男の一生とは何かを熱く伝える北方謙三の力強い作品4選
北方謙三は三国志を執筆以後大ヒット作品を次々と世に送り出した、非常に高名な作家です。既存のイメージを違和感無く破壊し、一段と時代の熱さを感じさせる筆の強さは、男の一生とは何かを教えてくれます。
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時代を通じて感じる、本物の男
北方謙三は様々な長編ストーリーを執筆していますが、特に脚光を浴びるべきは時代小説です。中国の前漢から三国時代にかけてを描いた作品から、宋の時代の水滸伝など、その時代を生きたであろう英雄たちをより男らしく描いています。
北方三国志と呼ばれる、壮大なストーリー
ファンの間では北方三国志として親しまれている「三国志」は、中国の広大さと、その大地を駆け巡る英雄たちが熱く刻まれた作品です。既存の穏やかな印象を一新した激情家としての劉備、宦官の一族としての悩める天才である曹操の一生を、見事に描いています。
史記の武帝記述を見事に抜き出した、北方武帝記
中国史は、日本では圧倒的に三国志が人気です。
本作品は三国時代の前の著作である、「史記」に挑んだ異色の名作となります。主人公である皇帝の一生を通じて、英雄の光と影をテーマとした読み応えのある作品です。
水滸伝を見事に整合させた、技巧を感じさせる一作
原作である水滸伝の話を見事に整合させて、違和感を感じさせない魅力的な好漢たちに仕上げた作品です。北方謙三オリジナルの解釈は、男らしく熱い話ばかりで、読むものを魅了します。
水滸伝の続編として描く、オリジナル小説
楊令と呼ばれる、北方謙三オリジナルの設定主人公が活躍する、水滸伝の続編です。
宋が倒れて南北に分かれる時代を描いたものですが、その自体に生きたであろう英雄たちを熱く強く描いています。人気も非常に高く、現在も続編である岳飛伝の執筆は留まらない状態です。
ずっしりとした手応えと、胸に残る熱い感情が魅力的
北方謙三の著作は、時代ものが多いですがストーリー自体は人間ドラマに焦点を当てたものが多く、親しみやすく読みやすい点が特徴です。ですが、決して軽い本ではなく読了後には確かな手応えと男の熱さを胸に与えてくれます。
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