明日の仕事の活力になる!池井戸潤のおすすめ小説5選
数多くの作品がドラマ化されている人気作家の池井戸潤さん。池井戸潤作品といえば、「半沢直樹」の原作に代表されるように、企業や社会のことがテーマとなっているものが多いです。今回は、そんな池井戸潤さんが執筆したおすすめ小説を5つ厳選して紹介していきます。
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「半沢直樹」の原作だけじゃない!池井戸潤のおすすめ作品を紹介
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直木賞受賞作家である池井戸潤さん執筆作品といえば、「半沢直樹」「花咲舞が黙ってない」の原作となった小説のイメージが強い方も多いのではないのでしょうか?しかし、池井戸潤さんが書いたものにはこれら以外にも数多くのおすすめ作品があります。
作品の大きな魅力の1つは仕事が大きなテーマになっていること、と感じる方も多いでしょう。そこで今回は、明日の仕事の活力になるおすすめの小説を厳選して5つ紹介していきます。
1.会社で働く様々な人の視点から描かれた「七つの会議」
様々な働く人の視点から描かれた短編集のようにも見えますが、最後には色々な物語がつながるという重厚な構成になっている作品です。会社勤めをしたことがある人であれば、誰もが経験したことがあるであろう葛藤がリアルに描かれています。
考えさせられる登場人物のセリフも多いので、思わず共感することやハッとさせられることが多い小説と言えるでしょう。会社という組織の縮図のような作品と言えます。
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2.架空の通貨に支配された街の闇「架空通貨」
商社で働いていた男性はあることが原因で教師に転職しました。そこでは仕事に対する情熱を失い、日々淡々と仕事をこなす日常を送っていました。しかし、ある優秀な女子生徒から、父が経営する会社の経営する会社の経営が立ち行かなくなったことの相談を持ちかけられます。
その謎を究明しようと、新たに情熱を燃やし始める男性ですが、そこには多くの闇を孕んだ架空の通貨に支配された街が絡んでいたのです。情熱を燃やす男性、女子生徒とその家族、闇の通貨に支配された街、が複雑に絡み合った緊迫感のある作品です。
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3.読んだ後にスカッとした気分になる「民王」
内閣総理大臣である父と大学生であるその息子の中身が入れ替わってしまうという、奇想天外な設定の作品です。父と息子が入れ替わったことで普段は忘れてしまいがちな大切なことに気付くことができる、作品と言えます。
また、父と息子が入れ替わって悪戦苦闘している姿はコミカルで面白くもあります。しかし、叩きつける言葉が気持ち良く、爽快感に溢れた物語です。
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4.大企業と中小企業の闘いを描いた「空飛ぶタイヤ」
トレーラーのタイヤの脱輪事故を巡る、大手企業と中小企業の闘いを描いた作品です。実際に起こった事件がモチーフにされているとも言われています。1つの事故で様々な人々の人生が大きく変わっていく様がリアルに鮮明に描かれた作品と言えます。
中小企業側の視点だけでなく、大企業側の社員の葛藤、事故の被害者家族の気持ち、など様々な視点が描かれているのも見どころであるように感じます。自分の行い・仕事の正義がどこにあるのかを考えさせられる作品とも言えるでしょう。
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5.正義感に溢れる主人公に心が動かされる「株価暴落」
大手スーパーが爆破テロを受けたところから物語は始まります。この大手スーパーのメインバンクである銀行は融資をするのかしないのか、大手スーパーの経営体質、犯人は誰なのか、という様々な要素が複雑に絡み合った作品です。
そして、自分の仕事の正義を全うしようとする主人公は、様々なしがらみと闘うことになります。しがらみと闘いながらも自分の信念を曲げない主人公に心を打たれ、色々と考えさせられる方もいるでしょう。
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池井戸潤の作品には色々なことを考えさせられる
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今回は池井戸潤さんのおすすめの小説を紹介してきました。池井戸潤さんの作品は、企業の内側や社会の闇のようなことを描いた作品が多く、読むことで様々なことを考えさせられる作品が多いと言えます。
また、ストーリーの構成も緻密で続きが気になってしまい、ページをめくる手が止まらなくなってしまうこともあるでしょう。仕事などで悩みを抱えている方は、是非池井戸潤さんの作品を読んで、仕事の活力にしていただければと思います。
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本、映画、ドラマ、ファッション、サッカー、お酒が好きな男性です。みなさんの役に立つ、心に残る記事を書ければと思っています。