有名タイヤメーカーは?エコタイヤはどんなのがあるの?
クルマの重要なファクターにタイヤがあります。タイヤは消耗品としても比較的高価で悩ましい存在でもあります。今回そんなタイヤを作っているタイヤメーカーやエコタイヤについて取り上げてみます。
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タイヤに求められるもの
クルマの重要なファクターになるタイヤ。ドライコンディションでのグリップ性能、ウェットコンディションでの排水性能、もちろん静粛性や乗心地も重要な要素です。そして最近は「転がり抵抗」からくる「低燃費性能」が重要視されています。タイヤを知るにはまずタイヤメーカーからということでどのようなタイヤメーカーがあるのかを再確認しつつ、今回はどのようなエコタイヤがあるかをみていきたいと思います。
世界の3大タイヤメーカー
世界の3大タイヤメーカーはブリヂストン、ミシュラン、グッドイヤーです。
BRIDGESTONE
出典:clicccar.com
BRIDGESTONE(ブリヂストン)は日本のタイヤメーカーです。現在世界シェアトップ。創業1930年。社名は、創業者の石橋正二郎から石(ストーン)橋(ブリッジ)を逆さにして「ブリヂストン」になったそうです。
ECOPIA
そんなブリヂストンのエコタイヤはECOPIAです。「ドライ性能」、「直進安定性」、「静粛性」、「乗心地」の4つの要素を高次元でバランスよく保つことを目指しているそうです。
MICHELIN
出典:kakaku.com
MICHELIN(ミシュラン)はフランスのタイヤメーカーです。創業1863年。世界ではじめてラジアルタイヤを製品化しました。ラジアルとはタイヤの構造のことで、現在の乗用車用タイヤのほとんどはラジアル構造です。2005年にブリヂストンに抜かれるまで世界一のシェアを誇っていました。ミシュランガイドはこのミシュランが発刊したもので、当初自動車旅行者向けに情報を提供するためのものでした。
ENERGY SAVER +
そんなミシュランのエコタイヤは「ENERGY SAVER +」です。「ミシュラン・トータル・パフォーマンス」をスローガンに安全性、快適性、省燃費性能、耐久性にいずれも水準以上かつ調和していることを目指しているそうです。
Goodyear
Goodyear(グッドイヤー)はアメリカのタイヤメーカーです。1898年創業。ブリヂストン、ミシュランと並び世界最大タイヤメーカー3社のうちの1社です。翼の付いた足のロゴマークがトレードマークです。ダンロップの住友ゴム工業と提携していて、「グッドイヤー」「ダンロップ」のブランドは北米・欧州はグッドイヤーが、アジア市場は住友ゴム工業が製造、販売しています。
EfficientGrip ECO EG01
そんなグッドイヤーのエコタイヤは「EfficientGrip ECO EG01」です。低燃費性能、ウエット性能、乗り心地を兼ね備えたモデルで。経済性、安全性、快適性などを求めたスタンダードECOタイヤです。
日本のタイヤメーカー
日本の3大タイヤメーカーは、ブリヂストン、ダンロップ、横浜ゴムになりますが、ブリヂストンは既出ですのでさらに次点の東洋ゴム工業を紹介します。
Dunlop
Dunlop(ダンロップ)はイギリス発祥のタイヤメーカーです。1889年創業。ゴム製品全般を扱うメーカーでしたが、タイヤメーカーとしてのダンロップは1985年に住友ゴム工業に売却され、グッドイヤーの項での説明のとおり、提携して世界展開しています。
ENASAVE
そんなダンロップのエコタイヤは「ENASAVE」です。3つのシリーズがあり、車のカテゴリーやタイヤの素材が違うようです。
Yokohama
Yokohama Rubber(横浜ゴム)は1917年創業、古河グループのタイヤメーカーです。ブランド名「ヨコハマタイヤ」。ドイツのコンチネンタルタイヤの販売代理店にもなっています。ちなみにコンチネンタルタイヤは世界4位のタイヤメーカーでヨーロッパにおけるメーカー純正装着シェアはNO.1です。
BluEarth
出典:atsrally.com
そんな「ヨコハマタイヤ」のエコタイヤは「BruEarth」です。「低燃費タイヤをもっと身近なものにしたい」を合言葉に、「ブレンドポリマー」、「高分散性シリカ」、「オレンジオイル」で低燃費を実現しています。
Toyo Tire
トーヨータイヤは東洋ゴム工業のタイヤブランドです。1904年創業。
PROXES、NANOENERGY、TRANPATH
トーヨータイヤのエコタイヤはクルマのカテゴリーにより違うようですが、PROXES、NANOENERGY、TRANPATHがエコタイヤにあたるようです。
タイヤは一朝一夕には選べない
いかがでしたでしょうか。あらためて世界3大タイヤメーカーと日本3大(+1)タイヤメーカーを振り返ってみました。エコタイヤも紹介しましたが、あえて何がいいとは書きませんでした。というのもエコタイヤも自動車のカテゴリー(セダン、ミニバンなど)やタイヤのサイズで適した特性のタイヤがあるようで、カテゴリー、サイズとよく照らし合わせなければエコとしてマッチングするタイヤは選択できないようです。また耐久性のいいエコタイヤとして考えるとミシュラン以外はどんぐりの背比べのようで、ミシュランが突出して耐久性がいいようです。性能もあまり変わらないという話もあります。エコタイヤが他のハイグリップタイヤなどより燃費も耐久性もいいことは確かなようですので、ハイグリップを求めないのであれば今どきはエコタイヤを選択するのがいいようです。ちなみに今回取り上げていませんが、ミシュラン以外であるとダンロップの「LE MANS」が耐久性もよく、燃費もなかなかいいようです。
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この記事のライター
クルマとともに育ってきました。趣味はクルマ。出かけるのもクルマです。ドライブ、特に温泉が趣味で、おいしいそばを求めて旅に出ることもあります。