【クラシコ・イタリアーノを選ぶ】 秋・冬に備える伊達男の装い
イタリアの伊達男が好むファッションは、それぞれに強い個性を持っていながら不思議と調和しています。中でもクラシコ・イタリアーノと呼ばれるスタイルは、トラディショナルでありながらもアヴァンギャルドなエッセンスの利いた洒落者好みのスタイルです。
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ボルサリーノからエンツォ・ボナフェまで
秋から冬、スーツとロングコートを身に纏うビジネスマン。寒さから身を守るためにハットやグローブ・ブーツなどを着用しますが、アッパークラスの方ならそういったアイテムもこだわり持って選んで欲しいもの。さりげなくお洒落を引き立てる、クラシコ・イタリアーノな品々から高品位な逸品をご紹介します。
ボルサリーノ 「ファーフェルトつば広中折れハット」
ボルサリーノはイタリアのアレッサンドリアに本拠を構える帽子ブランドです。1857年創業の老舗であり創業者ジュゼッペ・ボルサリーノの時代から現代に至るまで、木製型を使った職人技によって帽子を製造しています。1969年に公開された映画「ボルサリーノ」で主演のアラン・ドロンとジャン・ポール・ベルモンドが被っていたことで日本でも有名になりました。
「ファーフェルトつば広中折れハット」はソフト帽やパナマ帽と共にボルサリーノを代表する帽子のスタイル。兎の毛を100%使用しており、柔らかな手触りと肌触りの良さが特徴です。この兎毛にはクオリティスペリアルシリーズと呼ばれる最も上質な毛を用いているため、しなやかで軽く上質な光沢があります。
品名:ボルサリーノ「ファーフェルトつば広中折れハット」
サイズ:59/60/61/62/63(cm)
カラー:ブラック
素材:兎毛100%
参考価格:71,280円
エルメネジルド・ゼニア「カシミヤマフラー」
1910年創業のエルメネジルド・ゼニア。イタリアを代表するファッションブランドの一つであり、現在はミラノに拠点を置いています。80以上の国でエルメネジルド・ゼニアの製品が販売されており、オンラインショップも展開しているのです。1960年代以降はプレタポルテやパターンオーダーも取り扱うようになり、この頃パリとミラノにブランドショップをオープンしています。
「カシミヤマフラー」は貴重なカシミヤを100%使用したマフラー。カシミヤはその希少性と高価格から「繊維の宝石」とも呼ばれており、軽く暖かで肌触りが良く上品な光沢を持っています。トラディショナルなチェック柄にはネイビー×ブルー×レッドのカラーで品よくまとめられおり、伊達男の首元に相応しい逸品です。
品名:エルメネジルド・ゼニア「カシミヤマフラー」
サイズ:200×53(cm)
カラー:ネイビー×ブルー×レッドチェック
素材:カシミヤ100%
参考価格:56,160円
メローラ「インナーラビットファー ディアスキン グローブ」
クラシコ・イタリアーノの老舗メローラ、1870年にナポリで創業し高品質な手袋とネクタイを造り続けています。その製品は映画「ローマの休日」にも採用され、数々のハリウッド映画でも使われてきました。メローラではイタリアの腕利き職人によって、全ての工程を手造りで仕上げているのです。
「インナーラビットファー ディアスキン グローブ」 はインナーに兎の毛を使用し、アウターには鹿革を使った手袋です。この手袋も職人の手業によるものであり、触り心地の良いインナーと抜群のフィット感を持つアウターが組み合わされています。長く使うことでより趣の増す逸品です。
品名:メローラ「インナーラビットファー ディアスキン グローブ」
サイズ:S、M、L
カラー:グリーン、ブラウン、ブラック、レッド、ダークブラウン、イエロー
素材:鹿革、兎毛
参考価格:26,784円
マリア・フランチェスコ「折り畳み傘・バンブー」
1854年創業のマリア・フランチェスコ。イタリアで随一といわれる老舗の傘ブランドであり、ミラノの工房では熟練の職人が一本一本手造りで傘を仕上げています。その工程は70にも及び、エルメスやブリオーニなどハイエンドブランドの傘の生産を請け負ってもいるのです。
「折り畳み傘・バンブー」は、丁寧に熱処理を施してカーブさせた竹製のハンドルが特徴の逸品です。傘の生地には丈夫なポリエステル繊維を使用しており、2段の伸縮機構でコンパクトに収納できます。折りたたみ傘は6角形のタイプが多い中、オーソドックスな8角形を採用した品格ある傘です。
品名:マリア・フランチェスコ「折り畳み傘・バンブー」
サイズ:全長42→65(cm)展開時の直径95(cm)
カラー:ブラック×シルバー
ハンドル:竹
生地:ポリエステル100%
参考価格:34,560円
エンツォ・ボナフェ「ダブルモンクブーツ EB-18」
イタリアはボローニャで1963年に創業したエンツォ・ボナフェ。同じくボローニャに本拠を構えるイタリア靴の名門といわれるテストーニ社、ここで修行を積んだエンツォ・ボナフェが自らの名前を冠したブランドです。その靴造りの姿勢と品質は高く評価されており、ローマ法王ヨハネ・パウロ2世に愛用されイタリア大統領から表彰もされているのです。
「ダブルモンクブーツ EB-18」はアイキャッチとなるダブルモンクストラップを持つブーツ。秋から冬にかけて雪など足元の悪い中活躍してくれるブーツであり、ウェルト製法の一つであるグッドイヤー・ア・マーノ製法で造り出されています。 グッドイヤー・ア・マーノ製法によって造られた靴は最初硬い印象を受けますが、履き込むほどに足に馴染みフィットし耐久性も高いのです。高品質な牛革はアウトソールにも使用しており、通気性や吸湿性にも優れた伊達男の足元に相応しいブーツなのです。
品名:エンツォ・ボナフェ「ダブルモンクブーツ EB-18」
サイズ:24 - 26.5(cm)
カラー:ブラック、バーガンディ、ブラウン
素材:牛革
参考価格:183,600円
冬の寒さも楽しむために選ぶクラシコ・イタリアーノ
新しい傘を手に入れたら雨が待ち遠しくなるように、素敵な手袋やブーツを手に入れたら寒い日が待ち遠しくなるかもしれません。秋・冬のお洒落に選ぶクラシコ・イタリアーノ、いかがでしょうか。
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この記事のライター
信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。