受けるはずです。
公開:2009年7月24日
監督:ジャウム・コレット=セラ
出演:イザベル・ファーマン、ヴェラ・ファーミガ、ピーター・サースガード
2.「シャッター アイランド」(2010年)
▼作品概要・あらすじ
重度の精神患者のみが入院し、生活するアッシュクリフ精神病院。ボストンハーバーに浮かぶ小さな孤島にあるこの病院から、女性患者が脱走したという通報を受けて、連邦保安官のテディとチャックがやってくる。
捜査を進める過程で、病院の職員が何かを隠している事、そして患者たちが何かに怯えていることに気が付くテディ。閉鎖された空間に滞在するにつれて、自分の過去のトラウマが顔を出し苦しめられる中、孤島の精神病院の秘密を突き止めようと、テディは奮闘します。
▼意味深なラストの真意は何だったの?今も議論が終わらない!
閉鎖された異様な空間、そこに流れる淀んだ空気を再現するかのように、全編を通して暗いトーンの映像が続きます。得体のしれない恐怖にジワジワと追い詰められる感覚で、物語の中のテディだけではなく、鑑賞しているこちらまでもおかしくなりそうです。
「シャッター・アイランド」と言えばラストの考察が今でも活発にネット上を飛び交っていますが、本当の答えは何なのでしょうか?あなたも是非鑑賞して、あなたなりの答えを見つけてくださいね。
公開:2010年2月19日
監督:マーティン・スコセッシ
出演:レオナルド・ディカプリオ、マーク・ラファロ、ベン・キングスレー
3.「ミスティック・リバー」(2003年)
▼作品概要・あらすじ
クリント・イーストウッド監督によるサスペンス・ドラマ。ボストンの小さな田舎町、イーストバッキンガム。ジミー、デイブ、ショーンの3人は幼馴染で、いつも一緒に遊んでいましたが、ある日を境に3人は疎遠になります。それは、3人で遊んでいる最中にデイブが誘拐され、性的暴行をうけるという悲惨な事件に巻き込まれたからでした。
25年の時が経ち、3人はそれぞれ家庭を持ち、平凡な暮らしを送っていました。しかし、ある日ジミーの愛娘が何者かに殺されるという事件が起きます。事件は25年間疎遠だった3人を、再び結び付け、そして思わぬ悲劇へと向かわせるのでした。
▼不気味で悲しくて切ない!こんな映画他にはない!
生まれた時から、同じ町に住み続ける幼馴染3人をめぐる物語。そう聞くと、誰もが心温まる友情の物語を想像しそうですが、本作はそのようなハッピーエンドとは全く無縁です。お互い疑心暗鬼になりながら、表面を取り繕って生きるギリギリの様子は、鑑ごたえ抜群です。
やり場のない怒りと、悲しみを抱えて大人になったデイブの心情は、普通の生活を送る人間にはとても想像できないものですが、それを見事に演じきったティム・ロビンスの演技は圧巻です。この作品で彼は、アカデミー賞助演男優賞を受賞しています。また同時に、ジミーを演じたショーン・ペンも主演男優賞に輝きました。
公開:2003年10月8日
監督:クリント・イーストウッド
出演:ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケビン・ベーコン
4.「セブン」(1995年)
▼作品概要・あらすじ
デヴィット・フィンチャー監督を一躍有名にした作品です。キリスト教の「7つの大罪」になぞらえて、次々と起こる猟奇的殺人事件を追う2人の刑事の物語です。
1人目の殺害方法は、拘束されたまま、死ぬまでミートソース・パスタを食べさせ続けるというもの。現場に遺されたのは「大食い(グラトニー)」の文字。その後も、考え付かないような殺人が続々と発生します。犯人の意図はいったい何なのか?危険な捜査に乗り出す、定年間近のベテラン刑事サマセットと、新人刑事のミルズのコンビの行方に注目です。
▼4週連続で全米興行No.1に輝いた超ヒット作!
現代のサスペンスや、サイコスリラー映画に、ここまでの影響を与えた作品はないのではないでしょうか?オープニングからすでに、ダークな雰囲気が抜群。また、ラストまで犯人のハッキリとした人物像や、動機がハッキリと明かされることはありません。トリックや犯人の動機、その生い立ちなどのすべてを明らかにする事がお約束だという、暗黙の了解がある中で、敢えて何も明かさないストーリー展開は、今観てもなかなか衝撃的です。これまでにない後味の悪さ、疑問、恐怖などがあなたの中に残るでしょう。
公開:1995年9月22日
監督:デヴィット・フィンチャー
出演:ブラッド・ピット、モーガン・フリーマン、グウィネス・パルトロウ
5.「ピエロがお前を嘲笑う」(2014年)
▼作品概要・あらすじ
冴えない大学生のベンジャミン。彼には1つだけ特技がありました。それはハッキング。好意を寄せるマリーにアプローチしようと、大学のサーバーからでたーを盗もうとしましたが、途中で見つかり逮捕され、社会奉仕活動を命じられてしまいます。
失意の中で、社会奉仕としてゴミ拾いをするベンジャミンは、同じく社会奉仕中のマックスに出会います。彼はハッキングで様々ないたずらを仕掛ける「CRAY」という、ハッカーチームのリーダーでした。彼らの仲間になり、自分の才能に磨きをかけ、自信を持ったベンジャミン。しかし、他のチームとの競争が過熱するうちに、取り返しのつかない事件を起こしてしまうのです。
▼ドイツの超ヒット作は ハリウッドに負けない面白さ!
