世界を代表するUKロックバンドCOLDPLAY

彼らの透き通るような世界観が好きという方も多いのではないでしょうか。
ロンドンで1997年に結成され、2000年代もUKロック界を牽引し、世界中へ羽ばたいていった2000年代で最も活躍したUKロックバンドと言っても過言ではない４ピースバンドです。
今回は”COLDPLAY”の魅力と聞いてほしい名曲をご紹介します。

レディオヘッドを追い越せ

彼らが出始めた頃は、同じUKロック界ではRADIOHEADがナンバーワンだったかもしれません。COLDPLAYは今でこそ世界中で愛される名曲を生み出すバンドとして成功していますが、実際にRADIOHEADの影響を受けていたと言われています。

そのため、RADIOHEADのフォロワーという言われ方もよくされ、まずはRADIOHEADに追いつけということが彼らの課題でした。

<デビューシングル> YELLOW

結成から数年後、2000年に国外デビューを果たした彼らはそのデビュー作で世界中に衝撃を与えます。それが名曲「YELLOW」です。

Coldplay - Yellow

愛の世界を黄色に例えて歌った抒情的な詩と、流れるようなメロディはデビュー作にしてはあまりにも衝撃的で、フォロワーとしてではなく一気に彼らの存在、「COLDPLAYここにあり」を表現したのでした。

慈善活動

COLDPLAYがイギリスはもとより、世界中で愛されているのは、その歌が良いことはもちろんですが、その人間性にも一因があるかもしれません。

４人とも教師の子供として育ったことも影響しているのかもしれませんが、彼らは世界中で知られるようになる前から、つまり先ほどのデビュー作「YELLOW」の頃から、CDの売上の一部を必ず慈善活動への寄付に充てています。

有名になってもその姿勢は変わることなく、今でもフェアトレードや慈善コンサートなどへ積極的に取り組んでいます。

ファンの中でも特に評価の高いアルバム

COLDPLAYがこれまで発売してきたアルバムの中では、世界中で大ヒットした「X＆Y」が有名ですが、COLDPLAYファンの中でのベストなアルバムとしてよく挙がるのが2002年に発表した「静寂の世界」です。

この中でもファンに愛されている曲は「CLOCKS」であると言われています。

Coldplay - Clocks

また、情緒感溢れるメロディーと、逆再生でストーリーを辿っていく意外性のあるMVで有名な「The Scientist」も根強い人気を誇っています。

Coldplay - The Scientist

ちなみに、「静寂の世界」というアルバムタイトルは日本だけに用いられているもので、イギリスで発表されたタイトルは「A Rush of Blood to the Head」（頭に血がのぼる）です。

原題が「頭に血がのぼる」というタイトルなのに、「静寂の世界」というタイトルが日本では選ばれたのは、COLDPLAYの世界観を表すための戦略的なものだったのかもしれません。