大型バイク人気おすすめ15選
ライダーにとって憧れともいえる大型バイク。大排気量によるハイパワーや堂々としたスタイルが魅力的で、走行性能を追求したスーパースポーツやロングライドが楽しめるツアラーなど様々なタイプがあります。この記事では大型バイクのタイプや選び方について解説してから、おすすめするモデルをご紹介しましょう。
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アイキャッチ画像出典:www.yamaha-motor.co.jp
大型バイクで思いのままのライディング
ライダーにとっての憧れでもあり、大型自動二輪免許を取得しなければ運転することができない大型バイク。大排気量によるハイパワーや堂々としたスタイルが魅力的、アメリカの大地を颯爽と走るツアラーやレーサーレプリカのスーパースポーツなどタイプも多彩です。
この記事ではまず大型バイクのメリット&デメリットやタイプなどについて解説、そしておすすめする15モデルをご紹介しましょう。
大型バイクとは
大型バイク:大型自動二輪車とは道路交通法において「排気量400cc以上、若しくは定格出力20kw以上の原動機を搭載する二輪の自動車(大型特殊自動車・小型特殊自動車除く)」と定義されています。運転するためには大型自動二輪車免許が必要で、高速自動車国道法で自動車と扱われるため高速道路の走行が可能。またビッグスクーターなどATバイクのみを運転する方のために大型自動二輪車のAT限定免許もあります。
大型バイクのメリット&デメリット
大排気量による圧倒的なパワーがあり、ツアラーやアメリカンなどであれば車体サイズもかなり大きく存在感があります。走り出せば安定感が高くパワー&トルクに優れるため高速道路の走行や追い越しなどで余裕の加速性能を見せることも魅力。高品質なパーツや最新のテクノロジーが投入されていることもポイントです。
デメリットは税金・車検・維持費などランニングコストが高く、車両価格も高価なことが挙げられます。大型バイクは車検が義務付けられているため定期的な整備と検査が必要です。そして新車届出時と車検時に自動車重量税を、毎年5月には自動車税を納付し、自賠責保険へ加入する必要があります。またモデルによってはかなり車両重量が重くなるため取り回しにくく、倒したときに起こせることなども重要になるでしょう。
大型バイクのタイプ
大型バイクの主なタイプをご紹介します。
スーパースポーツ
ワインディングからサーキットまでオンロードでの走行性能を追求したのがスーパースポーツ。レーサーレプリカとも呼ばれるタイプで高性能モデルが揃っています。
ツアラー
大きな車体に大排気量エンジンを搭載しロングツーリングをするために造られたツアラー。ガソリンタンクやトランクスペースも大容量で旅ができるバイクです。
アメリカン
ハーレーダビッドソンやインディアンなどアメリカ製バイクの代名詞でもあるアメリカン。ゆったりとした乗車姿勢でクルージングを楽しむことができるためクルーザーとも呼ばれており、クラシカルなスタイルのモデルが揃っています。
ネイキッド
カウルを装備しないためエンジンなどメカニカルパーツがむき出しになるのがネイキッド。バイクの基本的なスタイルといわれており、スタンダードやロードスターとも呼ばれます。
アドベンチャー
ロングストロークのサスペンションを備えオフロードでの走破性を高めたアドベンチャー。様々な道を走るその走行性能からマルチパーパスとも呼ばれており、ラリーレイドを走るマシンをイメージして造られています。
スクーター
オートマチックトランスミッション:ATやユニットスイングなどを搭載し、ステップフロアに足を着けて乗車するスクーター。大排気量モデルはビッグスクーターと呼ばれており、走行性能向上のためユニットスイングを用いないモデルもあります。
大型バイクの選び方
大型バイクはタイプによって走行性能やスタイルが異なりますので、目的や用途にあわせて選びます。
◇ワインディングやサーキットといったオンロードでスポーティなライディングを楽しみたい方には、スーパ―スポーツやネイキッドがおすすめ。
◇宿泊を伴う長距離のツーリングやタンデムでゆったりとライディングをしたい方には、ツアラーやアメリカンがおすすめ。
◇オンロードはもちろん自然の中やオフロードを走ったり、キャンプなどアウトドアイベントと組み合わせたい方にはアドベンチャーがおすすめ。
◇扱いやすいATでゆったりと走りたい方にはスクーターがおすすめ、収納スペースが多いため買い物などにも便利です。
◇多少目的と違っても好みのスタイルやカラーリングで選ぶこともポイント、足つきや倒したときに起こせるなど体格・体力にあっていることも重要です。