なかなか市場に出回ることのないドイツ映画ですが、面白さはハリウッド顔負けです。冴えないベンジャミンが、「CRAY」というチームの仲間を得て、ハッキングをどんどん成功させることによって自信をつけていく過程は、青春ドラマのような爽やかさ。しかし、後半からは一転、次第にシリアスな方向に展開していくストーリーから目が離せません。
ラストシーンは果たして、現実世界なのか架空の世界なのか?今までにない大胆なトリックに、きっとあなたも心奪われます!
公開:2014年9月25日
監督:バラン・ボー・オダー
出演:トム・シリング、エリアス・ムバレク、ヴォーダン・ヴィルケ・メーリング
6.「オールド・ボーイ」(2003年)
▼作品概要・あらすじ
日本の漫画が原作の韓国映画。突如誘拐され、15年間監禁されていたオ・デス。自分は何のために監禁されたのか?監禁した犯人は誰なのか?答えを知るために、デスはミドという女を相棒に動き始めます。
自分を監禁した犯人を突き止めたデスでしたが、そこで明かされるのは信じがたい事実。韓国映画ならではの、愛と憎しみにまみれた復讐劇です。
▼これは知りたくなかった!ショッキングな結末に驚き
復讐劇という、韓国映画らしいテーマですが、実は原作が日本の漫画だという事に驚く方も多いのではないでしょうか?原作は「漫画アクション」で連載された「ルーズ戦記 オールドボーイ」という作品です。
自分が監禁された理由を知り、犯人に復讐するため、奔走するデスでしたが、実は監禁の理由はデスが学生時代に起こしたある事件がきっかけだったのです。自分にとっては些細なことでも、誰かにとっては人生を大きく狂わせる契機になることも。人間の恨みと執念の恐ろしさに、思わず震えてしまうようなラストは見逃せません。
公開:2003年11月21日
監督:パク・チャヌク
出演:チェ・ミンシク、ユ・ジテ、カン・へジョン
7.「ジャンゴ 繋がれざる者」(2012年)
▼作品概要・あらすじ
鬼才、クエンティン・タランティーノ監督による西部劇です。黒人奴隷のジャンゴは、ドイツ人医師で賞金稼ぎのキング・シュルツに買われます。理由はキング・シュルツが追っている男の顔を知っていたから。ジャンゴの腕を見込んだシュルツは、彼に賞金稼ぎという仕事を教え込み、相棒として旅をするように。
旅の中で、生き別れたジャンゴの妻が、悪徳な領主キャンディの元で奴隷として働いている、という事を知った2人。奴隷商のフリをして、キャンディの屋敷に乗り込みますが、本当の目的がバレてしまい…。
▼血で血を洗う!これがタランティーノの西部劇
目が覚める程の、暴力、流血の嵐。苦手な人も少なくはないでしょう。しかし、これこそがタランティーノの神髄なのです。西部劇というと「勧善懲悪」がお決まりですが、そうはいかないのがタランティーノ。
確かにキャンディは奴隷を酷使する悪徳領主ですが、ジャンゴもキング・シュルツもどちらかと言えば悪人寄り…。それぞれが、それぞれの欲望のために欺いて、殺して、大暴れする様子はまさに痛快の一言です。ジャンゴは、果たして妻を取り戻すことが出来るでしょうか?
公開:2012年12月25日
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:ジェイミー・フォックス、レオナルド・ディカプリオ、クリストフ・ヴァルツ
8.「ショーシャンクの空に」(1994年)
▼作品概要・あらすじ
妻とその愛人の殺害という無実の罪で逮捕され、終身刑の判決を受けたエリート銀行員のアンディ。失意の中、劣悪な環境のショーシャンク刑務所に収監されます。最初は孤立していましたが、調達屋のレッドを頼ったことによって囚人たちとも打ち解けはじめます。
アンディは優秀な銀行員であったことを見込まれ、所長達の資産運用や、賄賂を隠匿する仕事を命じられるようになりました。同じころ、新しくやってきたトミーという囚人からアンディの妻を殺した真犯人に心当たりがある、という事を聞きます。再審を訴えるものの、不正な財産についての情報を知っているアンディを釈放するわけにはいかないので、所長は取り合おうとしません。それどころか、所長はアンディを懲罰房に1ヶ月もの間閉じ込めます。そして懲罰房から出された嵐の夜、アンディはある決意を固めるのでした。
▼不屈の意志が生み出す 大どんでん返し!
