懐かしの90年代J-POPヒット曲おすすめ10選【ドラマ主題歌編】
数々の名曲を生み出した1990年代。大ヒットドラマも数多く放送されました。名ドラマに名曲あり、ということで今回は90年代にヒットした名曲をドラマとともに振り返っていきます。
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あの名場面を思い出す ドラマ主題歌
黄金の時代とも呼ばれた1990年代は高視聴率ドラマがたくさん放送され、それとともにドラマ主題歌としてリリースされた楽曲の多くはミリオンセラーを獲得しました。今回はそんな90年代に放送されたドラマ、その主題歌をプレイバック!主題歌を聞けば当時見たあの名場面が蘇ってくるかも。
空も飛べるはず/スピッツ 「白線流し」
空も飛べるはず/スピッツ(1994)
ドラマ「白線流し」
フジテレビ系 1996年1~3月期放送
主演:長瀬智也(TOKIO)、酒井美紀
平均視聴率 11.2% 最高視聴率12.6%
高校卒業間近の3年生を中心とした男女7人の青春物語。偶然出会った定時制生徒との友情、恋愛を松本の静かな風景の下で高校卒業までを綴っていくストーリー。
主題歌「空も飛べるはず」
発売:1994年4月
アーティスト:スピッツ
日本を代表するバンド、スピッツ通算8作目のシングル。元々は「白線流し」とは別のドラマに起用予定でしたが主題歌候補から外れ、そのままリリースしたということもあり当時はオリコンチャート28位でした。しかし「白線流し」の主題歌に起用されたことをきっかけにミリオンセラーを達成しました。卒業や青春を彷彿とさせる歌詞がドラマのテイストにぴったりですよね。
SAY YES/CHAGE & ASKA 「101回目のプロポーズ」
SAY YES/CHAGE & ASKA(1991)
ドラマ「101回目のプロポーズ」
フジテレビ系 1991年7~9月期放送
主演:浅野温子、武田鉄矢
平均視聴率23.6 最高視聴率36.7%
真面目が取り柄の冴えない中年サラリーマン・達也(武田鉄矢)と100回目のお見合いで出会ったチェロ奏者の薫(浅野温子)との恋愛模様が描かれました。「僕は死にましぇ~ん」とトラックの前に立ちはだかるシーンは有名すぎるほどの名場面ですね。同年、このセリフは流行語大賞を獲得しました。
主題歌「SAY YES」
発売:1991年7月
アーティスト:CHAGE & ASKA
チャゲアスことCHAGE & ASKAの通算27枚目のシングルです。デビュー12年目にしてグループ初のオリコンシングルチャート1位とミリオンセラーを獲得しました。ストレートに想いを告げる歌詞は、何度でもヒロインにアタックし続ける主人公そのものを表したようにも感じられます。
LA・LA・LA LOVE SONG/久保田利伸 「ロングバケーション」
LA・LA・LA LOVE SONG / 久保田利伸(1996)
ドラマ「ロングバケーション」
フジテレビ系 1996年4~6月期放送
主演:木村拓哉、山口智子
平均視聴率 29.6% 視聴率36.7%
婚約者が失踪してしまった落ち目のモデル・葉山南(山口智子)とそのルームメイトでピアニストの瀬名秀俊(木村拓哉)がトラブルばかりの同居生活の中で、次第にお互いがかけがえのない存在になっていく模様を描いたラブストーリー。「月曜日はOLが街から消える」とさまざまなメディアで取り上げられ、このドラマをきっかけにピアノを習い始める男性が急増するなどの「ロンバケ現象」と呼ばれる社会現象を巻き起こしました。
主題歌「LA・LA・LA LOVE SONG」
発売:1996年5月
アーティスト:久保田利伸
久保田利伸16作目のシングル。自身初のオリコンシングルチャートで1位を記録し、ミリオンセラーも達成しました。ロンバケといえばこの曲!というほど、ドラマではここぞというシーンで流れ、最高にストーリーを盛り上げました。高音が美しい久保田利伸の歌声が響く甘いラブポップチューンです。
