料亭の味から通のソースまで!食生活を豊かにする京都おすすめ調味料5選
「料理にこだわるなら調味料はすべてお気に入りを揃えたい」という方に、京都生まれの調味料を5品紹介します。有名どころからマイナーな調味料まで揃えましたので、興味があればぜひ一度お試しください。
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調味料にこだわって食生活にワンランク上の豊かさを
出典:pixabay.com
調味料を変えると料理が変わる、という経験をされたことはありますか?調味料は料理に香りと深みを与えてくれる大切な脇役。塩や醤油などにこだわっていらっしゃる方も少なくないでしょう。今回は、京都で生まれた調味料のうち、特におすすめしたい5品をご紹介します。今回、生産者にこだわりがあり、合成着色料や合成うま味調味料を使っていないものをセレクト。
かなり有名で京都のお土産として選ばれる調味料からかなりマイナーな調味料まで取り揃えましたので、興味を持たれたらぜひ一度お試しを。
1.料亭の粉しょうゆ(下鴨茶寮)
京都でも有名な料亭「下鴨茶寮」の料理人が開発した「料亭の粉しょうゆ」。粉末状の醤油というだけでも珍しいですが、わずかに香る柚子とほのかなアクセントになっている唐辛子とが味わいを深めています。液体ではないため、揚げたてのサクサク感を楽しみたい天ぷらや焼き物などに使うと、本来の食感を損ないません。また、味の感じ方も液体の醤油とは違い舌の上で溶けてピンポイントで味わえるため、楽しみ方のバリエーションが広がります。
商品は様々なサイズで展開されていますが、今回特におすすめしたいのは1回分の量(2g)が小分けになっている商品です。1回ごとに使い切りますのでいつまでも劣化せず、新鮮な味わいを楽しめます。気軽に持ち運びできますので、海外出張で日本の味が恋しくなった時にも使えるのではないでしょうか。
商品名:料亭の粉しょうゆ 2g×12袋
参考価格:1,798円(税込)
2.千鳥酢(村山造酢)
こちらは、一時期に比べて有名スーパーでも置かれるようになりつつある「千鳥酢」です。東山三条にある「村山造酢」で昔ながらの製法により余計なものを一切混ぜずに醸された米酢は、他の酢のように鼻を突くきつい臭いがなく、穏やかでまろやかな味わい。酢は体に良いと知りつつもあまり好きではないという方も、ドレッシングにするなどして一度は試してもらいたい一品です。
商品名:千鳥酢 360ml
参考価格:432円(税込)
3.京都へんこ山田の一番絞りごま油(山田製油)
京都では有名なごま油屋さんの最上級、一番絞りのごま油です。圧搾してすぐに漉すのではなく、いったん水と混ぜて3週間かけてゆっくり水と油を分離させます。この時、水に不純物が混ざってより純度の高いごま油になるのだとか。最後に濾紙で丁寧に漉したごま油はとてもまろやか。そのままかけても、炒め物に使っても食欲をそそる香りに胃が刺激されるでしょう。
このごま油と山田製油の「すりごま小袋徳用(白)」を1袋、そして醤油を使って「ほうれん草のごま和え」を作ってみれば、香りと味の違いははっきり分かります。「お好きな醤油2:千鳥酢3:一番絞りごま油2」の割合でさらに先のすりごまを1袋混ぜると、とても香り高いゴマ風味のドレッシングになります。機会があればぜひ一度お試しを。また、「へんこだれ」も、焼き肉のたれにおすすめ。
商品名:京都へんこ山田の一番絞りごま油275g
参考価格:864円(税込)
4.ウスターソース(オジカソース工業)
京都の地ソースとして、知る人ぞ知る「オジカソース」。ソースと言えばカラメル色素など入っているものですが、オジカソースは無添加です。野菜や果物を醤油・魚醤、そして赤ワインで煮込んで作られたこの「ウスターソース」をカレーに少しかけてみれば、カレーの味わいに深みが出ると評判です。魚料理にも合うという「復刻版オジカソース」や、某グルメ番組とコラボした「粉もんソース」など、他にも興味深いソースが色々ありますので、小瓶から試してみてはいかがでしょうか。
商品名:ウスターソース 無添加 250ml
参考価格:435円(税込)
5.黒七味 豆袋(原了郭)
最後は、こちらも京都土産としてかなり有名になった「原了郭」の「黒七味」です。七味唐辛子と言えば赤やオレンジ色なのが相場ですが、こちらはほとんど黒に近い茶色。この色は黒ごまとおの実(麻の実)から来ているのですが、普通の七味唐辛子に比べると辛味が上品で他の素材の味わいもする、という点が好まれ、このままご飯にかけて食べたりおにぎりにしたりする方もいます。もちろんそばやうどんなど、通常の七味唐辛子が活躍する場面で使うと、いつもとは違うおいしさが楽しめるでしょう。
今回おすすめしたいのは1回分の小分けになっている商品。七味唐辛子は出番に波があるため、いつでもできたての香りが楽しめる小分けが使い勝手抜群です!原了郭では、他にも粉山椒や一味唐辛子の豆袋を発売していますのでお好きな方はご一緒にどうぞ。
商品名:黒七味 豆袋 0.2g×36袋
参考価格:648円(税込)
創業は一七〇三年。元禄より一子相伝で守り伝えた秘伝の味。原了郭が生み出した「黒七味」「御香煎」をはじめ、各種香煎・薬味を取り扱う原了郭の公式WEBサイト。原了郭の歴史や取扱い商品の紹介など。
舌が喜ぶ調味料を見つけよう
京都生まれのイチオシ調味料、どれか気になるものはありましたか?有名料亭がこだわって作った粉しょうゆやかなり有名になった黒七味のミニパックなどは、自炊をせずに食事を外食やお弁当で済ませる方にもおすすめです。調味料は一気になくなるのもではありませんので、まずは一番小さいサイズで試して、自分の舌に合うかどうか確認してからお徳用サイズを購入しましょう。
自分の舌が喜ぶ調味料が見つかれば、食生活はより豊かになることが実感できます。自分好みの調味料を揃えて、日々の食事をワンランクアップさせてくださいね。
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この記事のライター
植田正治のように、本当に好きなものしか紹介しない、そんなライターに私はなりたい。目下の興味は、旅、写真、おいしいものとにゃんず。