おすすめする大型バイク
国内の主要メーカーがラインナップする大型バイク、【~750cc】と【751cc~】の排気量別に計15モデルをご紹介しましょう。
【~750cc】
まずは、750ccまでの大型バイクのおすすめを7モデルご紹介します。
1. カワサキ「Ninja 650」
シリーズに共通するスポーティなシルエットで、軽量・高剛性なフレーム&スイングアームを採用するカワサキ「Ninja 650」。力強いトルクを生み出すエンジンは扱いやすいエンジン特性ながら爽快な加速を実現、アシスト&スリッパークラッチの搭載によって操作性も向上しています。
ディスプレイには新型の4.3incフルデジタルTFTカラー液晶を採用し、Bluetoothでスマートフォンと接続できる機能も搭載しました。
【スペック】
タイプ :スーパースポーツ
グレード:Ninja 650
エンジン:649cc 68PS 6.4kgf/m
変速機 :6段リターン
ABS :標準装備
ETC :2.0標準装備
重量 :194kg
価格 :880,000円~
2. ホンダ「CBR650R」
小型・軽量化されたカウルをまとうアグレッシブかつ軽快感のあるシルエットで、マン・マシンの一体感を追求したホンダ「CBR650R」。しなやかなツインチューブフレームにフラットなトルク特性&ハイレスポンスな4気筒エンジンを搭載、アシストスリッパークラッチが操作性を向上させ、新設計のマフラーが胸のすくエクゾーストを奏でます。
リアタイヤの駆動力を制御するHondaセレクタブルトルクコントロールによって、安定感のある走りを実現。独自の盗難抑止機構H・I・S・S※も装備しました。
【スペック】
タイプ :スーパースポーツ
エンジン:648cc 95PS 6.5kgf/m
変速機 :6段リターン
ABS :標準装備
ETC :オプション
重量 :207kg
価格 :1,056,000円~
※H・I・S・S:Honda Ignition Security System
3. カワサキ「Z650」
Sugomiデザインと優れたパフォーマンスをハイレベルに融合したカワサキ「Z650」。軽量化されたトレリスフレームとスイングアームを採用し常用域での扱いやすさを重視したパラレルツインエンジンを搭載、エンジン下にマウントされたショートマフラーがマスの集中化に貢献します。
背景色を選択できる液晶スクリーンは4.3incのフルデジタルTFTカラー液晶で、Bluetoothを内蔵することによってスマートフォンとの接続が可能になりました。
【スペック】
タイプ :ネイキッド
エンジン:649cc 68PS 6.4kgf/m
変速機 :6段リターン
ABS :標準装備
ETC :2.0標準装備
重量 :189kg
価格 :847,000円~
4. ヤマハ「MT-07」
MTシリーズのDNAを継承し、コンパクト&アジリティでソリッド感のあるスタイリングのヤマハ「MT-07」。クロスプレーン・コンセプトで開発された扱いやすくトルク感に優れたエンジンを搭載、スポーティにチューニングされたサスペンションや大径ブレーキがリニアなライディングを実現します。
インフォメーションは視認性の高いフル液晶マルチファンクションメーターで、前後長&着座面積を最適化することで快適性を高めたシートも備えストリートを駆け抜けます。
【スペック】
タイプ :ネイキッド
エンジン:688cc 73PS 6.9kgf/m
変速機 :6段リターン
ABS :標準装備
ETC :オプション
重量 :183kg
価格 :792,000円~
5. スズキ「GSX-S750 ABS」
エルゴノミクスなデザインで、エモーショナルな走りを感じさせるシルエットのスズキ「GSX-S750 ABS」。GSX-R750直系のエンジンをベースにストリートでのパフォーマンスを高めるチューニングを施した攻撃的なパワーユニットを搭載、3モードのTSC※を搭載することで溢れるパワーを効率よく路面に伝達します。
インストルメントパネルにはフルLCDを採用し的確なインフォメーションを表示、ブラックアルマイト仕上げのハンドルバーや各レバーが高級感を高めています。
【スペック】
タイプ :ネイキッド
エンジン:749cc 112PS 8.2kgf/m
変速機 :6段リターン
ABS :標準装備
重量 :212kg
価格 :987,800円~
※TSC:トラクションコントロールシステム
6. スズキ「Vストローム650 ABS」