世界中の誰よりきっと/中山美穂&WANDS 「誰かが彼女を愛してる」
世界中の誰よりきっと/中山美穂&WANDS(1992)
ドラマ「誰かが彼女を愛してる」
フジテレビ系 1992年10~12月期放送
主演:中山美穂
佐藤学(的場浩司)とその父親で大学助教授の浩平(根津甚八)は高野つばさ(中山美穂)という同じ女性に恋をしてしまいますが、お互い恋のライバルだとはつゆ知らず、自由奔放な彼女に振り回されるというユーモラスなラブコメディ。
主題歌「世界中の誰よりきっと」
発売:1992年10月
アーティスト:中山美穂
この楽曲は中山美穂がメインボーカル、WANDSがコーラスを担当したコラボレーション・シングルです。当時の女性ボーカルとしてはシングル曲歴代1位の183万枚を超える売り上げを記録しました。派手な8ビートのアレンジがドラマの明るい雰囲気とマッチしています。
涙のキッス/サザンオールスターズ 「ずっとあなたが好きだった」
ドラマ「ずっとあなたが好きだった」
TBS系 1992年7~9月期放送
主演:賀来千香子、布施明
平均視聴率 19.9% 最高視聴率 34.1%
昔の恋人・大岩洋介(布施博)と結ばれなかった美和(賀来千香子)は、3高のエリート銀行員・冬彦(佐野史郎)と幸せな結婚をしたつもりでしたが、その夫はとんでもないマザコン男。美和は夫や姑(野際陽子)の身勝手な振る舞いに耐え切れなくなり、昔の恋人とヨリを戻すという恋愛ドラマ。佐野史郎演じる冬彦のオタクでマザコンという強烈なキャラクターが注目され「冬彦現象」とも呼ばれるブームを巻き起こしました。
主題歌「涙のキッス」
発売:1992年7月
アーティスト:サザンオールスターズ
サザンオールスターズ31枚目のシングル。シングル・アルバム通じて自己最高記録となる7週連続1位を記録し累計154.9万枚売り上げました。サザンのシングルで初めてミリオンセラーを達成しました。一見結ばれなかった洋介と美和のことを歌い上げた歌詞に思えますが、冬彦の美和への未練を表しているようにも見えますよね。
TRUE LOVE/藤井フミヤ 「あすなろ白書」
TRUE LOVE/藤井フミヤ(1993)
ドラマ「あすなろ白書」
フジテレビ系 1993年10〜12月期放送
主演:石田ひかり、筒井道隆
平均視聴率 27.0% 最高視聴率 31.9%
女子大生・園田なるみ(石田ひかり)を中心にした男女5人を描いた作品。「あすなろ会」というサークルを通して繰り広げられる恋愛と友情など20歳の日々のさまざまな感情を描いた青春ストーリーです。また木村拓哉が演じたメガネの好青年・取手がなるみのことを想い続けた健気な姿が世の女性の心を掴みました。
主題歌「TRUE LOVE」
発売:1993年11月
アーティスト:藤井フミヤ
1992年のNHK紅白歌合戦をもってチェッカーズを解散した後、本格ソロ活動第1弾シングルとして発売されました。オリコンシングルチャートでは、初登場1位を記録、藤井自身唯一のミリオンセラー・シングルであり、且つ最大のヒット曲です。ノスタルジックな歌詞が心に染みる1曲ですね。
LOVE LOVE LOVE/DREAMS COME TRUE 「愛してるといってくれ」
ドラマ「愛してるといってくれ」
TBS系 1995年7〜9月期放送
主演:豊川悦司、常盤貴子
平均視聴率 21.3% 最高視聴率 28.1%
聴覚障害者の画家・榊晃次(豊川悦司)と女優の卵・水野紘子(常盤貴子)が障害を乗り越えながら愛を深めるという甘くも切ないラブストーリー。晃次と紘子のすれ違いの連続はハラハラさせられっぱなしで、切なくなりたいならうってつけの90年代を代表する作品です。
主題歌「LOVE LOVE LOVE」
