あなたが知らないコロンビア
コロンビアの歴史や社会は複雑でネガティヴなイメージを持っている方が多いと思います。しかし、実際コロンビアは様々な素晴らしい面があり、世界が知らない秘密が沢山隠されています。ここで日本人の多くが知らない興味深いコロンビアを紹介します。
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日本人の知らないコロンビア
「コロンビア」という国の名前を聞くと、自動的に治安が悪く危険な国のイメージが浮かんできます。また、80年代に世界中に注目された麻薬戦争や国内戦争などの歴史上に起きた出来事のことしか考えない人が多いと思います。しかし、コロンビアは社会的にも文化的にも興味深く、素晴らしい面も沢山あります。コロンビアは歴史的にも様々な変化があり、豊かで個性的な文化を持っております。日本人の多くが知らないコロンビアを紹介します。
コロンビア共和国のまとめ
首都:ボゴタ
公用語:スペイン語
面積:1,138,910km2
人口:48,747,835人
コロンビアは1500年代から1981年の独立までスペインに支配されており、文化もヨーロッパと南アメリカの先住民と混ざり個性な文化を持っています。地理的な位置により、カリブ海と太平洋にも接しており、インディヘナ、ヨーロッパ系、アフリカ系、中東系などの文化や人種が混じっている社会です。また、アンデス山脈やアマゾン河などがあり、自然環境の多様性が感じられる自然的に豊かな国です。人口と文化にも多様性が見られ、80以上の言語が話されています。こんなに多様性のある文化であるが、スペインからの影響が強く、95%の人口はカトリック教であります。
ガブリエル・ガルシア=マルケスの「百年の孤独」が文学ノーベル賞を受賞
コロンビアの文学というとガブリエル・ガルシア=マルケスの「百年の孤独」が代表作品だと思います。魔術的リアリズムの芸術表現技法で、不自然な出来事が日常に起こる長編小説です。この作品にはコロンビアの歴史と文化が反映されていて、世界にコロンビア社会を紹介したと言われています。この作品は、1982年のノーベル文学賞を受賞し、ノルウェイ・ブッククラブによって「世界傑作文学100」に選ばれました。この作品はコロンビアでのしか存在しない文化と社会を描く影響力が強い小説です。ガブリエル・ガルシア=マルケスが代表する魔術的リアリズムは、コロンビア社会の特徴である非常な出来事が自然的に起こることから生まれたとも言われています。この作品の素晴らしさは、コロンビアの文化的な豊かさから生まれだされたものなのです。
自然環境のバラダイス:生物多様性で世界第2位
コロンビアの自然の豊かさは、不安定な歴史と社会のイマージで忘らることが多いです。しかし、コロンビアの地理のより様々な気候や環境、そして数え切れないほど生物がいます。アンデス山脈が通り、南アメリカでもカリブ海と太平洋に唯一接している国であることで、生物学的多様性が莫大な自然環境が存在します。また、この自然環境は内戦などの社会問題により人間の手が触れてないエリアも沢山あります。このいう自然状況のコロンビアは生物多様性で世界第2位です。コロンビアは10倍も1位のブラジルより小さいが、17ヶ国しかない世界の「メガダイバーシティ国家」の一つでもあります。その上、鳥の種類で世界1位で植物の種類でも世界2位を示します。
コロンビア社会が愛するストリートアート
コロンビアは個人の自由を非常に大切にする文化を持っております。この個人の自由の大切さは、日本などの共同協力を強く信じる社会にはネガティヴな雰囲気を感じとるかもしりません。しかし、個人の自由を第一にするコロンビアは貧困問題や社会問題で苦しんでいるアーティスをサポートするためにストリートアートを許可しております。グラフィティーなども違法行為ではなく、逆にコロンビア政府がストリートアーティストを雇い首都のボゴタの道路などにグラフィティーを描いています。このように、コロンビア社会はどんな社会地位や人種など関係なく様々な美術を祝う文化であります。最近ではボゴタのストリートアートは観光スポットとなり、経済にも大きく影響してきています。
自転車サイクリングルートが南アメリカで1位
自然環境が非常に豊かなコロンビアの政府は、自然保護を第一にしています。そこで、「Dia Sin Carro」という個人自動車を運転できない日もあり、300キロメートある南アメリカで一番広い自転車サイクリングルートを作りあげました。このルートが設置されてから、都市内の生活も変わり、毎日ボゴタに300,000から400,000人がボゴタから訪れます。貧困問題と環境問題を考え、車が買えない下級市民にも自転車サイクリングルートが作られたことで失業率も圧倒的に下がりました。このように、交通網を発展することでコロンビアは社会問題を少しつづ解決していっている国です。コロンビアの自転車サイクリングルートは今では完成していなく、これからも拡大する予定です。
愛国心が強い文化
コロンビア文化の代表的な特徴は、非常に強い愛国心です。明治時代の日本を似て、コロンビア人の殆どは自分の国を愛するように教育を受けているのです。この愛国心は社会全体にも反映されていて、コロンビアでスペイン語を母国語とする人工がスペインより多くいます。をその愛国心が政府の行動にも反映されていて、国歌を毎朝の夜の6時にラジオやテレビで流すことが法律です。また、世界の国々に幸せ度を測る「Happy Planet Indox」団体によると、コロンビアは世界で3位に国の人々が幸せに暮らしています。これは社会問題などと関係なく、これはコロンビアへ愛国心、個人の自由の大切さ、そして多様性のある文化から生まれた幸せの文化です。
コロンビアは日本と全然違った文化と社会を持っている個性的な国です。今までの歴史と政治の関係で世界からネガティヴなイメージしかなく、実際のコロンビアを知らない人が多くいます。しかし、コロンビアは自然的にも文化的にも非常に豊かな国です。また、社会問題も抱えながらコロンビアは幸せが溢れている国です。確かに、日本と比べて近代化もしてないし安全性の問題がまだ続いているが、幸せに生きているコロンビア社会から日本も何か得られると思います。