やればやるほどのめり込む?愛車カスタマイズの世界
納車したてはなんの不満もない愛車が、半年、一年とたつとなんとなくいじりたくなる。オリジナリティを出してみたくなる。それがクルマというものです。人によって程度はあるものの、何か人と違うことがしてみたいと思いませんか?
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カスタマイズの入り口をのぞいてみましょう。
カスタマイズ。突き詰めていくとどこまでもハマっていくカスタマイズ。そのハマりかたはギャンブルに近いものがあるかもしれません。ノーマルの愛車を何度もながめて、トータル的にまとまりのあるスマートなカスタマイズを目指せば、意外とゴールは近いかもしれません。ただ、そこでまたSTOPできるかが難しいところですが。今回はほんの入り口をご案内したいと思います。また入り口とは言わずにこれだけでもいいですし、この中のひとつだけでももちろんいいはずですが。
ホイール
出典:car-me.jp
一番手軽で簡単にドレスアップできるのがホイールではないでしょうか。社外ホイールに換えただけで雰囲気も一変。インチアップするのが主流です。気を付けなければならないのがサイズです。タイヤの太さもホイールのサイズも変わりますが、タイヤやホイールがフェンダーよりはみ出していると車検に通りません。純正のタイヤの幅、扁平率、リム径、ホイールのリム幅、インセットを調べた上で交換希望の社外ホイール、タイヤのサイズに合うかどうかを調べる必要があります。いずれもwebで探すとわかりますし、純正、社外ホイールのサイズ情報を入力すると具体的にどれくらいタイヤやホイールが外に出るかがわかるサイトもあります。
サスペンション
サスペンションを換える理由は主には車高を落とすことでしょう。これも注意しなければならないのは、車高を落としすぎると車検に通らなくなります。具体的には9㎝です。単純にエクステリアのイメージアップのために車高を落とすだけでなく、減衰力(やわらかい、硬いといった乗り心地)やキャンバー角を調整できるサスペンションもあります。またそれを車内で調整できるエレクトリックパーツもあるので、その時の状況や気分しだいで車の減衰力を調整できたり、車速によって減衰力を自動で調整することもできます。
マフラー
マフラーは基本的には音です。ただうるさいのではなく、音質のいいマフラーに換えると気分はレーシングマシン。気持ちも昂ります。ただたいてい口径の大きいマフラーを装着することになり、車の動力系のバランスが崩れトルクが細くなってしまったりすることもあります。どういうことかというと街中の信号待ちから発進時に走り出すパワー感が細くなってしまったり、アクセルワークがシビアになってしまって走りづらくなったりすることもあるのです。本当は排気系から吸気系、そして燃料を含めたトータルの制御をするコンピューターを換えたり、調節したりして出力を上げるわけですが、マフラーだけ換えたりすると排気だけが大きくなってバランスを崩しそういうことになってしまうのです。きちんとそこまでやらないのであれば最近はなかなか見栄えのいいマフラーカッターもありますので、見た目だけ換えたほうがいいでしょう。もちろんそういうリスクがあっても音にこだわりたければマフラーを換えるのもいいかとは思います。ちなみに交換するときはきちんと車検対応のものにしましょう。
ステアリング
最近はステアリングを換える人も少ないでしょう。なぜならエアバッグが普通になったからです。社外でエアバック付きのステアリングというのは聞いたことがありません。しかしこだわれば、純正のステアリングは残念です。エアバッグのおかげでステアリングのセンター部はかなり大きなものになっていて、必ずと言っていいほどメーカーのエンブレムが入っています。純正オプションでは「MOMO」などでエアバッグ付きのものもあるのでそれもいいかもしれませんが、こだわりたければエアバッグのついていない社外のステアリングをつけたいものです。ステアリングを交換するにはボスというパーツを使うのですが、最近のボスにはエアバッグをはずしてもメーター内で警告灯がつかないように対応するパーツがついています。もちろん事故が起きたときにはエアバッグはないので危険度は増すことは理解しておく必要があります。ちなみにエアバッグがついていなくても最近はほとんどのステアリングは車検にとおります。
シート
シートはとくにスポーツ志向でなくても換えて悪いパーツではありません。とくに腰痛もちの人は一流メーカーの良質のシートに換えることにより、格段に乗り心地は変わり苦痛を和らげてくれます。乗るときに多少気を使いますが、サイドサポート付きのシートであれば本当に楽にドライビングを楽しめます。見た目もずいぶんと変わります。気を付けなければならない点はシートレールが保安基準に適合したものにすべきということです。もし可能ならばメーカーが出しているそのメーカー純正のシートレールとすべきでしょう。
まとまり感が上品なカスタマイズへと導く
いかがでしたでしょうか。今回はごく基本的なカスタマイズパーツを紹介してみました。いろいろとやってみたいと思うのは私もそうなので否定しませんし、一度やってみるといいとは思いますが、結局つけてから後悔してはずしていくということもよくあることです。トータル的にまとまりのあるカスタマイズをするとゴテゴテ感や下品なカスタマイズにならないと思います。一点豪華主義もまたいいかもしれません。
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この記事のライター
クルマとともに育ってきました。趣味はクルマ。出かけるのもクルマです。ドライブ、特に温泉が趣味で、おいしいそばを求めて旅に出ることもあります。