発売:1995年7月
アーティスト:DREAMS COME TRUE
ドリカムの代表曲のひとつでもある今楽曲はDREAMS COME TRUE18枚目のシングルです。累計248.9万枚を売り上げ、DREAMS COME TRUEのシングル作品では最大のセールスを記録しています。大切な人を一途に想う歌詞はドラマの主人公とヒロインがすれ違っていく切なさをより一層引き立てています。
君がいるだけで/米米CLUB 「素顔のままで」
君がいるだけで/米米CLUB(1992)
ドラマ「素顔のままで」
フジテレビ系 1992年4〜6月期放送
主演:安田成美、中森明菜
平均視聴率 26.4% 最高視聴率31.9%
安田成美と中森明菜のダブル主演で話題になった今作は、ひょんなことから同居生活を始めた図書館司書の優美子(安田成美)とミュージカルスターを目指す月島カンナ(中森明菜)の友情を描いた物語。
主題歌「君がいるだけで」
発売:1992年5月
アーティスト:米米CLUB
米米CLUBの13枚目のシングル。累計売上が約289.5万枚を記録し、現時点での米米CLUB最大のヒットシングルとなっています。ドラマの第1話と第4話にメンバーが脇役として出演しました。性格が正反対の主人公二人が同居生活を通して強い友情を築いていく模様が表現されています。
ラブ・ストーリーは突然に/小田和正 「東京ラブストーリー」
ラブ・ストーリーは突然に/小田和正(1991)
ドラマ「東京ラブストーリー」
フジテレビ系 1991年1〜3月期
主演:鈴木保奈美、織田裕二
平均視聴率 22.9% 最高視聴率 32.3%
東京に出てきたばかりのサラリーマン・永尾完治(織田裕二)、その同僚で常識にとらわれない自由奔放な女性・赤名リカ(鈴木保奈美)、完治の高校時代の親友で医学生・三上健一(江口洋介)、同じく2人の親友で完治の長年のあこがれの女性・関口さとみ(有森也実)の4人が織りなす恋愛模様を描く恋愛ドラマです。当時は携帯電話がなく連絡を取るのも一苦労な時代。相手を想う時間こそが大切なことだということを教えてくれます。
主題歌「ラブ・ストーリーは突然に」
発売:1991年2月
アーティスト:小田和正
ギターのカッティングによる長めのイントロが印象的なこの楽曲は小田和正のソロとしてリリースされた6枚目のシングルです。2001年にはロックバンド・スケボーキングにより「TOKIO LV」としてリメイクされ、2013年には加藤ミリヤ×清水翔太の「LOVE STORY」として一部がサンプリングされました。一途な恋心をロマンチックに歌い上げた名曲です。
幸せな結末/大滝詠一 「ラブジェネレーション」
幸せな結末/大滝詠一
ドラマ「ラブジェネレーション」
フジテレビ系 1997年10〜12月期放送
主演:木村拓哉、松たか子
平均視聴率 30.8% 最高視聴率 32.5%
広告代理店で働く片桐哲平(木村拓哉)は生意気なOL・上杉理子(松たか子)とケンカをしながらも慣れない営業の仕事をこなしていくが、やがて二人の仲は運命の恋へと発展していくというラブストーリー。
主題歌「幸せな結末」
発売:1997年11月
アーティスト:大滝詠一
大滝詠一通算14作目のシングル。初登場から2週連続で2位を記録し、最終的に97万枚のセールスを上げました。デビューから25年目での初のトップ10入りは史上最も遅い記録です。「幸せな結末」というタイトル通り、ハッピーエンドに向かっていく前向きな歌詞はまるでドラマのストーリーに紐付いているようですね。
あなたの思い出の1曲は何ですか?
90年代の大ヒットソングをタイアップされたドラマとともに紹介しました。音楽バブルと言われたこの時代、ドラマと一緒に生まれた名曲はまだまだあります。聴くだけで思い出す名場面の数々。あなたが夢中になった作品の主題歌を改めて聴いてみるのもいいかもしれませんね。