エリート銀行員から一転、終身刑の服役囚になった時の気持ちをあなたは想像できますか?下品で粗野な囚人たちと一緒に共同生活を送る日々、考えただけでも絶望してしまいますよね。そんな中でも諦めない、不屈の意志が、奇跡のようなどんでん返しを引き起こします。
無実を証明し、受有を取り戻したいアンディの願い。40年ぶりに釈放されたレッドの、社会に上手く馴染めない戸惑い。様々な人間の心理描写もとても細かく、ヒューマンドラマとしての見ごたえも抜群です。映画ファンなら1度は観ておきたい名作ですよ。
公開:1994年9月10日
監督:フランク・ダンボン
出演:ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン、ボブ・ガントン
9.「ファイト・クラブ」(1999年)
▼作品概要・あらすじ
サブリミナル効果や、大胆なストーリー展開、ワイルドでポップな雰囲気で世界的に大ヒットした作品。不眠所に苦しむ平凡なサラリーマンの「僕」は、ある日火事で家を失うことに。途方に暮れる中、出張の帰りに飛行機で乗り合わせたタイラーという男の事を思い出し、連絡を取った事から、「僕」の日常は大きく変化します。
「ファイト・クラブ」という、男たちの喧嘩クラブを作り、タイラーと共同生活を送るようになった「僕」。最初は上手くいっているように見えましたが、タイラーが何か隠し事をしている事に気が付いたことから2人の友情にヒビが入り始めます。タイラーは何をたくらんでいるのでしょうか?そして「僕」は彼の正体を突き止めることが出来るのでしょうか?
▼全てが新しくて格好いい!男のための映画と言えばこれ
どんでん返しのサスペンス、と言えばデヴィット・フィンチャー監督といっても過言ではないでしょう。本作も、観客の度肝を抜くようなラストが待っています。
刺激のない生活に嫌気と疲労しか感じない「僕」。それと対照的に、自由気ままに人生を謳歌する、ワイルドで危険なタイラー。「僕」がタイラーに強く惹かれるのも納得ですよね。「ファイト・クラブ」は男同士、1対1の喧嘩をするためのクラブ。毎日に退屈を感じている男たちにとって、痛みを感じ血を流すことのできる「ファイト・クラブ」は生きていることを実感できる最高の場所だったのです。何だか少しカルト臭のする危険なクラブですが、少し「ファイト・クラブ」のような、非日常を求める気持ちがあなたの中にあるのでは?
最後に明かされる大どんでん返しが、あまりにも衝撃的過ぎて「え?え?」となること間違いなしです。ぜひ、鑑賞前にネタバレを見ないようにお気を付け下さい。
公開:1999年10月6日
監督:デヴィット・フィンチャー
出演:ブラッド・ピット、エドワード・ノートン、ヘレナ・ボナム=カーター
10.「ゴーン・ガール」(2014年)
▼作品概要・あらすじ
5回目の結婚記念日、ニックの妻、エイミーが大量の血痕を残し失踪しました。警察は取り調べの過程で、ニックの浮気や暴力、夜な夜な酒を飲んでいたことなどを取り上げ、第一容疑者として彼を追い詰めます。
エイミーの失踪に全く覚えのないニック。どうやらエイミーは彼の事を殺人者に仕立て上げるために、様々な偽造工作を行っているようです。ニックは自身の無罪を晴らすため、双子の妹の手を借りて動き始めます。
同じころ、モーテルに潜伏していたエイミーは隣人のカップルに嵌められて、ありったけの財産を奪われていました。必死の思いで、裕福な元彼に連絡をとり匿ってもらう事に成功しましたが、エイミーにはとある計画があったのです…。
▼女ってコワい!スピード感が病みつきのサスペンス!
またまたデヴィット・フィンチャ―監督の作品です。今回の主人公は女性。普通のキレイな奥さんだったはずの、妻が知らないうちに自分を憎み、自分の人生を破滅させようとしている…、男性にとって恐怖のストーリー。
男性の鈍さに、女性がイライラするというのはカップルでも夫婦間でも良くある事ですが、積もり積もって、こんなことが起きてしまうかもしれないですよ。男性の皆さんは、くれぐれも気を付けてくださいね!
公開:2014年10月3日
監督:デヴィット・フィンチャー
出演:ベン・アフレック、ロザムンド・パイク、エミリー・ラタコウスキー
寝不足注意!先が読めないおもしろすぎるサスペンス
出典:pixabay.com
以上、どんでん返しがすごい洋画10選でした。先が読めない、観ごたえ抜群のサスペンス。今夜何を観るか迷っている映画好きなあなたも、ふだんなかなか映画を観ないあなたも、絶対に満足できるはずです。ぜひ鑑賞してみてくださいね。寝不足にはくれぐれも注意です!
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映画と焼肉がだーいすき。健康が気になるけどお酒は絶対にやめられない新米社会人。