ソリッド&スマートをコンセプトに、スズキ初のアドベンチャーDR-BIGのDNAを継承する「Vストローム650 ABS」。アドベンチャーバイクに相応しい特性を持つVツインエンジンを搭載、先進のTSC※を備えパワーを効率よく路面に伝えます。
スマートなデザインのフューエルタンクは20Lの容量を確保しておりロングツーリングでも安心、足つきと快適性を両立したシートを備えます。
【スペック】
タイプ :アドベンチャー
グレード:Vストローム650 ABS
エンジン:645cc 69PS 6.2kgf/m
変速機 :6段リターン
ABS :標準装備
重量 :215kg
価格 :924,000円~
※TSC:トラクションコントロールシステム
7. ヤマハ「TMAX560」
鋭いダブルエッジのラインを受け継ぎながらより洗練されたMAXスタイルとなったヤマハ「TMAX560」。スープアップされたエンジンは扱いやすさを維持しながらリニアなトルク特性を実現しフレームにリジットマウント、最適化されたサスペンションによってスポーティなハンドリングを手に入れています。
おすすめグレードは「TMAX560 TECH MAX ABS」で、クルーズコントロールやシートヒーターをはじめ電動調整式ウインドスクリーンなど快適かつ豪華な装備が魅力、AT限定免許で運転できます。
【スペック】
タイプ :スクーター
グレード:TMAX560 TECH MAX ABS
エンジン:561cc 48PS 5.7kgf/m
変速機 :AT
ABS :標準装備
ETC :オプション
重量 :218kg
価格 :1,419,000円~
【751cc~】
ここからは751cc以上の大型バイクのおすすめを8モデルご紹介します。
8. カワサキ「Ninja ZX-10R KRT EDITION」
スーパーバイク世界選手権5連覇の栄冠に輝くワークスマシンをイメージしたカワサキ「Ninja ZX-10R KRT EDITION」。圧倒的なパワーと扱いやすさを両立することでライダーがスロットルを開けやすいエンジン特性を実現、安定性と快適性を併せ持つサスペンションが高いトラクションを確保しています。
クイックシフターを装備することでスムーズなシフト操作によるリニアな加減速を実現、TSC※や電子制御ステアリングダンパーなど先進のエレクトロニクスで武装します。
【スペック】
タイプ :スーパースポーツ
グレード:Ninja ZX-10R KRT EDITION
エンジン:998cc 203PS 11.6kgf/m
変速機 :6段リターン
ABS :標準装備
重量 :206kg
価格 :2,101,000円~
※TSC:トラクションコントロールシステム
9. ヤマハ「YZF-R1」
ロードレースの最高峰であるMotoGPマシンのYZR-M1からデザインスピリッツを継承するヤマハ「YZF-R1」。安定感のあるアルミ製デルタボックスフレームとリアアームを組み合わせ、ここにライダーのアクションに対してリニアに応答するコントローラブル&ハイパワーなクロスプレーンエンジンを搭載します。
ナチュラルなスロットル操作を可能にしたヤマハ電子制御スロットルを採用、新たな制御システムによって扱いやすいブレーキング特性も獲得しました。
【スペック】
タイプ :スーパースポーツ
グレード:YZF-R1 ABS
エンジン:997cc 200PS 11.5kgf/m
変速機 :6段リターン
ABS :標準装備
重量 :201kg
価格 :2,365,000円~
10. スズキ「GSX-R1000R ABS」
MotoGPに参戦するGSX-RRの開発経験と先進のテクノロジーを融合して造り出されたスズキ「GSX-R1000R ABS」。ブロードパワーシステムによって全域で強力な加速性能を発揮するエンジンを搭載、3軸6方向の動きを検知するIMU※が車両を制御、好みのセッティングを選べるモーショントラックTCS※が的確に路面を捉えます。
レース技術をフィードバックしたショーワ製サスペンションは路面追従性に優れており、双方向クイックシフトシステムによってスムーズなシフト操作も実現しました。
【スペック】
タイプ :スーパースポーツ
エンジン:999cc 197PS 11.9kgf/m
変速機 :6段リターン
ABS :標準装備
重量 :203kg
価格 :2,156,000円~
※IMU:Inertial Measurement Unit(慣性計測ユニット)
※TCS:トラクションコントロールシステム
11. ホンダ「Gold Wing」
風格あるエクステリアが威風堂々とした走りを演出し、無二の存在感を示すホンダ「Gold Wing」。重厚でパルス感のある水平対向6気筒エンジンは余裕のトルクと滑らかな加速フィールを実現、操作感の手応えを感じさせるマフラーからは重厚なエクゾーストノートが響きます。
おすすめは微速前後進機能とリバース機構を組み入れた第3世代DCTを搭載する「Gold Wing Dual Clutch Transmission」で、シームレスかつスムーズな変速はゆったりとしたロングクルージングに寄与、AT限定免許で運転できます。
【スペック】
タイプ :ツアラー
グレード:Gold Wing Dual Clutch Transmission
エンジン:1833cc 126PS 17.3kgf/m
変速機 :DCT
ABS :標準装備
ETC :2.0標準装備
重量 :364kg
価格 :2,948,000円~
12. カワサキ「Z900RS」
随所に名車Z1からインスピレーションされた意匠を盛り込み、クラシカルな雰囲気を醸し出すのがカワサキ「Z900RS」。低中速域でのパワー&トルク感に優れた扱いやすい特性のエンジンを搭載し、美しく仕上げられたステンレス製のエキゾーストは低く厚いサウンドを奏でます。
TSC※が安定した挙動をサポートしアシスト&スリッパークラッチによる軽い操作感も実現、専用開発されたキャストホイールにダンロップ製GPR-300を組み合わせます。
【スペック】
タイプ :ネイキッド
グレード:Z900RS
エンジン:948cc 111PS 10.0kgf/m
変速機 :6段リターン
ABS :標準装備
ETC :2.0標準装備
重量 :215kg
価格 :1,353,000円~
※TSC:トラクションコントロールシステム
13. ホンダ「CB1300 SUPER FOUR」
ホンダのPROJECT BIG-1コンセプトを継承するCBシリーズのフラッグシップモデルが「CB1300 SUPER FOUR」。しなやかで高剛性なダブルクレードルフレームにPGM-FIを採用したインラインフォアエンジンを搭載し、全域でリニアかつスムーズな出力特性を発揮、アシストスリッパークラッチがクラッチ操作の負荷を低減します。
4-2-1集合管のエキゾーストが奏でるのは官能的かつ重厚なサウンド、ワイルド&セクシーなスタイルと走りを体感できる1台です。
【スペック】
タイプ :ネイキッド
グレード:CB1300 SUPER FOUR
エンジン:1284cc 110PS 12.0kgf/m
変速機 :6段リターン
ABS :標準装備
ETC :2.0標準装備
重量 :268kg
価格 :1,511,400円~
14. スズキ「KATANA」
研ぎ澄まされた日本刀の鋭い切れ味を想起させる前衛的なデザインのスズキ「KATANA」。GSX-R1000のエンジンをベースとしてストリート用チューニングを実施し、先進のTCS※を搭載することでパワーを効率よく路面に伝達、様々な走行シーンで快適なハンドリング性能を発揮します。
高揚感のある吸気・排気音が五感を刺激し爽快な加速を演出、ストリートバイクの伝説を"鍛造"する1台です。
【スペック】
タイプ :ネイキッド
エンジン:998cc 148PS 10.9kgf/m
変速機 :6段リターン
ABS :標準装備
重量 :215kg
価格 :1,540,000円~
※TCS:トラクションコントロールシステム
15. ホンダ「CRF1100L Africa Twin」
"どこへでも行ける"をコンセプトにオフロード性能を高めたホンダ「CRF1100L Africa Twin」。軽量化と燃焼効率を追求したPGM-FI仕様の直列2気筒エンジンを搭載、様々な使用条件をハイレベルにバランスさせたフレームとサスペンションを採用し、オフロードの高い走破性とロングツーリングの快適さを両立しています。
6.5incのタッチパネル液晶メーターは視認性が高くBluetoothでスマートフォンとの連携も可能。より遠くに行ける24Lのビックタンク仕様や、AT限定で運転できるDCT仕様も用意しました。
【スペック】
タイプ :アドベンチャー
グレード:CRF1100L Africa Twin
エンジン:1082cc 102PS 10.2kgf/m
変速機 :6段リターン
ABS :標準装備
ETC :2.0標準装備
重量 :226kg
価格 :1,617,000円~
憧れのビッグバイクで走る
スーパースポーツからアドベンチャーまで、それぞれに個性的なライディングが楽しめる大型バイク。憧れのビッグバイクを手に入れて思いのままに走ってみませんか。
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信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。